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仮説を信じて行動を…(2010年11月20日)

多くの投資家は銘柄情報を求めますがそんなものは決まっていることで、大切なのは時代の流れをどう読むかと言う大きな流れの考え方ですね。先日IRNETのページビューがどのくらいあるのか調べたら、ベンチャーリンクなど大きく外れ続けている割に読まれている方が多いのだな…と思いました。更に海外からアクセスされ読まれている方も居られるのですね。インターネット時代だな。まぁ、長い時間やっているからでしょう。

基本的に景気循環と企業業績の関係は決まっています。
本来、小泉内閣の時に靖国参拝などせずに、中国と程よい関係を築いていれば、日本の建設会社の大相場があっても不思議はなかったのです。今もまだアジアインフラで可能性は残っています。先日、日本の高速道路会社が海外に道路網を築くアイディアが出ていましたね。最近では水のビジネスもそうです。環境などの関連ビジネスの世界では、日本は優位に立っておりアジアのインフラ政策に役立ちます。

なにも液晶やEVなどの車の分野だけでなく、社会基盤作りの技術力は世界でも指折りで日本の銀行は貸出先を探してお金が余っていますから、アイディアや政策支援があれば、再び前向きな社会を構築できます。法務大臣の発言をめぐり無駄な時間を使っているよりもっと有意義な使い方をすればいいのに…悲しい現実は続きますね。

光の道構想も同じです。会社の分離は消えたようですがソフトバンクの孫さんが出来るといっているのですから、基本的に彼の考えが正しくのでしょう。一度やらせて見れば良いのです。それをやる前からゴタゴタと…。仕分け作業も同じで、看板を変えて予算を請求するなど…復活を求めている風潮があるようで…これは犯罪だと思いますが、これからメディアの論調はどう変化するのでしょう。

日本は過渡期で、もう少しで変化できるのだろうと思っています。どっち道、社会保障費は年々増え続け最後の行く末は決まっています。何度も時間がないとIRNETでは述べていますが…早く新しい体制にして頑張る人、努力する人が報われる社会構成に変えないとなりませんね。株屋の世界を内部から変えようと努力はしてみたが…実力が足りず…社会批判に終始するようじゃいけません。株屋を辞めてみて…自分自身の考え方が変化するかどうか…。これからの内容を見ればわかるでしょう。

日本はプラザ合意から「仕組みの社会」からの脱出に失敗し、依然、混沌としています。仕分け作業の経過を見ても分かるように、時代の変化を感じている人と、居ない人の争いが起こっているのでしょう。株価はある意味で正直ですね。正しい政策を選択すれば株価は上がり、間違っていれば下がり続けます。皆さんも相場を考える時は仮説をたてて行動すると良いですね。未来かたる(語る)ですが、先のことは誰にも分かりません。
いつもかたるは理想論で行動してきました。こうあるべき論です。正しい政策を信じ、その方向性の実現に賭け行動します。しかし実際の政策の選択は違うことが良くありますね。故に政策批判になりましたが…政策が間違っているなら、その政策に逆らうことなく行動すれば利益を得られるはずです。株屋としては恥ずかしい行為かもしれないが、投資家なら見方が大きく変わるかもしれません。まぁ、かたる君の人生も実験です。

米国ではQE2と言う実験を、仮説の下で実行しています。批判も多いですね。バーナンキの支持論はあまり見たことがないのです。でも僕は正しいと思っています。日本人だから…僕の仮説はドルがワールドマネーだから…この流動性増加は日本を救う政策だという仮説ですね。何故なら新興国のインフレ率が高まり、GDPの価格差が縮まります。既にニトリやユニクロでかなり縮まっているので、今回の流動性供給が最後の峠になると考えています。だから上海のGDP水準が問題なのです。同じ土壌なら中国人に負けるわけがない。いくら資質が下がったといっても、やはり日本人は優秀だと思っています。

先日の小沢対菅の争いも、時代観の相違の対立のようにも思えます。まだ残念ながら旧体制派の勢力が上ですが時間の経過でやがて変わります。幕末から明治維新のような感覚ですね。皆さんには分かりにくいでしょうが…QE2が効くなら(日銀の資産デフレ対策を含め)金融セクターの株価を買えば良いのですね。株なんて簡単ですね。問題はどの仮説をメインに据えるかどうか…それだけなのです。