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イメージ(2014年12月06日)
米国の雇用統計値が、これ程注目されたことは、珍しいように記憶しています。為替が急激に円安に振れている現実が影響しているのでしょう。なかなかイメージとして湧かない米国の雇用状況は、此方のサイトからその様子が分かります。雇用者数は此方…。 失業率推移は此方です。新聞紙上に掲載される統計値は意図的な採用期間を用いたりしますから、自分で確かめると良いでしょう。期間は自分で長くも設定できますからね。
雇用などの労働関連指数は、経済指標の中では遅行指数です。景気の実態を見るうえで最後の方で改善しますからね。通常、労働環境が改善されると賃金が上がりますから、可処分所得が増え消費が更に過熱し、企業はこの需要に追い付くために増産しますから…需給ギャップが崩れ、景気が後退します。しかし近年はクラウド環境が整備され、このような統計上の誤差は、経験上、小さくなっているのでしょう。更に統計データも消費のパターンはネット販売などで変化していますから、これまでのように固定観念を持って見ては駄目ですね。統計数字も実体経済を後追いするのです。やはり株価が総合判断で一番正しいのでしょうね。
市場化が浸透してない中国は、この景気の上下波動の振幅が大きいですね。不動産不況から鋼材が余っていると言います。ただでさえ鉄などは無秩序に高炉を作り過ぎた為に過剰生産だったのですね。この影響が大平洋金属の相場やバルチック海運指数などの不定期船相場に影響を与えた訳ですね。海運株の上下は、その様な背景がありました。三菱商事などはこの中国の爆食の恩恵を受けた訳です。早くに鉱山開発を手がけましたからね。しかしシェールガス投資などは…今ではお荷物で、赤字の元凶になり始めています。住友商事などが1700億円の損失を計上しましたね。ついでに石炭と合わせ2400億円の損失でした。
サウジは70ドル以下ならシェールはシェアを奪えないとして…この辺りでの価格維持(60ドル台)を目論んでいると言います。米国の金融危機を支えたシェールガス革命の優位性が消え、お荷物になる時代になっています。日本の島野と言う中小企業が、アップル相手に起こした提訴は、アップルの驕りを感じざる得ません。シャープが工場の買戻しを申し入れた時も、アップルは冷たい対応でした。米国流のビジネススタイルと一笑できるのかどうか…。タカタのリコール問題もそうですが…米国の綻びをイメージしているのは、カタルだけでしょうか? GMへの対応と、タカタへの対応は、明らかに次元が違うように感じるのです。確かにタカタの対応はまずく…交渉能力の大切さを理解できる事例です。この生産ミスもメキシコ工場での生産が原因と言われ、過密スケジュールが生んだ悲劇と報道されていました。この事故は海外生産回避の流れを加速するかもしれません。円安ですからね。
カタル自身も分らないけれど…イメージを纏める為に、色んな重要だと思われる現象を並べています。多くの人は、このレベルになると…カタルの頭の中身が見え難くなるのでしょう。まぁ、失敗してばかりいるカタル君も、正しい訳じゃないですからね。今回のケネディクスの相場の見方も、間違っていました。当初から最強のチャートをイメージしていたことに、間違いの元がありましたね。昨年末に619円の壁を抜くと考えていた時間の読みは、1年も早く、ようやくハローウィン緩和で並んだわけですからね。どの時点まで、頭の構造を横にずらすか…。このスライドさせるのは、簡単そうに見えますが、なかなか難しいのです。V字型は輸出企業でしたね。僕は信用創造が未来社会を築くと言う発想で、相場を組み立てていましたが、現実は意外に目先の揺れに影響を受けますね。
これ程、米国は好調なのに…未だに、昨年だったかな…。光通信を掲げた時ですから、スマート・コミニティーへの展開が、見えませんね。カタルの構想は、ナスダック指数が、ITバブル時の高値を更新して、(5132ドルを超えて…。)初めて…新時代が幕開けされると、言うものなのですね。スパコンが実用化の段階になり、様々な変化が一気に進み、クラウドを始め、様々なサービスの開花を迎えます。昨日は火星探査の為のオリオンの打ち上げがありました。宇宙エレベーターの時代もやってきますね。カタルが日立などと共に好きな東レは、何れ値嵩株になりますね。時々、こうやって頭のイメージを文章にするから、読む方は、更にチンプンカンプンになりますね。いちいち解説するのは面倒なので…まぁ、いいや。
