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本当の目標(2014年04月05日)

メディアや経済評論家は、「勘違いをしている」と言うテーマで、今日は原稿を書こうと考えていますが、実は、慣れないサイトの再構築を実施し、大幅に時間が掛かり、いい加減に原稿を書く前にヘトヘトなのです。だから最後まで書けるかどうか…途中で嫌になるかもしれません。ご了承くださいね。ヤンキースに移籍したマー君は、NHKの総合テレビで活躍ぶりが放送されていました。これを観ましたからね。6回まで…。大リーグでは新人投手は6回まで3失点の内容で、デビューすれば合格点なのだそうです。それにしても黒田君と田中君の内容は運命を分ける展開でした。黒田君の方が、ピッチング内容は良かったのではないか…とも思うのです。しかし「運も実力の内」と言いますからね。負け投手と勝ち投手の明暗を分けています。昨年はヤンキースの打撃陣は悲惨でした。大幅に打撃陣を補強した今シーズンに、田中君は登場するのです。これも運命でしょう。

僕は黒田君の方が好きです。下積みから地道に這い上がってきたからですね。ダルビッシュや田中君のように、最初から大物評価ではなかったからです。でも本当は、政治家もみんなエリートの方が良いですよね。田中角栄の様な存在は異色です。でもこれはカタルの性格ですね。大蔵エリートの福田さんより土建屋上がりの角栄だし…、マー君より黒田です。だから…自分自身もこんな人生を歩んでいるのでしょう。株も同じですね。王道銘柄で投資を続ければ、こんな失敗の人生を歩む必要もないのです。だって経済循環などの基本的な経済学の勉強は、既に卒業しています。だから自分を制御できるなら問題はないのです。でも、やはり「血」なのでしょうね。博打を張りたい…と、幻想を抱く性格なのです。だから読者の人も割り引いてレポートを読むと良いのです。サイトを再構築し2005年から読めるようにしました。2006年当時のカタルの転落人生を読めますね。時間があれば、批判的な目で見ると、カタルの気持ちの推移が分かるかもしれませんね。あの当時は毎晩、銀座通いの毎日でした。

でも馬鹿は馬鹿なりに…歩みは遅いのですが、ステップ・アップしているように思います。いまは、2006年当時より成長していると思います。2000年のITバブル当時の年収は2000万ほどで、2006年は1億円台になりましたからね。一応、サラリーマン当時の500万か、600万か忘れましたが…、それから確実にステップ・アップしています。でも投資家になって…今の所は実績はゼロですね。でも、これだけ手掛けている株が下がっても追証を入れ…、今は何とか生きているのです。今まではカタルでは…おそらく既に死んでいます。でも今の実態は似たようなものですが…。さてゴタクは、この辺にして…。

日銀総裁も、大手メディアも…インフレターゲット論の物価目標、消費者物価の2%上昇が目標とされていますが…この報道は誤解を生みますね。物価は2%の上昇で良いのですが…それ以上に、GDPの成長が高くないと日本人の可処分所得は膨らみません。給料が上がらないとならないのですね。家庭の消費支出が月間で15万とすれば、2%は3000円ですね。でも貰う給料が20万円だったものが22万に上がるなら…17000円分の可処分所得が膨らみますね。これが豊かさに繋がります。でも持ち家の評価が毎年2%下がると…2000万円の家が1960万になりますね。1年で40万円の損失です。折角、可処分所得が、年間ですから12か月分とすると20万4千円上がるのですが…、実際は地価が下がり、196000円の損失になっているのです。カタルは、この資産評価が問題だと…と述べているのです。

失われた時代の実態は、1300兆円も地価だけで飛ばしています。25年の失われた時代ですから、1年辺り52兆円です。GDPが500兆円前後の国で…52兆円が消えれば…希望が生まれる訳がないのです。仮に物価が5%に上がっても資産評価が上がるなら…実質的な可処分所得は膨らみますね。これが高度成長時代です。何故、カタルが日本再生には、信用創造機能が正常に働かないと…日本経済の再生はあり得ないと言っているかの理屈が、お分かり頂けると思います。地方の土地や超一流は、あまり魅力ありません。今は地価上昇の始まりです。デフレ時代なら丸の内の再開発をして、一流の付加価値を上げる戦略は正しいでしょう。何しろ、一流には底堅い需要があります。一流を好む人種は、どんな時代でも存在するのです。ドン底の不景気には、一流が好まれます。米国の金融危機でバフェットはGSに投資し、三菱UFJはモルガンでした。

今は…長いデフレ環境でIT革命の真っ只中です。ブロードバンド時代を迎え、クラウドの技術革新が大きく進んでいます。スマフォの進化を見れば分かりますね。僅か5年程度の話しなのです。カタルがケネディクスに執着している理由は…資産価格の上昇、地価の上昇なくして日本の再生は、絶対にあり得ませんね。人間の一番の高い買い物は、普通は家ですね。二番目は車です。まぁ、例外としては、バブル期は絵画のようなものも物色はされますよ。金持ちの最後は文化に走りますね。だから若い芸術家のスポンサーになりますね。ほら中世のヨーロッパを見れば、モーツァルトのような芸術家の生活を、貴族が支えますね。時代はフランス革命などを経てイギリスで産業革命がおこり、中産階級の生活向上が起ります。同じことですね。IT革命と言うか…インターネットを含むスマートコミュニティーへの転換は、人類の進化の広がりを…広く支えるのです。だから先進国から新興国の躍進に繋がったのですね。

