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世論(2010年08月21日)

かたる君は政策批判をよくします。理由は株価が上がる為には世の中がよくならなくてはなりません。株は商品ですから需要と供給の関係で株価が決まります。デフレの社会と言うのは基本的に物の価格が下がる現象です。逆にインフレは物の価格が上がります。インフレとデフレのコントロールは簡単なのです。基本的に日銀券の発行が少ないからデフレになり日銀券の発行が多ければインフレになります。長い時間、デフレ社会が続くということは日銀が職務を全うしてないのですね。昨今の円高もそうです。基本的にドルやユーロに比べ円の発行が少ないから円高になります。

まぁ、本日のテーマは「政策」だから、この話しは別の機会にしましょう。政策の転換は強い意志が必要になります。フラフラしている指導者では何も進みません。現状を打破するには強い指導者が必要になります。自民党から民主党に変わり、鳩山政権は普天間移転の問題などで躓き辞任しました。むしろ辞任に追い込まれたという指摘が正しいのでしょう。何故、このようにコロコロと指導者が変わるのでしょう。一つは世論ですね。今日はその世論に付いて考えて見ます。

もう直ぐ、民主党の代表戦が開かれます。
昨今の話題は菅さんの対立候補として小沢さんが選挙に立候補するかどうか? 私は小沢さんがある意味で好きです。理由は筋を通すからです。金の問題は誰にでもあるでしょう。こんな小さな話しはどうでも良いのです。しかし世論は納得せずに地検が不起訴にしても蒸し返しました。世論とは何でしょう? 結局はマスコミの論調ですね。日本人は戦後、自立意識が育たないようなシステムの中で教育されてきました。所謂、ロボット教育です。画一化された教育方針が文部科学省から指導され、そのマニアルによって沿って教育されています。だから他人と違う行動を採ると批判されますね。こんな国は日本だけじゃないのでしょうか?…。

つまり誘導しやすい国民なのです。熱しやすく冷めやすい国民性ですね。暴徒にするにも簡単に誘導できます。マスコミの情報を操作すれば良いのです。先頃、産経新聞が日銀の臨時政策会議開催と報道したそうです。何故、産経新聞は誤報を流したのでしょう? おそらく記者が官僚に借りがあり意図的に書いたか…、それとも官僚が意図的に産経新聞を操ったかのどちらかでしょう。何故、そんな必要性があったのか? 政府内には色んな勢力があり日銀を動かしたいのでしょう。その為に意図的に日銀総裁の行動を後押しする記事ではないかと推測しています。

例えば先日の相撲界の武蔵川理事長の辞任騒動は、文部科学省が儲かっている団体を支配下に置きたいから、意図的に外部の理事長を就任させようと画策したのでしょう。だからあの日、辞任しなかったのでしょう。しかし圧力は変わりません。税制の免除などの権力を握っている役人は、水面下で再び圧力を掛け、辞任に追い込みました。しかし相撲界は最後の抵抗を試みて、仲間から再び理事長を選任しましたが、おそらく裏取引があり、また何れ問題が起こるのだろうと推測しています。今度、問題が起これば確実に外部からの人間の投入になるでしょう。

このように意図的に情報をリーク(洩らす)するのでしょうね。
所謂、情報操作と言うやつです。世論はそのようにして作られるのでしょう。さて冒頭の民主党の代表戦に絡み小沢さんの立候補はあるかどうか? 小沢さんは、きっとマスコミの論調とは違い、実態は日本を愛している人でしょう。何故なら、あれほど議員仲間から人気があります。お金を作るのも上手いし、人を動かすことも出来る。実に政治家らしい政治家です。しかし何故か…漏れない筈のお金の話が、世間に漏れ検察が動いたのでしょう。そうしてマスコミは何故、あれほど小沢氏のことを悪者として扱うのでしょう。

私はアメリカ側の勢力が、日本に圧力を掛けているのだろうと考えています。日米安保条約も含め日本国憲法を改正し、自立国家を目指さないから、こんな体たらくの国家のあり方を続けているのです。今回の普天間移転問題も本来、米軍基地の完全なグァム移転を目指すなら、米軍の傘を否定し、自国軍隊の増強問題が話題になると考えるのが筋でしょう。北朝鮮の脅威を煽るマスコミ、自衛隊では国を守れませんから、徴兵制度を含めた問題提起するのが本来のマスコミのあり方ですが、問題をそこまで発展させませんでした。実に巧妙に日本は情報操作されています。

