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来週の展望

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憧れの成長株投資(2005年02月25日)

UFJと三菱東京との統合比率が発表され、基本的に来週から銀行株は動きやすくなるのでしょう。
0.62と言う統合比率発表は私の推測値だった0.7より低く、容認最低ラインに指摘した0.6より、若干、上回った水準です。上手い事やったなぁ~との印象ですね。相場的にみると銀行株が主役ですが、投資的な魅力と言う点では一昨年でしたね。まだ株価は上がるでしょうが、あと2倍ぐらいが妥当な水準なのでしょう。まだ公的資金の返済を終えていませんから、買い場には違いありませんが、2倍が限度では面白くないですね。

多くのネット・トレイダーの人の投資の仕方は間違っていますね。そのように感じます。私が過去に失敗した軌跡を辿っているように感じることが多くあります。インサイダー情報や地場筋の動きなど…市場の噂や情報に価値があると思っている人もいるでしょうが、そんな事はありません。私がその筋の人たちと付き合いを断ったのも、その手の情報などに意味がないと考えたからです。数々の失敗を経験した末の結論です。

目先の売り買いをして大きく儲けた人はいるのでしょうか?
この数年の間に、一番成長した会社はマイクロソフトでしょう。ブツブツの話しでは1400倍になったそうです。
先週かな?わが国に上場しているヤフーが11回目の株式分割を発表しました。会社に問い合わせた所、この会社は1997年の11月4日にジャスダックに上場したそうです。当初の公募価格は70万円で初値が200万円だったそうです。仮に、その時に1株の株主になって、そのままヤフーの株主になっていたら、いくらになったのでしょう?
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1:2の株式分割を10回これまでにしていますから、2⇒4⇒8⇒16⇒32⇒64⇒128⇒256⇒512⇒1024株になっていますね。今度の分割を貰うと、なんと2048株になるのです。すごい会社ですね。近年では一番成長した会社でしょう。ヤフーの昨日の株価が519千円ですから、519*1024=5億3145万6千円になっている勘定になります。なんと200万円が265倍になったのです。70万円からだと759倍ですね。

わが国の歴史を見ると松下、トヨタ、セブンイレブンなど多くの成長株を生み出してきました。これらの企業はヤフーと同じような成長過程を歩んできたのです。やがて企業は大きくなり、成長は鈍化し株価は成熟期を迎えるわけですが、成長株投資の素晴らしさを是非感じて欲しいのです。

これらの成長の背景には時代の流れがあります。時代に合った会社が、時流に乗り儲け続けると、株主にも恩恵があるのです。1買い2ヤリの世界でプロの投資家に勝つのは至難の技でしょう。多くの人達が負けるのです。それならば時間を味方に付けて、少しスタンスの長い投資を見直してみるのも手ではないでしょうか?

200万円が5億円になるのです。こんな成長株に巡り合っても最後まで持っていないのが関の山ですが…社員や親会社はこの恩恵を受けているのですね。

ソフトバンクのチャートを見ると下げ相場になっていますが、業績はそんなに悪くないと思います。日本の既得権力者優位な政策により苦労していますが、やがて花が咲く時期が来るでしょう。2Qの29億円の営業赤字に比べ、3Qの75億円と拡大した事を危惧している売りがあるのかもしれませんが、悪化の理由はハッキリしています。日本テレコムの格安電話サービス「おとくライン」を広げる為の費用です。この費用が174億円掛かったそうです。

つまり実質的に数字は2Qの29億円の営業赤字から3Qは99億円の営業利益になっているのですね。「おとくライン」の拡販費用は何れなくなります。孫氏が2006.3月期の黒字宣言をしたのも頷ける訳ですね。業績が向上しているのに株価が下がっている。奇妙な現象が起きているわけです。つまり株価に適正価格とのギャップ拡大が生じているのですね。儲けるチャンスが拡大しているのです。もっと下がれば良い。そうすれば儲けが大きくなる。多くの人は株価が下がると投げますが、自信のある会社の株価が下げてきたら絶好の買い場だと思い、買い進めば良いのです。

勇気が要りますね。下げて来る株価に向かい買い進む。かたる銘柄の多くには適正株価が想定されており、売り買いを続けているわけです。この適正価格とのギャップが大きい会社を選んでおき、あとはタイミングを待つわけです。タイミングとは何か?端的に表れるのは出来高ですね。この出来高推移に注意しながら売買をすれば良いわけです。良い銘柄を幾つか選びロングランに売買を繰り返せば良いのです。

これは私自身の考え方です。投資にあたっては自己責任にてお願いします。

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