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成長率を考える(2005年03月19日)
昨日は一晩中、眠れなくて…この苦しみは花粉症の人でないと経験できないかな?今日は、まぁ、まぁの状態です。先ほどドンキホーテの本社で花粉症グッズを買ってきたところです。効くと良いのですが…この買い物で思ったのです。日清食品のカップヌードルを一緒に買ってきたのですが、なんとかたるの住んでいるスーパー価格が150円なのに、ドンキホーテは98円なのです。同じ品物が…買う場所によって、なんと5割も違うのです。正直、驚きました。賢い買い物をすれば、相当、節約が出来そうですね。
そう言えば、昨日テレビで「もったいない」と言うコトバの特集をしていました。この「もったいない」と言う言葉の意味を知らない若者が居るそうです。かたるの小さい頃はご飯茶碗に米粒が残っていると、お百姓さんが丹精をこめて作ったものを残すな!と教えられました。今はタイエットの為か全部食べるのは悪いような風習さえあるようです。時代が変わるとこのような価値観も変化するのでしょうか?
最近の報道を聞いていると、フジテレビ派ばかりでなく、ライブドアにも好意的なコメントが増えてきたようですね。しかし系列局の談話など聞いていると、やはりマスコミと言うところも保守的なんだと思いました。確かに、新しい環境と言うのは、先ず嫌悪感が前面に出てきますね。それは仕方のない人間の性格なのでしょう。しかし今の日本を考えれば、多少の冒険をしても体質転換を図らないと将来が見えませんからね。郵貯の民営化もおなじなのでしょう。M&Aは良い面と悪い面があるでしょうが、今は市場主義の価値観を宣伝する時期なのでしょう。その為のショック療法としてライブドア事件が起こっているという見方をすれば、ある意味で納得できます。
かたるは現状ではライブドア支持派です。しかしフジテレビの態度は兎も角、一所懸命に時間と努力を積み上げてきた成果を、お金だけで評価するような社会が正しいとは思っていません。ただ、証券界の人間として、あまりに市場主義の価値観である株式の価値をないがしろにする経営者が許せないから、今回のフジテレビの件は良い見せしめになればと願っています。考えてください。昭栄から始まって、ソトー、ユシロ化学と続いてきたのに、経営者は他山の石とせずに、無視し続けて来たのです。株主本位の経営はどんどん加速するでしょう。要らない資産を持たない、常に効率的な経営が求められるのです。
売上高営業利益率が1%なんて馬鹿な話があるでしょうか?常識的にそんなうまみのない商売を続ける人はいないでしょう。20%~30%程度の利潤を追求するのが当たり前でしょう。今回の根底にある理屈はM&Aだけの表面的な部分なのではありません。株主の立場を重んじる経営が必要で、その最大限の姿が売り上げに対する利益率を上げる事にあります。そうしなければ、投資した株の価値がないですからね。PERの高評価は売り上げの伸びの成長率だけでなく、利益率に対する評価も加味されるのです。PER100倍の勲章をもらえる経営者が、何人、日本に誕生するか?興味がありますね。
さて、市場は明確な第二ランド入りを宣言する必要があります。そのゴングを叩くのはみずほなのです。上の図を見てください。今回はネット・トレイダーの方の為に短期テクニックをご披露しましょう。Aの地点を見てください。11月の揉み合いを放れる前に、一度、下げを入れています。実に自然な動きですね。ジャンプをする前に、人間は一度ひざを曲げて沈みますね。あの動きと同じ自然の原理です。、同じように、今回も小さなクッションを入れて一気に新高値に躍り出ています。覚えて置いてください。株価は跳ねる前に、多くの場合、下げを入れてから上ってくるのです。特に、揉み合いを放れるケースなどに応用できますね。
何故、みずほなのか?と言う質問をよく頂きます。理由は明白です。日本のエリート銀行の寄せ集めだからです。興銀、富士銀行、第一勧銀、この寄せ集めの銀行が、世界で一番、時価総額を膨らませてこそ、日本の復活に繋がるのです。金融は要です。わが国を代表する銀行にPER20倍の評価を与えないで市場の復権がありえるでしょうか?企業の寿命は30年と言われていますから、PER30倍の評価でも一般的なのでしょう。今回のライブドア事件は、日本のGDPを上げる現象の一つでしょう。日本経済の成長率が高まれば、現在の市場平均PER17倍の評価は上がり、やがてPER30倍の評価に変わるでしょう。その復権役を務める柱の一つがみずほなのだとかたるは考えております。