今回の小沢氏の完全不起訴の発表は民主党の代表選の後だと言われています。つまり代表として立候補すれば起訴して小沢氏を叩くというアメリカの意思表示なのでしょう。水面下で、きっと、このようなやりとりがあるのでしょう。小沢氏は米国も大切だけれど、中国寄りに外交政策を切ろうとしています。たぶん…。先日も代表団を引き連れ訪中していましたね。この動きをアメリカが嫌ったのでしょう。昔、田中角栄が潰されましたが、あれもアメリカ発でした。つまりマスコミは書きませんが、米国が自国の利益のために情報操作を日本で行っているのです。その手先が大勢、役人の中にいます。

キャリア官僚の事務次官は、殆んどがアメリカ組みでしょう。若い時に研修の名目で、それぞれの国に派遣されます。例えば外務省の事務次官の登竜門は北米課長でしょうね。株を考えると、何故あの時に…プラザ合意を受け入れたのか? 当時、大蔵大臣の竹下登は後に総理になり、操られていました。今の中国を見てください。実に巧妙に為替管理を実施し、外貨準備高も各国に分散し、世界の市場主義の仕組みを利用していますね。巧妙ですよ。背景は軍事力があるから、アメリカに対抗できるのです。

米国は天安門事件、最近ではグーグル問題などで中国の世論をコントロールしようと水面下で動いていますが、思うように事が運んでいませんね。そうこうしている間に、GMは中国で売れています。もし中国でこければ、再上場も出来ません。何故、GMだけがあれほど中国で車が売れるのでしょう。中国のコントロールの勝利でしょうね。オバマ政権も強い態度に出れないのは、この辺りも関係しているのでしょう。

「リーク」と言う情報提示で、マスコミはスクープを獲ようとします。公安や警察など多くの情報を役人が握っています。株屋の世界も同じですね。これは実話などで…株価を動かす為に日経新聞を利用します。意図的にある目的で情報を書かせます。何気ない会話を利用し日経新聞に取材させれば、必ず記事になります。日経の記者が出向けば、大概、経営者トップにも面会できます。僕らに大先輩は日経のお偉いさんと良く飲んでいました。電話で「こんな話があるけれど…本当なのかな?」と電話をかけます。当然、日経は裏を取るために取材しますね。この取材が後で記事になって載ります。

まぁ、きっと様々な情報は、このようにして作られるのでしょう。世論をどのように誘導するか? 清貧思想の繁栄はマスコミですね。意図的に煽るわけです。「振り込み詐欺」は日本の姿を好く捉えています。だまされるお年寄り。日本人はみんな性善論者です。私もそうです。運命として受け入れます。それを利用する悪い奴らが居ます。その少数の悪い奴らを取り締まる為に、過度の規制が引かれます。建築基準改正法などもそうですね。姉歯と言う悪い設計士のおかげで、多くの建設会社が倒産しました。そうして多くの人が失業しましたね。金融商品取引法や個人情報保護法案などの規制により株価が下げ続け、営業活動が出来なくなりました。

下がり続ける株価だから、仕方なし日本人は日本株を見捨てて中国株、インド株など新興株式を証券マンが薦めるようになっています。普通はサラ金規制のように強化されれば、業者はバタバタ倒産します。当然、闇金融が栄え、これからその被害が広がるでしょう。大手企業の株価もひどいものです。19300円もしていた優良企業の武富士は、株価が200円台に落ち込み倒産寸前です。多くの社員が解雇され多くの人が破綻に追い込まれます。確かに悪徳でしたね。低金利で暴利を貪っていました。しかしここまで清貧思想を続ける必要があるのでしょうか?

マスコミにも昔、正義感を振り翳す人が居ました。
毎日新聞の西山さんをテーマに山崎豊子は「運命の人」を書きました。書いてはならない記事を書いたために、その後の一生を悲哀のなかで生きたのでしょう。でも彼には、心がありました。その結果、家庭生活は崩壊しましたね。このような人が、日本に居なくなりましたね。サムライが居なくなり、イエスマンばかりの世の中です。こんな事で理想国家が作れるのかな?

長くなりました…。小沢さんが立候補しても当選するかどうかも分かりません。しかしそろそろ日本人は情報のあり方を、真剣に考える時が来ているのでしょう。マスコミに誘導されず、自分の考えを持つべきでしょう。