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合格点(2014年11月01日)

市場原理主義者にとって、ようやく合格点レベルに届いた日銀総裁を迎えることが出来たのは嬉しい限りですが、ただこれで時間が間に合うかどうか…分かりませんね。それほど…これまでの政策運営者は、ここまで追い込まれるほど、市場を無視し続けたのですね。経済の基本は、株が上がる政策が正しいのです。ただしバブル状態は人間社会なので仕方がないとはいえ…注意しなくてはなりません。日本では1985年から1989年、米国は2000年頃から急速に普及し2006年ですね。それ以外は基本的に、株が上がる政策は正しいのです。

このようになると…、「何か、いい株はないか?」…と多くの証券マンは、お客様から質問を受けると思います。基本は政策に乗ることですね。今回、日銀は「ETF」と「リート」を買う訳ですね。この基本は株式投資と不動産と言う資産価格の上昇を狙っており、この資産効果から消費を支えようとするものですね。総資産規模の大きな会社は、何もしなくても資産は増え、含み利益が蓄積されます。だから単純に「証券株」と「不動産株」を買えば良いのですね。当然、金融取引は活発化されますから「銀行株」も、その範疇の選択肢になります。だから昔から、金融相場の基本的なパターンで、銀行、証券、不動産は3点セットと呼ばれています。

現状の経済指標は、明らかに息切れの経済状態なのです。つまりこの資産効果も中途半端、信用創造機能が働かないから、スマートコミュニティーへの移行もスムーズに進みません。昔の古い考えに縛られた政策運営により、情報活用が不十分なのですね。未だに電子カルテの整備も遺伝子を利用したオーダーメイド治療も現実化していません。カタルは述べています。キャシュレス社会を構築すれば…振り込め詐欺も脱税もなくなり犯罪も激減すると述べていますね。何故なら、リアルタイムで犯罪が追えるからです。GPSを活用すれば、直ぐに犯罪者の行動が、把握できますからね。

これで間に合うかどうか…と述べたのは、財政規律の問題です。失敗すれば、間違いなくガラガラポンの超インフレ社会になり、最終的に帳尻を合わせるか事になります。適度な節度を持って、健全な成長を目指せるかの分岐点に、日本は位置しています。黒田さんはその事を、よく知っている可能性があります。今回、異次元緩和に続きQE2(QE3)に及んだことは…、「次もやりますよ。」…という安心感を市場関係者に与えました。市場からの要求で、渋々、応じる姿勢と大違いですね。カタルが1989年に上京し、初めてではないか…と考えていますね。それほど、カタルの意に沿った政策実行です。ただ安倍政権のスタンスは、古い考えの人に明らかに押されていますね。両輪が正常に回らないとなりません。

安倍さんの「撃ち方やめ」報道は、メディアの品位の問題です。本当に腐っていますね。メディアは、いったい何を考えているのでしょう。今回はまた朝日ですが…、日経新聞などもくだらない記事の著作権を主張しますからね。引用されて怒るのは…どうかと考えます。それに過去の記事検索なども…非常に高い利用権を要求しますからね。あんなものは、取るにしても、1円、2円の部類にすればいいのです。一度、料金を取り公開しているのですから、引用されるのが当たり前です。悪戯に著作権を主張するのは、日本人の村意識の考え方ですね。日経新聞のネット購読料とWSJを比べれば分かりますね。日本は高過ぎます。広告ばかり読まされていますからね。此方が広告料を貰いたいぐらいですよ。テレビ東京のレベルは、異常ですものね。日本のメディアが日本をここまで悪化させたのです。この考え方は変わりません。

さて気分が良いので、ゴタクを述べている場合ではありませんね。人間と言うのは面白い動物で…初めは嫌悪感を覚えるのです。今回の追加緩和に、早速、噛みついていた人が居ます。慶応義塾大の准教授の小幡績という官僚上がりの学者のパターンですね。…カタルは、一度、彼に会ったことがあります。興味のある人は、その内容を読んでください。此方です。

