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何故だろう?(2005年03月26日)

今日の新聞を見て唖然としています。例のフジテレビの持ち合いの記事です。
SBIがニッポン放送から議決権付きの株式を借りると言います。これが認められるのかどうか?明らかに保身の行動であり、本来ならおかしい行動に見えます。私が堀江さんなら裁判に持ち込みますね。しかし堀江さんも何処かで妥協しないとならないのが日本の社会なのでしょうね。まだ残念ながら、堀江さん達の考え方の時代まで進んでないのかな?…とも考えます。ネット族の最高年齢は一般的に僕らが(49才)上限でしょう。アスキーの西さんが僕と同じ年ですからね。ソフトバンクの孫さんは確か二つ下。

一般的な社会では早くて部長職かな?
役員の一歩手前ですから、権限があまりないですね。私はかなり世代を超えて付き合っているつもりですが、世代間のギャップと言うのは、やはりあります。だから考え方が違うのです。以前、団塊の世代は死に行く世代と表現し、お叱りを受けましたが、時代は流れているのです。だから体制転換はやむ得ないのが現実なのでしょう。私はあったことはありませんが、北尾さんをあまり好きになれません。孫さんは好きですが…何故かな?もっとも、堀江氏にも最初は良い感じを抱いてなかったですね。それが今では応援団ですからね。

要するに堀江氏はこの辺で自分の存在価値を世間に認めさせたわけですから、一旦、引くのが本筋の行動のように感じるのです。家康は辛抱強かったですからね。世の中に、自分達のグローバルな考え方があるんだと主張した効果は大きかったのです。ひょっとしたら、既にシナリオが出来上がっているのかもしれません。今回の騒動をこの辺で幕引きにさせれば、実を得られる可能性が高いですね。実権を握ったニッポン放送の存在をフジに受け入れさせ、フジの株式を手放し提携に持ち込む。リーマンからの800億円でしたかね。その価値以上の利益ですね。フジ株を売れば資金回収ができるのかな?

フジテレビの時価が281千円ですから、ニッポン放送の持ち株は57万3千株だから、えっ?計算が間違ってないよね。なんと1610億円じゃないの。本当かな?間違ってないね。堀江さんと言う人は…ここで手を引いても充分おつりが来るね。お金ってこうやって増やすんだね。たいしたものだ。それに引き換え日枝さんは…持ち合いだなんて…時代錯誤も甚だしい。

ここで考えて欲しいのです。
何故、巨人の松井はヤンキーズに行ったのでしょう?イチローは何故?
昨日は負けたけれど、サッカーもそうだよね。イタリアに行ったりしている。日本に一流のスポーツ選手はなかなか来ませんね。経営者もそうです。日産自動車はゴーンによって立ち上がり、ソニーもようやく、ハワード・ストリンガー さんに変わるんだよね。

先日、報道された記事ですが、OECD加盟国の中で日本の外国人労働力の比率は主要国で最低の0.3%だと言う記事を覚えていますか?日本についで低いイタリアでも3.8%なのだそうです。何故、この時代でこんなに閉鎖的なのでしょう。日本は海に囲まれ地理的な条件や文化の違いなどもあるでしょが、やはり開かれた国になるべきですよね。グローバル・スタンダードを目指すべきなのです。お金の流れもそうなっているのです。IASと言う国際会計基準は避けることが出来ないのです。文化もそうですよ。

世界のトッププレイヤーが日本に来て活躍したいと願う、そんな国つくりをしたいと思いませんか?フジテレビの持ち合い株式と言う行動は非常に馬鹿げた行動です。市場経済を全然理解していません。これに応じる会社も三流ですね。こういう経営者は交代させるべきです。確かに、敵対的買収は、あまり良い現象とはいえません。ある意味で市場経済の汚点部分かもしれませんが、こういう風に狙われる風土があるのがおかしいのです。

以前、兼松日産と言う会社が暴騰したことがあります。なんと親会社の兼松は馬鹿高値を付けていたにもかかわらず、子会社と言うだけの理由で売らなかったのです。そう言う経営者だったから、兼松本体が金融支援を受けたのです。経営とは遊びとは違います。義理人情で商売をするものでもありません。明確な、合理的なビジョンがあるべきでしょう。確り経営していれば、市場は良い評価を与え、買収の標的になりませんよ。経営者が無能だから買収されるのです。会社を私物化するから含みを残そうとする。M&A関連の株式交換の時期が、一年、遅れるそうですが、日本的な考えを改める時期に来ていますね。

日本を世界からの憧れの国にしたいと思いませんか?

さて来週です。来週は新営業年度を迎えます。アメリカ株にインフレ懸念が台頭しこの行方を見たいと、外人投資家は思っているのでしょう。しかしグリーンスパン氏の力量は優れています。心配ないでしょう。日銀短観は期待されていましたが、市場からは警戒感も出ています。だから中立要因でしょう。
3月期末ほど機関投資家からの売り物は出ないでしょう。企業業績は増益基調で増配ブームになっています。来期は減損会計の処理があり注目されます。これを見込んで増益になると言われています。だから強いんですね。

やはり、株価位置の高いみずほなのだろうと考えているのですが、仮に予想通りみずほが昨年来の高値を(560千円)更新すれば、休むと思われていた双日も上るでしょうね。ソニーなどのハイテクが戻っていますが、一時的な現象でそう天井は高くないでしょう。順番は内需の後で上るのが道理だと考えています。ただ、休んでいるだけに侮れませんが…あまり私の相場観は変わっていませんね。

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これは私自身の考え方です。投資にあたっては自己責任にてお願いします。

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