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株式教室

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いよいよ最後のコーナーか…。(2014年03月22日)

カタルが弱気レポートを書くには、非常に珍しいですね。相場を見るたびに米国民になりたいな…と、株屋時代よく感じたものです。今回もそうですね。中国のシャドーからウクライナ情勢…云々と言っていますが、本当は…外部関係は関係なく、日本国内の問題です。ウクライナとの取引額などないに等しいし、間接的な影響も限られます。ギリシャ問題で揺れた欧州危機の時も同じです。基本は国内の経済状態なのですね。日経平均株価が52週線の攻防に追い込まれると言う事は、既に負けなのです。指標株とした信用創造のケネディクスが52週線を割り、未だに調整が完了しないと言う事が先行きを示しています。だからグローバル銘柄だけしか、26週線を維持できないのでしょう。

考えてみると、カタルが新規銘柄を打ち出せず、007やケネディクスに拘っているのも、この路線が上がらないと全体が下がるのでしょう。過去は必ずそうでした。この失われた時代の過去は…。J・TECを2度目の推奨銘柄としましたが新規銘柄ではありません。それどころか…昨年末は、指数から上がる日経平均の動きを批判し、新興御三家銘柄の相場はおかしいと批判していましたからね。あの時点で、既に今は決定していたのでしょう。だいたい、何度も「みずほのやくざ融資問題」を引き合いにだし、政策批判した時は、必ず相場が駄目になる時です。これが嫌で…株屋を辞めたのでしたね。自分で空売りをしてみようと思ったのです。

いつしか初心を忘れ、僅かな隙間に賭ける投資は、やはり歩が悪いですね。それほどカタルの技量が上だとは思いません。確かに介護のツクイなどは、昨年の推奨時点より目立ちませんが株価は上がっています。ジャムコもそうですが…、相場の主役に据えた信用創造が崩れると言う事は、三菱UFJも然り…やがて日経平均から、強い日立も同じ運命ですね。指標株の反転が切っ掛けになる筈です。だから他に先駆け下げている訳ですね。しかし…反転が何時になるのか…。一体、何時になったら見えない利益を語り、夢を語ることが出来るのでしょう。「未来かたる」か…語る処か、弊害をばら撒いているイメージです。

でも気を取り直し…JVCケンウッドの話を…既に古い体制の生産システム、所謂、ビクターをイメージして下さい。音楽業界では老舗のブランド企業です。その体質を変えリストラを実施し、構造改革を終えたのに…円安に外部環境が変化したために、再度、軽い構造改革の実施になったのでしょう。僕らは此処に引っかかりました。でもカタルは、実はこの会社の電子黒板部門など…を評価していました。スマート・コミュニティーのIT教育の分野です。学習塾の栄光がトップですが…ざっと浮かぶのは、ベネッセに学研などですが、意外にもDeNAが、株式市場で注目されるかもしれませんね。流石、南場さんのDeNAは、しっかり根付いていますね。「チラシル」などの地元チラシを比較するサイトなど…女性ならでは主婦の知恵が活きているアプリを発売し、教育分野に確り組み込んでいる印象を持っています。カタルはこの教育分野に、革新を呼び込んでほしいと願っています。モバイル端末を使った教育方式は必須のアイテムです。ハッキリ言って日教組の概念に染まっている労働者教師など必要ありません。IT教育の先端を走る可能性が出ているDeNAは好きな会社です。ゲームの良さを組み込み、きっと教育分野に活かしてくれるでしょう。

あとはエプソンもこの分野に進出していますが、やはりアプリですね。確かベネッセもやっていると思います。学研のそうでしょうが…DeNAにはゲーム開発のノウハウがありますからね。日本で地位を確立させ、世界にゲームではなく学習ソフトの会社として伸びて欲しいと願っています。需要は子供だけでなく、プログラムの基礎などを楽しく学べる教育ソフトなら、大人にも需要があると思います。学習は年代を問わず、一生続きますからね。タックやユーキャンなどの資格の学校より、桁違いの成長力を感じますね。

最近、思うのが日本文化の魅力です。本当は星野リゾートが上場していれば、買いたいところですが…クラブツーリズムの「KNT-CTH」なんかも、可能性がある銘柄ですね。文化を売りにする発想は、旧来型の株式市場にない発想です。日本の自然の魅力をアピールする産業を、市場は評価しても良いでしょう。北海道は早くからオーストラリアの人に受け入れられ、ニセコなどの地価が上がった経由があります。温泉と自然を…日本の食文化など…。無形文化を産業力に転換する発想は、星野リゾートが発行するリートで証明されるでしょう。教育と文化は、新しい発想の着眼点です。「ものづくり大国」と言う古い概念を、メディアは何年も、何年も、国民に植え付け、間違った誘導をしたから「エルピーダ」などが生まれました。寄せ集めの「ジャパンディスプレイ」が、果たして生き残れるのかどうか…。既に日本の社会基盤は劣化し、他国に劣っていますからね。電力事情を始め人材力も…残念ながら日本は劣化しています。

建設に続き、最近市場で思うのは…クラウドに活路を見出しつつある富士通やNECの復活です。でも現状はまだまだ…です。トヨタが4000円を値切って2700円にしたのに…大林組は下請けを含め7500円、大成建設は7700円でしたよね。この背景は築地移転の再入札などが、象徴的な出来事なのでしょう。当初の予定価格が630億円だったそうです。しかし入札辞退が相次ぎ予定価格が400億円も上乗せされ、1034億円に跳ね上がったとか…。これが、今の建設業界の実態ですね。先日も千葉の方で…何処かの庁舎が入札不調で、再設定されると報道されていました。建設は有望ですね。大豊建設は頑張っています。

建設業界は公共事業投資が段階的に削られ、リストラが強要され、海外に活路を求め生き残りの根幹が残った産業、そこに戦後構築された社会資本財が劣化期を向かえ、更新需要と言う背景が具わっています。そこに首都圏はオリンピック需要が加わりましたね。だから太平洋セメントなども…比較的に頑張っていますね。ただスター株では、ないのです。なかなか新規のカタル銘柄が打ち出せないのは…困ったことですね。見えない利益の夢を語ることが出来ない市場なのでしょう。

相場は常識的な発想ラインに落ち着きそうで、消費税の影響を見極める9月頃の結果が出るのは11月です。つまり株は…その頃まで、駄目かも知れません。この為に低迷が続いているのです。これが一般的な予測です。だから自らの雪山ラッセルはせず、人の動向を見てから決めろと述べており、ケネディクスの405円を掲げている訳です。現状は619円の砦を破られ、418円に修正させられたのに、その途端に405円も危うい状態ですからね。つまり負け組の戯言を聞いていてもしょうがないから…カタルのサイトを見る読者数も減っているのでしょう。データは正直なものです。

来週はチャンスになって欲しいものですね。本当に「ピンチはチャンス」になって欲しいのですが…政策当局の反応は乏しく、市場には諦めの境地が広がっている印象です。これほど強気のカタル君も…及第点発言を危うく思っているのです。JAの萬歳さんは本当に農家の立場を考えているのでしょうか? 日銀の関門では方向性は分かりましたが実質的には負け、春闘の壁でトヨタの意気込みは見られず、僅かに…正式発表ではありませんが、ユニクロが気を吐いています。しかしTPPでは完敗です。カタルの及第点発言も、長いデフレ環境に慣れた市場心理を変えることは出来ず完敗なのでしょうか?

来週は分岐点になる予感を信じつつ、願う次第ですね。明日は消費税引き上げの影響を見極める…として、この観点で勉強をしてみたいと思っています。上手く良いデータが見つかるかどうか…。