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グローバルな考え方…(2010年09月25日)

NY市場はポジティブですね。一方、日本市場はネガティブな評価です。どうしてここまで落とすのでしょう。メディアの恣意的な報道姿勢が世の中を暗くしていますが、人気取りの報道姿勢が続き、どうも真実が歪められているような気がします。メディアと言うものは「もっとも絵になる部分を探し出してクローズアップさせた評価」なのです。その極端な意見や主張を取り上げるから、国民は誤った感情に誘導されます。自分自身で判断する能力がないと騙されるのです。戦前の朝日新聞を読めば、分かるのでしょう。

尖閣湾の報道も日本側に偏った内容でしょう。
考えてみると微妙な問題で、中国は空母を作り外湾へ出ています。当然、米国は快く思っていませんね。漁船逮捕も米国の差し金かもしれません。当然、米国へ連絡はいっています。中国側の反応は意外だったのでしょうか? いや…米国が中国でも扇動しているかも知れません。クリントンが「尖閣湾の問題は日米同盟の問題」と表明し、日本人の意識を「同盟の大切さ」に結び付けさせ結果を得ましたが、日本は得をしましたかね? これが菅政権を選択した結果でしょう。

株式相場はこのように売りの立場と買いの立場で物事を判断します。
残念ながら日本はこの教育がされていません。画一化教育を受けた僕らの心は歪んでいますね。一方的な評価しか出来ないような人間が日本人でしょう。僕がいい例です。株は買うものだと思っています。ずっと…。馬鹿の一つ覚えで日本の政策は正しいと信じその路線を走ってきました。現実は裏切られ続け20年が経過しました。でも株式市場のシステムは未だに右肩上がりのシステムですよ。インターネットの世界では、信用取引も直ぐに開設でき空売りも出来ますが、一般の対面営業の世界では信用取引は稀な存在です。おそらく10%程度でしょうね。歪んだシステムは残っています。検査体制もそうなのですよ。

SECの検査官が先日、話していました。ドイツ系の証券会社の検査の話で「この書類を訳してくれ」と言ったら、出てきた書類は英語だったそうです。馬鹿にして…と怒っていましたね。まぁ、日本だから当然、日本語で出てくると思っていたようです。この逸話は実に興味深いものでグローバル時代の現象を突きつけられています。2012年に国際会計基準が統一され会計法が一本化されます。世界が変わることでしょう。残念ながら日本基準はローカルな考え方のでしょう。年金債務問題は常に問題化されます。大企業は従業員が多いですから大変です。GMの破綻もある意味でその処理が破綻の原因のひとつでしょう。我々日本人は報道に対し無防備すぎます。与えられた情報をどのように解釈するか?

さて株式の二番底懸念は時間の経過と共に払拭され始めています。NY市場の株価をみて下さい。ドイツの株価を見てください。日本が固有の問題で苦しんでいるのですね。社会の規制への不満は独自基準を守ろうとする役人様の抵抗でしょう。強制的に排除すれば良いのです。末端の営業まで社会問題にもなってないのに、役人様が指図できるほど、人が溢れているのが役人様の社会ですね。だから強制的に毎年1割ずつ人員を減らせば、当然、サービスも怠りがちになりますが、生産性の低い検査に人を割く余裕がなくなります。若者の給料が20万円なのに、それ以上もらって遊んでいる人が少なすぎると言いJALを倒産させたのです。これも年金問題が絡んでいます。増えますよ。これから…。

株式教室だから…株式の話題を書かねばなりません。
それでは世界的な公正な評価とは…投下資本に対するリターンですね。つまり自己資本利益率(ROE)が高い会社が良い会社だと言うのです。調べてみました。米国の平均的な姿を…時価総額順に検索をしてあります。ついでに日本株も…。一般的には米国は15%ほどで、日本は今期予想を前提に先日検索したら日経225種で6.8%でした。2倍のロスが生まれています。(米国株はSR500種、日本は日経225で時価総額順です。)

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