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ROE(2011年02月19日)

マネージメント能力は重要ですね。ベンチャリとコシダカの関係を見ていると、そう感じます。経営資源を売り渡すしか道がなかったのでしょうが、日本は過剰なマニュアル営業を強いられているために、金融機能が麻痺している実態は否めないでしょう。最近、社会批判が減ったカタル君は、ある意味で別の方法を探っていますが、やはり日本は異色なのでしょうね。大手金融機関もようやく脱皮し始めています。昨日は地方銀行のあり方を模索した番組をNHKでは報道していましたね。地方銀行は投資先がないから早く脱皮すればいいのです。日本の閉塞感は国の資金管理に行き着くので、このウェートを早急に引き下げねばなりませんが政治は決断をしませんね。この局面を打開する勇気のある憂国の志士の登場はいつになるのでしょう。

でも日本の独自文化が変化している点も面白く感じています。
見える化した料理教室が新鮮に見えます。買い物に行くと時々見かけますが、若い女性がウィンドウのなかで動いています。時々、オジサンが居たりして…何か水族館のショーを見ているような錯覚を覚えますね。少しオシャレして自分もあの舞台に立ちたいと…心を刺激する演出効果です。昔は見せなかった料理している現場を、公開している料理店も出てきました。新しい若者の価値観は次元が異なるように感じています。刺激を受ける機会が減ったので世の中の移り変わりを客観的に見るしか方法はありませんが、長いデフレもある意味で楽しめるように変化しているかな?

残念なことに市場を見ていると…相場心を持つ金持ちと言うか演出家が減ったのか…市場が過度の規制を敷いているか分かりませんが、折角、素質はあっても相場が開花しないケースがあります。高効率に資本を使っているROEの上昇度が高い会社の株価は上がるのですが…なかなか経営者の努力に市場は応えていませんね。日本は資産効率が悪い国で資本を無駄に使っています。最近、欧米の効率化経営を実施するマネージメント技術が導入され変化している企業を見ることもあります。しかし、折角、足掛かりがあるのに市場の演出力の力不足は否めませんね。だから相場が膠着しているように感じるのでしょう。

普通は一株利益を基準に株価が産出されますが、異なるPERの解釈をどうすべきか…市場に熟練度がないので裁定の力が働きません。合理的な資金配分を目指すなら合理的な市場の育成が欠かせませんが、社会一般にはこの概念がないのでしょう。銀行は日本国債を持つことが仕事になり、社会にお金が還流しないから閉塞感に包まれるのでしょう。国民は遊び心もない始末で、大相撲の社会問題化も八百長も演出の一環と楽しむゆとりがないなんて…プロレスのようなもので所詮は興行です。相撲協会の公益法人を問題にするなら、宗教法人の税制の方がもっとおかしいな。と感じます。京都に行くたびに高い拝観料を払わされ、これが商売でなくなんだろう?と疑問を覚えるのは僕だけでしょうか? まぁ、しがない失業者の戯言ですから気にしないでください。

株が上がるかどうかの投資尺度は、やはりROEだと思いますね。投下資本に対しリターンがいくらあるかどうか…経営者は勘違いをしないでほしいのですが、自分の会社ではなく単に経営を任されているだけなのですね。嫌ならMBOをすればいいのです。市場が低迷しているから最近は時間切れを感じするのでしょうが…幻冬舎のような例は悲しい現実ですね。一方で株式公開をしている企業も出ていますが、既存株主の要請によるのでしょう。大塚HDなどは利益が欲しい野村の圧力でしょうね。ようやく流動性が芽生えてきた市場の動きを大切に育ててほしいものです。

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