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株式教室

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QE2と引き締め(2010年12月04日)

昨日はすみません。
実はパソコンの調子が悪くゴチャゴチャやっているうちに、インターネットの接続を切ってしまって何しろ素人なので…新しい世代のものは誰にでも分かるように改善されている事を望む次第です。折角、日経新聞が「鬼ゴム」を取り上げてくれたのに…。トホホ、儲けのチャンスを逸しています。実は買い増しを考えていたのです。まぁ、個別株は細かい話でどうでも良いのですが…。大切なのには全体の流れです。でも多くの素人投資家はこの意味が分かりません。でも今回、初めてネット証券の口座を開き中身を見るとすごいね。時代の進歩を感じる次第です。これじゃ…対面営業の素人営業マンは太刀打ちできません。残念ながら日本のコメンテーターは素人ばかりです。もともとテレビの解説などに出ている人間は素人だと思って良いでしょう。だって、もし本物なら自分で相場を張りますね。そうして、とてつもないお金を儲けられる筈です。それができないと言うことは…。だからあんまり信用しないほうが良いのです。勿論、貧乏している僕も含めてだけれど…。

さて新聞を読むと…米国の雇用統計の数字が悪いようです。
…にも拘らず株価が上がったと言うことは、QE2の効果を、市場は信じ始めていると言うことなのでしょう。日経新聞は一面トップに「中国の金融緩和終了」と載っています。
しかし既に10月に利上げを実施し、預金準備率は6回も引き上げていますから、実際は金融緩和を終了しているわけで、改めて政治局会議で「適度に緩和的」から「穏健」に切り替えた意味は良くわかりません。

でもきっと、このことは重要です。
具体的には設備投資関連株の持ち高を減らさなくてはならないと言うことを示唆しているのでしょう。皆さんには難しいかもしれないが重要なのです。ここで重要な点は二番底への危機が叫ばれ、FRBがQE2を実施し、その効果が改めて注目されるわけですね。何度も話しますが、金融政策の実際の効果は半年から1年ぐらい遅れて市場に現れます。故に今回の雇用統計数字は過去の結果で、影響度が少ないのが当然なのでしょう。もともと雇用統計は遅行指数です。それより消費者信頼感指数など…人々の心境状態を示すアンケート調査が、最も株価に影響を与えると考えて良いのです。だからブラック・フライデーなどの消費動向の方が重要視されるわけです。

現在の日本の景気は米国より、中国に引っ張られています。だから金融政策の本格的な引き締めは注意が必要です。QE2の政策が中国の独走に歯止めを掛けたのでしょう。為替政策についても(貿易黒字)、GDPの総量規制を設けようとしています。この辺りの国際的な進展も重要なキーワードですね。現地生産が主流になり、何れ日本も「内需拡大」がテーマになります。その時に財政状況が悪化したままでは、負の借金が負担になりますね。この意味も考えないとなりません。大枠の経済の流れを掴んでいれば銘柄選別もそんなに迷いませんね。

現在は日本の古い仕組みを淘汰している最中で、地銀などの持ち合い株が放出されています。古きよき時代から脱皮しているのです。かたる君はネット・トレード…と言うか、自分で投資をしてみようと初めて口座を開設してカルチャー・ショックを受けているのも、既に時代の流れに遅れています。実は今まであまり電車に乗らずに、ここ5年ほどは会社に行くにも歩くか、自転車でした。でも昨日、夕方に電車に久しぶりに乗ったら、色んな携帯端末を目にしました。多くの人はゲームや携帯電話などを持っていました。あれはなんだろう? Ipadか…電子ブックを読んでいる人が居ましたね。なんだか奇妙な光景です。僕は文庫本を読んでいましたが、隣の人は文庫本サイズの電子ブックを読んでいました。

あぁ~、時代が流れている。
考えてみれば、少し前のビデオを見る機器もありません。どうやって観るのだろう? 昔のビデオを…ブルーレイか、何か別のものに置き換えないとなりませんね。こんな所にも商売のネタはあります。僕は遅れていたなぁ~。時代遅れの証券マンが日本を信じ、株を買うことで勝負しようとする発想が古いのかもしれません。でも昨日、感じました。仲間があるグループに入っており、株で儲けていると言いますが発想が貧困だな。…とも感じました。面白くないですね。金儲けだけの発想に何が生まれるのか? 陳腐な発想だけれど、僕は人間らしく生きたいとも願っています。この命題はまたの機会です。

そんなわけで、今日の株式教室はヒントです。考え方のヒントですね。上海総合株価指数の動き、そうしてQE2の関係は奥が深いですね。早く更新しないとまたネットが切れたら大変です。

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