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キャッチボール(2012年07月07日)

一見すると景気は低迷を続け混乱を続けているようにも見えますが本当でしょうか?
条件が整っているドイツのBMWは6月の前年同月比4%増の17万25216台を世界で売ったと報告されました。アジアと北米が好調で記録更新しているそうです。ヨーロ安を背景にトヨタの円高とは環境は違いますが大きく伸びています。それでは何故、景気は低迷し混乱しているように見えるのでしょう。日本と同じ事が世界中で起こっているのでしょう。空洞化ですね。新興国が先進国の製造業の雇用を奪っています。

金融デリバティブの発展が新興国の経済を潤し、情報の進展はアラブの春を引き起こしグローバル化に拍車をかけています。これまで知らなかった内幕が伝わるようになっています。例えばギリシャの混乱は当たり前の現象ですね。税収もキチンと徴収しなかったのです。いい加減な国ですね。一方、月刊「選択」のレポートには、スペインの混乱の背景には宗教組織が関与していると伝えていますね。インドもそうですね。これまでは知らなかった経済の低迷の背景が分かるようになってきました。

日本は政策官僚のエゴですね。増え続ける国家予算を見ていると基本的に何処か狂っています。社会保障費をどうやって捻出するのか?いつまでも過去の蓄積に頼ることはできません。外国人の日本国債保有率は増え続けやがてコントロールが出来なくなるでしょう。その0.8%と言う利回りの国債を買い続ける日本の銀行は何処か狂っていますね。まぁ、何も銀行だけでなく機関投資家全てそうですが…最近、中国系のファンドが大株主に顔を出しています。世界中で投資を考えた場合、日本の銀行株が最も安全で最も投資に相応しい対象です。SSBT・OD05・オムニバスカウントトリーティの持ち株は大手都銀のいずれも第3位に顔を出しています。日銀はETFを通じて浮動株を吸い上げ続けていますし…持ち合い解消の株式は買い手が変わりましたね。

名目GDPはここ十数年、横ばいです。カタルの仮説に従えば、消費税の法案が通る2014年から実質の世界から名目の世界に変化します。生レバーの提供禁止などの選択の自由を奪う規制は基本的に経済を縮小させます。安心・安全を求め続けても何処かの時点でつり合いが変化するのです。悪戯に小さな事件を大きく扱うより、何故、そのような現象が生まれたのか?背景を考えることが重要でしょう。自殺の練習を強要されついに本当に亡くなった中学生の心情はどんな毎日だったのでしょう。可哀そうに…どんどん社会にユトリが消えていくと追い込まれるのですね。貧乏人は毎日くたくたになるまで働かされ、生活に手いっぱいになれば子供の変化にも気づかないのでしょう。学校教育のマニュアル教育は正しいのでしょうか?文部省は変化すべきでしょうね。基本的な生活習慣が身についてないように感じます。戦前、修身と言う科目があり道徳概念を教えていたと言いますが…モラルを叩き込む方が知識より優先され大切なのでしょう。まやかしの実質成長率と言う言葉がメディアから消える社会になれば、社会にユトリが戻ってきますね。社会にユトリがないから日本人の心がドンドン貧困になるのです。従って一億総クレイマーなどと文句ばかり言うようになるのでしょう。震災の影響が人災と判断され強調されましたが、誰かに責任を転嫁させたいとの心情は委員会のメンバーになかったのでしょうか?

先日あるテレビの番組で「あきらめ」の大切さを説いていましたね。経験は失敗の蓄積だとか…長いデフレは根底にある日本人の考え方に変化を与えているようです。話がそれてきましたね。0.8%の国債を買うか?4.5%の配当利回りになるみずほ株を買うか?まぁ、実際は20%の税金がかかるので3.6%ですが〈現在は10%かな?〉誰が考えても日本の銀行は綺麗なものです。不良債権は亀井静香が主導した「中小企業金融円滑化法」ぐらいのものでしょう。日本の銀行は長いデフレの為に膨大な含み利益を抱える国債投資を継続してきました。まもなく、あの「りそな」もバブルの後遺症から脱却する時期が来るでしょう。

株価は純資産価格を下回り、高い配当利回りを誇り、不良債権もなく、膨大な含み利益を抱え、グローバル展開でも競争相手の欧米の銀行は不良債権処理の為に自己資本を積み上げねばなりません。数年前の日本の状況ですね。既に日本の銀行はその時点を通過しました。今は欧米の銀行から優良な買い出し債権を買い取るユトリがあります。先日、みずほはドイツのウェストエルビー銀行からブラジルの銀行を買収し三井住友は英RBSから航空機リース部門を買収しましたね。中国のファンドが世界中から選択し日本の銀行株を買うのは当然ですね。グローバル投資の中で資産配分は決まっており、金融セクターを世界中から選ぶ場合、問題を抱える欧米の銀行株を増やすわけに行きません。増やすのは日本の金融株でしょうね。格下げされる株より格上げされる株です。個人投資家は0.8%の国債を買うより3%以上になる日本の銀行株を買いますね。当たり前でしょう。

目先、スペインの国債が再び売られ、先日の合意が本物か確かめています。市場原理からすれば当然の帰結。フィンランドは反対しており、EUの発表を確認しているわけです。しかし7%台に乗ったと言うことは「まやかしの合意」の可能性がありますね。市場はボールを政策当局に投げ返したのです。今度はそのボールを政策当局は返さねばなりませんね。7%を阻止に動くか? あるいは、新たな会合を持って新しい共同ユーロ債などの発行を決めるかどうか…。市場経済は常に市場と実体経済との間でキャッチボールを続けているのです。

一方、日本の株式市場も、一見すると本物に見える金融相場の開始時期を判断する環境になっています。もし銀行株がこのようなスペイン国債の混乱を受け市場は下がるでしょうから、この試練でも下値を固めれば時機が到来したと言えますね。来週の相場はここが見所、果たして日銀のETF買いや中国系のファンドの行動に見られるように、浮動株が吸い上がっており需給バランスが改善されているかどうかを見極める絶好の機会になります。分かりますかね?市場は常に現実の世界と市場の間でキャッチボールを繰り返しているのです。雇用統計の数字が悪化すると言うことはFRBの政策を引き出すかどうか…とか、いろんな焦点がある訳です。相場の見所とは…そのキャッチボールの中身を知ることなのです。