実は、株も同じなのです。株価が上がる時、必ず、こんなバカな…と言う心理が働きます。金融相場と言うのは、そういうものなのです。「小野薬品」もそうですよ。非常に買いにくい株ですね。カタルは高株価の為、更に株価位置が気付いた時は、高かったため…更にお金がないから見送りましたが…本物は、買いにくいものです。でも力を入れている「ケネディクス」にとって、材料は揃ってきましたね。こんなに条件がそろっている株も珍しいですね。一つ引っ掛かるのは、信用買い残と注意喚起と言う規制の処置です。でも黒田さんが本気なら、間違いなく信用創造機能は確実に進みます。1300兆円の逆襲は、現実味を帯びてきましたね。1万円相場の可能性も指摘している銘柄です。100円以下から100倍の1万円??? 誰もが…首を傾げるカタル構想は、だんだん現実感を帯びることになります。

日本の成長を考えると…既に路線は一つなのですね。資産価格を上昇させてスマートコミュニティーを確立する事です。その為のインフラ整備の早期確立が望まれます。みちびきは2010年9月に打ち上げられましたが、あと3機、必要と言われています。正確な位置データを確立するために、常に4機体制が不可欠とされていますね。2017年から2019年などと…言わずに前倒しすべきです。

ジオフェンスの商売など…「NSW」を薦める切っ掛けに成りましたが、このようなスマートコミュニティーを先進国の中で、いち早く確立する必要があります。少子高齢化は否応なく、ロボット化の推進など…やることは山の様にあります。クラウド環境を整備する事は必要なのです。目先の業績推移で、株価調整を強いられている「富士通」は有望なのですね。だから200日線(670円)を割っているのだから、打診を入れて株価を見ることをすべきなのです。大きく買う必要はありませんよ。まだ調整の段階が続くでしょう。時間が必要なのですね。

カタルは、常に日本が最善と思われる選択肢が実行されることを念頭に置いて銘柄選別をしています。007も素晴らしいし資質を秘めています。だからピカ一銘柄と前から述べています。なにも自動車の情報端末IVIだけではなく、クラウドに関連する周辺環境を整備するローム組んだHD-PLCなどを含め、東大と共同の気象観測ソラテナの話題など…切り口を上げるとキリがありません。ようやくスマートコミュニティーの入り口に位置していますね。その内、読者の皆様にも、「ピカ一」の意味が理解されるようになるでしょう。J・TECもそうですね。カタル銘柄の3兄弟は、何れも欠かせません。

金曜日の株価は大幅高しましたが…、それなりに政策当局と市場との対話が、復活した価値は、大きなものなのです。怯んでは…なりませんね。馬鹿になって踊るだけの話です。何しろ25年ぶりに、凍てつくデフレの世界から、炎のインフレの世界に向かうのです。日銀が本気なら恐いものは何もありません。カタルは国債の追加買入れより、付利金利撤廃の方が、効果は高いと考えています。国債相場の流動性を懸念しているためですね。一般の人には分かり辛いですが…当座預金残高は、現在167兆円ほどあり、超過準備残高は127兆円ほどあります。この残に対し日銀は付利金利を0.1%払っています。これを撤廃するか…マイナス金利にすれば…、一気に、市中にマネーが溢れますね。

前回は期待感があり、国債金利が一気に跳ねましたが…今回は逆に品不足を懸念し、国債金利は低下したようですね。面白い現象ですね。でも、この考えは間違いでしょうね。金利はやはり上がるのが、正常な形だろうと考えています。この国債金利の先行きに注意を払ってください。正常な形なら経済が活発化し…金利が徐々に上昇する筈です。逆に急騰するようならコントロールを失い、ガラガラポンの超円安になります。200円とか300円と言う世界の話ですよ。130円とか150円の世界を言っているのではありません。ガラガラポンとは…いきなり物価が2倍、3倍の世界を想定しています。だからお金持ちは外債投資も良いですね。時間切れとは…そういう事なのです。まぁ、当面は大丈夫ですね。

ただ今、日銀が買っている国債が、確実に償還されずに再投下されると…円の信認は急速に失われます。恐いのはメディアが騒ぎ、イワシ民族が慌てふためくことです。実際は大丈夫なのですが…このような強行の切っ掛けは、大概はメディアの誤解です。カタルが日銀はルビコン川を渡っている…と指摘しているのは、そういう意味ですね。だからケネディクスの1万円相場は、たとえ…どんな形になっても、あり得るシナリオの一つなのです。メディアは自ら襟を但し、自重したいものです。ネ、朝日新聞さん。日本の将来を考え、報道して下さいね。それでは、また明日。