市場経済を考える。(2005年01月15日)
いやはや、また眠ってしまった。久しぶりのテニスをやり昼飯を食って昼寝をしたら熟睡をしてしまい、今頃、起きた次第。また遅くなってしまい、申し訳ございません。さて、眠い頭で昨日のテーマは非常に重要なので少し考えて見ましょう。市場経済は大きな転換を見せ、1989年のベルリンの壁崩壊から、これまでの東西冷戦時代から共産圏の市場参入が大きな流れになりました。このグローバル化の動きについて行けなかった日本経済が「失われた10年」と言う(実際は15年ほど)「氷の時代」を経験したのでした。
東西冷戦の影の中で計画経済の共産主義国家である日本は、未だに目覚めているのは極僅かの人々で、多くの人が戦後55年体制のおんぶに抱っこの浮き草族、世間の流れに身を漂わせているだけの人間なのです。既に崩壊している体制は民間の努力により、少しずつ形を変え始めたのが2002年なのでしょう。官が自己防衛の為に民間を裏切り、民間は官に決別を告げたのです。2002年の春は凄まじい嵐でした。大手銀行が倒産騒ぎですからね。呆れる官の指導力不足です。
戦争の時と同じです。特攻隊などと言う馬鹿げた事まで押し付ける官僚組織は財務官僚と軍官僚と名前は違っても同じような組織なのですね。一度、馬鹿げた戦争の軌跡を徹底して教科書で学べば良いのです。関東軍の辻少尉の存在など教科書に載ってないですね。いつまでも問題の論点をうやむやにする体制だから、時代の流れが転換した時に間違いを犯し、転換に時間が掛かるのです。ともあれ揺さぶられながら、どうにか転換し始めた日本経済は、あれだけの犠牲を払ったのに船頭役の一人であるマスコミにその認識がないので、多くの人々が戸惑っているのでしょう。
市場経済の共通通貨のドルは5%を切り始めたのが2002年の春です。この現象は何をもたらしたのでしょう?
ようやく、ベルリンの壁崩壊から15年が経ち、市場主義に参入した国々が力を付けてきたので、BRICsと言う言葉が登場したのは一昨年でしたね。ブラジル、インドは違いますが似たような存在ですよね。何故、これらの国々が成長を加速させたのかと言えば、アメリカの低金利政策の恩恵でもあるでしょう。その為に世界のお金は成長を加速する国々に怒涛のように流れ込み更に成長を加速させる。故に代表的な商品指数のCRBはボックスを抜け出し右肩上がりになり始めます。
アメリカのの低金利は訂正され始めましたが、先進国では一人辺りのGDPが3万ドルの為に消費者物価の動向は一次産品の値上がりに比べ緩慢です堪えるのは成長を加速させてきたBRICsなどの新成長国でしょう。。流石にロシア、中国は苦しいのでしょう。しかし対応しつつありますね。この影で一番恩恵を受けるのが世界の中で日本なのでしょう。なにしろリストラし効率化体制に切換えた時に特需が来るのですから…しかし自虐的な国民性が邪魔をし新日鉄を見ていると歯痒い思いがしますね。歴史観のない経営者は韓国に負けますね。ポスコ(旧浦項総合製鉄)は増産するそうです。サムソンが一兆円の利益をあげているのです。半導体業界で韓国に負け、再び鉄でも負けるのですかね。トホホ…日本国民は自虐的ですからね。
さて、経済成長とは…なんなのでしょう?
要するにお金ですね。お金があれば使います。馬鹿なかたるの行動を見ていれば分かります。
小泉首相は馬鹿ですが良いことを言っています。日本に投資してくださいと…この流れで2006年に商法が改正されます。外国企業による株式交換での企業買収が可能になるのですね。今年は前夜祭です。この春のビックイベントがUFJでしょう。かたるは博打は嫌いですが、ひょっとすると驚くような展開になるかもしれませんね。モルガン・スタンレーのニューハウス社長のインタビューは、その可能性がある事を示唆しています。アドバルーンがあがったソフトバンクのツーカー買収話もその一例でしょう。このように考えると、景気減速による失速懸念は薄いと言わざる得ませんね。やはり薔薇色相場はやって来る。