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日本国民は自立を…!(2011年04月09日)
いろいろ勉強になるものだなぁ~。
きっと「キャリア」ってこうやって身に付くものなのだろう。と自覚する時間ですね。先ず、事件が起こらないと関心が向きません。原子力に関心もなかったし放射能の汚染も知りませんでしたね。こんなサイトもあり、これなら日本国民は混乱するな。と感じましたね。今日は雨だそうですから…気を付けて、まぁ、大丈夫でしょうが…。此方から…
(右の日本の地図をクリック)
今回の地震発生当初は地震の発信源が東北地方と聞いて、直ぐに人口が少ないし大きな被害にはならないだろう。と考えていましたが…結果はこの有様です。津波も考えになかったし、その被害と言うものは凄まじいものだなぁ…との印象ですね。加えて意外だったのは実に多くの産業の基幹部品を担っているのだな。…と言う感想です。
そうしてSCMって…グローバル経済と一緒で世界は繋がっていると言う感覚です。シャープとトヨタの企業文化の違いも分かりますね。日本は江戸時代と同じ鎖国制度を続けていますね。だから失われた時代が過ぎていますが、国際会計基準やBIS規制などにより、ようやく変化を認めざる得ない対応に変わってきました。多くの日本の企業経営者は歪められた日本の情報源である新聞や雑誌などのメディアの情報にしか接しておらず、なかなかグローバル展開が出来ない内向きな思考がありました。でもここ数年ITバブル以降は加速して中小企業までも海外進出するようになりましたね。
変わったな。と感じたのが、日産マーチのタイへの生産移転ですね。これは2年前です。このころからようやく変化を見せたのが日立でした。市場から評価されたのは東芝でしたが改革の方向性が悪いのか、中途半端な体制なのか…早めにスタートした割に効果が上がっていないように感じられます。世界の経済環境が整っているのは重電や造船です。建機のコマツを見れば分かりますね。最近では川重が頑張っています。世界にはアフリカなど…社会基盤整備が未熟な国々が多く、活躍の機会は限りなく存在します。加えて先進諸国は情報インフラの革新から環境問題まで、今までにない領域の基盤整備を目指しています。
それにも拘らず、我が国の体制は大蔵省〈財務省〉が主導する計画経済からなかなか抜け出せません。この度の震災でも国に頼ろうとする自治体が多く、地方主権の掛け声がある一方、現実は中央におんぶに抱っこの様相です。国民もそうですね。補償って…どういう事なのでしょう。何故か、自立する姿がなかなか見えてきませんが、一方ではNGOのボランティアの力が活躍し出しているように感じます。きっと僕にも出来そうですね。個別のNGOでバラバラにやっても、なかなか効果は上がりません。政策当局と繋ぎを付けて全体で統制を取らないとなりませんが、役人様は自分たちの前例主義に囚われているようです。
おそらく統括するNGOの仕組みを作れば、皆が食えるし、日本人の若者はきっと空いた時間をボランティア活動に充てるでしょう。早い話、軍隊生活〈徴兵制度〉の代わりにボランティア活動の義務化を法律にしても良いのです。しかし現在は宿泊、交通などを手配する繋ぎ活動する人たちが不在のようです。地方の自治体がボランティアを募っていましたが、宿泊も交通手段も全て自分たちで…との話のようです。あれではなかなか…動かないでしょう。NGOのスタッフが企業と協力すれば、企業はバスを貸し出したり、列車を用立てたり、燃料を提供したり、様々な援助を申し出るでしょう。総務省の役割だと考えますが…、間もなく復興会議が開催されるそうですが、是非、国に頼らない予算が掛からない復興を目指してほしい。きっと証券界も応援するでしょう。お金はアイディアでいくらでも生まれます。
例えば、減免にすれば企業は世界から集まり、生産活動が起こりますね。そこで働く人が必要になり雇用が生まれ、膨大な活動から消費税などの税収が生まれます。それを財源にして無料の教育や図書館などの整備とか…住人へのサービス提供が出来ます。小さな政府の形で特別区として立ち上げます。そのエリアの住民は誰でもなれません。特権ですからね。先ず減免処置の企業は地域の住人を雇い入れねばなりません。その住人は全てに特権がある訳で、その住民権は高値で売買できるでしょう。無の住民価値が高値になります。
日本全土に広がりを与えるまでは大変な時間がかかりますが、ちょうど良い実験になりますね。予算など要りません。特権が欲しいだけです。できれば日銀から0.1%程度の金利で30年債を、毎年、買ってもらうか…途中からは政府保証だけで良いのです。循環型のエネルギー消費の近代的な未来都市が出来ますよ。原発も賛成です。ジャンジャン作ればいい。その代り確りした情報開示は必要です。安全性を高め震度8程度の地震でも耐えるような構造にして…最新の原発施設を作る。その上に生活空間を創ればいいのです。
福島には200万人しかいませんが、半径30Km圏内の人はだいたい50万人程度です。全ての土地を提供してもらい、未来都市を創れば面白いですね。近代的な野菜工場も漁業も一元化します。世界中の民間企業がみんな手を挙げますね。だって電気料は無料だし…すべてのインフラは無料なのです。可処分所得は文化への消費に充てられます。地域住民の教育レベルはどんどん上がりますね。きっと世界からあこがれの街になります。住民権は高騰し一人1000万円でも買えないかもしれません。僕も住みたいな。緑豊かな未来都市。30Km圏外の地価も高騰するでしょう。
こんな風に考えると、何か…今は駄目で廃墟の福島が、希望溢れる豊かな希望の星の未来都市に見えてきませんか? 原状復帰とか…バカげた法律でみんなを縛るから、どんどん萎縮します。花見をやめたり、自粛だそうですが、自粛でなく萎縮してデフレの発想ですね。こういう時だからこそ、ぱぁ~とやるのです。でも最近、大手スーパーは震災地の応援フェアを始めました。このアイディアですね。まだテレビを見ていると責任論を問うているようですが…後ろ向きの発想ですね。面白くありません。でも知りませんでした。原子力委員会に、原子力安全委員会に、原子力安全・保安院と三つも役立たずの組織があるそうです。責任もない役にも立たない組織が肥大し、権力を主張し合い、民間の自由な発想を阻害している日本の構図そのものですね。失われた時代は続くのか、それともここで終止符を打つのか、国民が決断を迫られています。
明日は東京都の知事選です。いくら優秀だとしても、僕には4選なんて信じられません。普段は偉そうに発言していますが正義感が感じられません。一方、いきなり総理候補にしろと自民党に迫ったと言う東国原と言うタレントも悪い人ではなさそうだし、一所懸命にやるのは分かるが…今一つです。結局、仕方ないから実績は分からないが未知数でも、ワタミの渡辺さんに入れようかな?と考えています。都民の人は選挙に行ってくださいね。
株式教室なので…株の事も触れないと駄目かな?
相場は参加者の心が株価位置を決め、相場をみんなで作るのですね。昨日の相場が堅調に見えたのは明らかに東電の株価が波及したのです。先物からではありません。日経は先物と書いていましたがね。東電が上がれば全体は上がります。逆に東電が下がれば何を買っても駄目でしょう。それを物語っていると昨日は感じました。欲目かもしれませんが…。