話しが逸れそうだから…基本をしっかり掴んでおかないとならないのです。日銀総裁も物価目標が経済政策の根幹ではなく、あくまでも目的は日本国民が豊かになる事なのです。豊かなになるとは、何か? 可処分所得が膨らむことですよ。生活以外に自由に使えるお金があり、時間があることですね。ところが…この失われた時代はどうでしょう。中東の遊園地で遊ぶと…5万円など、あっという間に消えると言います。日本人の金銭感覚は…いつの間にか、後進国の仲間入りになっていますね。宮澤喜一が、年収の5倍で家が買えるように…と地価を下げる政策を実行したためですね。通常は年収の5倍で家が買えないなら…池田隼人のように所得を倍増しようと考えるプロセスが正しいのです。人間は明日に希望を抱きながら生活をするのですね。だからアメリカンドリームを大切にするのです。

ところが…日本のメディアは、中国の不動産価格や固定資本投資の大きさなど…を見て「バブル」と表現していますね。日本は頭金無しで…毎年上がる地価の未来の上昇利益を前提に、バブル期に貸し付けを実施し、金融機能が崩壊しました。宮澤喜一などは、当時の主犯格の罪人です。彼に今のカタルの知識があったかどうか疑わしいのですね。結果論だから、カタルもこんな事が言えますが…習近平国家主席は、チャイナドリームを述べていましたね。日本の政治家のように、中国の政治家は馬鹿ではありませんね。地価に見合う所得に引き上げればいいのです。今はまだギャップが大きいから、地価は足ぶみでしょう。上海総合株価指数が低迷しているのは、日経新聞が叩くように…シャドーバンキング問題などの改善に時間を要するからでしょうね。しかし方向性が正しく、たとえ小さな歩みでも前に進んでいれば…何れギャップは埋まります。

日本の正しい再生の姿を考えると…、信用創造機能の復活とスマートコミュニティーの推進に尽きるのです。だからカタルはその候補銘柄として2つを提示しているのです。原点を突き詰めて考えると、良いのですね。その為には、どのような政策が必要なのか? カタルは正しい政策が実行されることを前提に、銘柄を選択し、投資行動を選んでいます。しかし現実社会は、いつも正しい選択をしているとは言えませんね。菅直人の行動は多くの人を悲劇に陥れました。原発反対でも良いのですが…直ぐに転換などはできません。メディアも貿易赤字をどうするのでしょう。国家の体系構築には50年、100年と掛かるのでしょう。よく欧州の聖堂建築など見ると…100年くらいかけるケースは多いですね。大概は財政難ですが…。

日銀総裁だけでは、信用乗数効果を引き上げるのは難しいのですね。金融庁が厳格な態度を維持しているのです。非常に保守的な権力維持を実行させています。カタルは現場に長く居ましたから、実態が分かります。異常ですよ。合理的な配慮は全くありません。だからトップダウンで、人事を入れ替えないとなりません。麻生大臣は…完全なロボットですね。知り合いに彼の後援会の人が居れば、是非、陳情させてください。今の金融庁の姿勢では、なかなか日本経済は浮上しませんね。このように時間軸が見えないから、500円だったケネディクスが300円台に落とされるのです。折角の異次元緩和を…打ち消す波を選択しているのです。でもようやく、この反動も静まりかけています。

今日は信用乗数効果などのグラフを提示しようと考えていました。ベースマネー(マネタリベース)に対するマネサプライ(マネーストック)の比率ですね。折角の異次元緩和ですが、通常は日銀がアナウンスをすれば…経済は、その方向に動くのですね。しかし長い失われた時代の経験では、動いたら負けだったのです。だからトヨタは4000円から2700円にしたのですね。4000円でも良かったのです。でも長いデフレ環境が…経営者の心も蝕んでいるのです。信用乗数が伸びれば問題はないのです。しかし企業もなかなか豊富なキャッシュを設備投資に充てませんね。

政府は補助金行政などをする必要はなく、方向性を不退転の決意で示し、民間投資を促せばいいのですね。しかし現実は自然エネルギーにしても…直ぐに買い取り価格を下げますね。進まない理由は、送電線の構築などの問題ですね。それならば送電リートを利用し、PFIを動かす努力をすればいいのです。金融レバレッジは、様々な発展を生みます。メザニンローンの仕組みを、よく理解しなくてはなりません。リートは原資なのですね。メザニンを付ければ、利率は上がるのです。水道リート、送電リート、介護リート、様々なプロジェクトが動きますね。時代背景を考えると、必ず、この方向性に動くのです。後はスピードをどう測るか…。

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