騰落レシオも高止まりしていると言いますね。金曜日は135ですか…。日銀のETF買いは明らかに、日経採用のPER上昇を支えています。すでに割高圏が拭えませんが、この円安がどれ程、利益に貢献するかどうか…。カタルは日本の経営者がROE経営に目覚めるので、過剰な企業内部留保は、自社株買いに回り、村田のような企業は研究開発費も大きく膨らむ筈です。カタルの好きなファナックは、2万円の大台をいつの間にか…突破したのですね。何故、ファナックを掲げたか、カタルの意図が分かりますか? 輸出企業の売り上げは、労せずに5割増なのですね。スバルなどの先駆した銘柄は分かりやすいから、取り上げられますが…実は影に隠れた銘柄が、たくさん眠っていますね。証券マンなら買いたい銘柄はゴロゴロしています。でも貧乏人は、じっと我慢するしかありませんね。たまには目先もしてみたいですね。
素人には難しいでしょうが、プロなら、簡単に目先でも儲けられる環境になっていますね。良い相場環境が続きます。指数絡みの銘柄は、どれも上昇を続けていますが…選挙後に、外人は一斉に売りから入らないのでしょうか…。でも年末年始ですからね。むしろ来年の2月頃の方が危ないかな…。今年の3月にかけて大きく沈んだように…。でも日銀もGPIFも株式運用をするわけで…外人が本気になって売り仕掛けをかけない以上、大きく下がりませんね。
今日の原稿は、カタル自身が迷っており、色んなイメージを探る為に材料を並べました。市場に散らばるパーツをどう解釈し、総合的に組み立てるかで、相場論が形成されます。この辺りは10年程度の証券マンでも、理解は難しいからもしれませんね。相場がどう動くか? 事前に、当たらなくても…自分自身のシナリオを構築する事を、お勧めします。そうして本当は、カタルの様に文章に残す事ですね。そうして時間が経過し、結果が明らかになりますから…。その時に、ズレがあるなら…どうして、そのズレが生じたか…。この原因を探り、次回に失敗を役立てるわけです。先ほど、カタルは1年、ケネディクスの読みが外れていると述べました。昨年8月から年末に掛け、何度も619円のチャレンジを試みましたが、その度に失敗し、株を投げています。
このズレは日本の清貧思想が、根強いことを物語っていますね。いくら日銀様が財政ファイナンスを実施しても、GPIFも日本国債を売る訳で…金利がドンドン下がるのは、やはり…おかしいと思っています。この辺りにケネディクスの動きも、影響を受けるのですね。同時に、オリンピックを控え、東京の再開発が話題になっています。この記事は、ケネディクスの相場イメージには…非常に重要です。一度、読んで置かれると良いでしょう。何故、1万円相場か? イメージが、沸くと考えていますね。
カタルは日銀による財政ファイナンスの賞味期間は、限られていると思っています。「この道しかない…」と言う、ひっ迫感を、どれだけの人が共有しているのか…。テレ朝の古舘さんのような大衆迎合主義の連中が、世の中を悪化させていると考えています。自立できない日本人を、多く生んでいる背景でもあります。どうして辛口のキャスターが生まれないのでしょうね。スポンサーが付かないからでしょうか…。共産党の時代錯誤の主張は…アイルランド、オランダの税金逃れ問題を見れば、分かりますね。日本人は…何処まで暢気なのでしょうね。特別会計などの二重制度の綻びは明らかなのに…。
考えて行くと…ケネディクスの株価推移が、非常に需要なことが分かります。いろんな面で…ね。カタルは「リートはPFI」だと述べています。この意味は、国の資産を、民間に移行させる構図ですね。この路線が見えるようになれば…日本株は10万円ですね。そんな、バラ色相場は本当にやってくるのでしょうか? それとも時間切れを迎え、為替は360円の時代に戻り、最悪は、共産党の主張の様に…大企業と金持ちは海外脱出で、日本全体が、夕張のような廃墟の暮らしになるかどうか…。(喩え…ですからね。あまり気にしないでくださいね。気分を害したらゴメンね。)まぁ、それも時代の選択次第ですね。
意外に…日本も広く、いろんな考えがあるのです。どれが、正解と言う事ではないですからね。それでは、また明日。