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コンプガチャの違法判定報道を受けて…(2012年05月05日)

今日は先ずカタルが注目しているグリーやDENAを中心にするスマフォゲームのガチャ問題が正式に違法認定され中止要請になった報道が読売新聞に載っていましたから、その点に関し、かたるの考え方を述べます。基本的にガチャ問題の発生は株価にかなり織り込まれています。多くの投資家がこの問題の存在を知っており警戒していたのでしょう。先日は業界の自主規制が発表されたので規制はされないのではと思っていましたが…日本的な対応ですね。

個人の自由より、型に嵌めようとします。急速にグローバル化は進んでいますが日本は画一化が好きな国ですね。この規制が個人の自由な発想を拒み社会を停滞させる原因の一つになっています。関越道で起こった悲惨な交通事故は、規制強化によって防げるのでしょうか? 必要のない雇用を抱えることでバス会社の経営はドンドン悪化し運賃は上がりますね。どれだけ安全・安心を求め、正社員化を実現しても事故は起こるでしょう。確かに確率は減るでしょうが…その僅かな可能性の為に非効率な費用をかけるべきかどうか。

地震対策もそうですね。100年に一度の起こる確率の為に無駄な投資をすべきかどうか…果たしてその耐震基準をクリアしても倒壊が防げる保証などありません。先日は京都で痛ましい交通事故があり、生活道路全般に速度規制が検討されています。仮に30キロに制限されても事故は起きるでしょうし、そのために非効率な事態が生まれないのでしょうか? 僕らの生活はあらゆる面で規制を受けています。農業の進化を阻んだのは農地法などの時代遅れの法律で新規の参入が出来ないためですね。陳腐化した法律や規制は至る所にあります。

この国の形はどこにあるのでしょう。先日の牛レバーの話しもそうですね。個人の選択する自由がなくなり行動が制約されていきます。安全・安心を求めることは必要です。しかし過度の規制を被せれば社会は委縮しどんどん活力が奪われていきますね。デフレ社会の現状は何も日銀の責任だけではなく、このような過剰な規制を生む清貧思想にあります。安全・安心はお金がかかり非効率です。しかしどんなに注意しても事故は起きるし、予期せぬ自然災害は起こり、被害者は生まれますね。何処に基準を引くかの問題は非常に難しい問題です。私は今の日本の構造はメディアに誘導され、過剰な安心・安全を求める超清貧思想の社会だと感じていますね。まぁ、株屋なので米国のティーパーティーと同じ考え方ですね。小さな政府で自由な行動を求めるわけです。世の中にどんなに注意しても防げない事故や自然災害はあるものですからね。

さて考え方は色々ある訳で、カタルの意見は一人の意見です。他にもたくさんの意見があるでしょう。そのたくさんの意見によりグリーやDENA、他にも同様のサービスを提供し射幸心を煽ってきたゲームは制約を受け、新聞によれば100人(58人)に満たない教育されてない子供の為にスマフォゲーム業界は規制されます。この業界は急速に発展しゲームのみならず、この技術はあらゆるビジネスに生かされています。どの程度の被害なのか分かりませんね。新聞報道によれば僅か100人(58人)に満たない数字ですが、一般化した相対的な数字は内部情報ですからね。会社の発表がなくては分かりません。読売新聞には「コンプリートガチャ」となっており、組み合わせのガチャだけを規制の対象にしているようですね。他の単発のくじ方式のガチャなら問題ないのでしょうか?

限られた情報の中で株価判断しなくてはなりません。しかしプラスではありません。でも相場には、この問題はかなり株価に織り込まれており、仕掛人が存在し、かつ背景に海外売り上げが立つ見込みが時間的に近いなら、材料出尽くしで絶好の買い場のような展開にも成り得ます。相場環境は悪いので仕手化を相場環境は求めているわけです。だから本質は中止を要求されている「コンプガチャ」の売り上げ割合と海外売り上げの動向なのでしょうね。後は仕掛け人が新たに参加するかどうか。

間違いなくグリーの会員構成を見れば、年内には海外売り上げが計上され始めるのでしょうから、下値は買い場の筈です。問題はどの程度の段階から参加すべきか? 基本は様子見をして事態の推移をみるのがベストかな? 株価を見ればガチャ売り上げの比率も分かります。新聞報道は苦情・相談数が58人となっています。潜在的な被害者と言うか、自制できない、親が教育していない子供たちが、どの程度存在するのかどうか…。会社は売り上げ割合が分かりますね。ただこの問題は昨年から株価に反映されており、かなり織り込まれています。追証になるような無理な投資をしている投資家は直ぐに処分せねばなりませんが、現物投資なら持続で下げたら更に買い場になるのでしょう。その見極めはチャートが語ってくれるのでしょう。ようやく新局面がスタートし面白くなってきましたね。また今日の市況でも取り上げますね。…と言うことで、昨日のお約束の「RSIを活用した相場の参加時期を取り上げてみようかな?」…という回は、明日にしましょうかね?尚、新情報がグリーより提供されています。海外分に関する関連記事ですね。此方です。

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