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機は熟している(2012年07月28日)

本来なら、正常な経済状態なら金利が低下すれば、その安い資金を使って仕事を拡大させ利益を積み増す事が出来ます。ROEとはそういう基準の指標です。仮にROEが10%なら5%の金利の状態下より、1%の安い金利のお金を使い事業を拡大させれば、更に4%の利益拡大に繋がります。本来なら金利低下はROEの高い企業にとって、事業を拡張させるチャンスですが…企業家が資金を調達しても先行きが不透明な為に、現状のROE10%を維持さることが困難と思っているのでしょう。故に企業は保守的に内部留保の積み増しに努めています。アップルは今回、配当に踏み切り自社株買いをしましたね。「流動性の罠」の現象の一つかも知れません。欧米の金融危機は景気拡大から縮小の局面が避けられないと、多くの経営者が考えているのでしょう。

国家の概念をユーロの仕組みを通じて多くの人が考えています。まだ明確な答えが出ていませんね。この流動性の罠、日本化現象は金利をいくら下げても景気を刺激できないと言う状況を示しています。希望、新技術などの技術革新がないと先進国の更なるインフラ整備が進まないのでしょう。震災の復興が引き金になり、戦後構築された社会基盤が耐久年数を超え更新需要期に差し掛かっています。スマートメーターなどの効率的なエネルギー配分は情報の利用がカギになっています。

日銀総裁の円高容認発言は円の独歩高を演出しました。新審議委員は円高を利用した外債投資を提案しています。資産価格の下落が背景にあり私はETFやリートを更に買うべきだと思っています。しかしある意味、日銀が円を売って調達したユーロでイタリア国債やスペイン国債を買うことも理解できます。

まだ見えていませんね。残念ながら、私の実力では明確なイメージが湧いて来ません。産業革命のような新技術の発展が、先進国の投資を刺激すると考えていましたが、再生医療など…いろんな芽はあるのですが、明確な発展が見えませんね。しかし確実に言えるのは金融機能が正常に機能しない限り景気の拡大はなく、名目GDPは増えません。効率化が合言葉の筈。無駄に使われたエネルギーを再生する。日本ケミコンのキャパシタなどは、ある意味で捨てられていたエネルギーを利用する効率化の技術ですね。この技術をマツダが採用します。

何か結びつきませんね。漠然としすぎています。日銀総裁の円高は内需を刺激し景気を支えていると言うコメントはヒントのような気もしますね。円高を利用し、外債を購入し、その外債を使ってアジアのインフラ整備から情報化投資を刺激させるのか?震災復興がある意味で神秘のタイミングの筈です。デフレ脱却のタイミングと一致しており、何か…やはり駄目ですね。もう少しこのイメージを膨らませ、発展させないと新しい成長過程の時代背景が見えませんね。何故、頭の中の構想を文章にしたかと言えば、自分の考え纏めるためですね。しかし今日は駄目でした。

ニュースはECBと欧州各国がスペインの国債を買うとか…。色んな話しが出ていますが、市場は利回りの低下がない限り納得しません。つまり行動がなければ、口先だけでは市場は動かないのですね。もう一つの話題はFRBのQE3の手段ですね。『核の選択肢』と言うレポートが出ているようです。大量の資金がだぶついており、期待インフレ率の上昇を確認させれば、お金が一気に動くかもしれません。でも私の頭の中は、FRBではなく日銀の筈です。何故なら、米国はまだタイミングではありません。GSEが片付いていませんからね。しかしFRBが先行すると日銀は真似をするかもしれません。大胆な行動を取れば一気に待機するマネーは動き始めるかもしれませんね。ETFを毎日100億円ずつ買うとか…。リートを配当利回りが2%以下になるまで買い続けるとか…、そうなればリートをどんどん発行し、実際の不動産投資が刺激されますね。機は熟しています。

まぁ、取りとめのないレポートでごめんなさい。
この秋は何か起こるのでしょう。