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前向きな精神(2005年06月25日)
驚きましたね。丸善の名古屋栄店の店内写真だそうです。このくらい並ぶと少しは売れるでしょうね。いよいよ「かたるの本」が本格的に全国の書店で並び始めたようです。
まぁ、既にノルマは達成したので、かたるはホッとしています。だから講演会のお誘いなど、一部を除きお断りしているような訳で、もし売れなければ、自腹を切る前に積極的に販売活動をしなくてはならなかったのでしょう。皆さんのおかげでどうもありがとう。同じ丸善でも日本橋支店は、小さなコーナーで陰に隠れて探すのに苦労したのですが、流石、景気の良い名古屋は違うのでしょうか?
さて、株式市場では個人好みの株式と言うより、機関投資家好みの株式の底上げが起こっている様子ですね。騰落レシオなどで過熱感を指摘する声もあるようですが…相場は過熱などしていませんね。投資家の参加者は代わっていますが、変らないのが保守的な信用規制など…私にはこの基準がさっぱり分かりません。何故、長谷工などが何時までも規制されているのでしょうか? 逆日歩が付いている会社は他にたくさんありますね。もっと、透明性を保つ規制制度になるべきですね。
実は信用規制が実施されると証券マンはお客様にその銘柄を推奨できなくなるのです。良いと思ってもお勧めできないのです。双日のような日々公表銘柄は、一度、お客様にその事実を告げれば勧誘は出来るのですが、規制銘柄は勧誘が出来ません。不思議な制度です。裁量が働いているように思っています。
さて、木曜日の「今日の市況」でポコスのことを書きましたが、右の表を見てください。インドの粗鋼生産は人口と比べ非常に低いですね。つまり理に適った行動なのです。ところが、日本の製鉄会社は積極的な海外展開をしてないように感じますね。わが国の技術は素晴らしく世界一だと言われています。中国にもインドにも自動車工業は出来ますね。なら薄板鋼板が必要になりますね。
機会損失と言う概念があります。旬を外すと旨みがなくなるのですね。ようやく、かたるの本が書店に並びましたが、なかなか売ってないというメールを多く頂きました。初版の発売日が5月の末でしたから、一ヶ月近く掛かったわけですね。しかし、かたるのことを知らない人は果たして買うのでしょうか? 初めての試みであるネットとの融合、本のフォローなど如何でしょうか? 本の質問でも良いですよ。何かあればメールして頂ければ、多い疑問についてはお応えします。正しいパスワードを入れたのに繋がらない。と言うメールを多く頂きましたが、その原因の99%以上は入力ミスなのでしょう。ちゃんと本文を読んでその通り入力して下さい。第一回目のチャットは来週ぐらいに始めようと考えております。何度か実施する予定ですからね。
さて、話しは飛びましたが、この利益の機会損失を鉄鋼会社は実感してないのでしょうか?建設会社も同じですね。日本の浚渫技術は世界トップクラスでしょう。日本国内で駄目なら海外に進出すれば良いのです。りんごの輸入問題で揺れていますが、おいしいりんごが売れないはずがありません。反対する前に輸出の手段を考えれば良いですね。世界の高級ホテルに卸せば良いじゃないですか? 買い手は世界中にいるはずです。規制で自己保全するのではなく、工夫して自由競争を挑めば良いのです。
相次いで、株主総会でポイズンピルの導入が否決されているようですが、当たり前ですね。経営資源が立派なのに、収益が上がらないのは経営者に問題があるのです。その事を日産自動車は証明しましたね。世界一の技術力があるのに、世界一の鉄鋼会社になれないなんて…株式市場でも同じです。人気があろうがなかろうが、結局、お客様が儲からなければ歩合セールスは喰えなくなります。
サラリーマンも役人も、自分の置かれている環境を思い、相手の立場に立って考えれば、疑問点が浮かび常に改善が求めらるのです。相場の見方も同じで日々修正されているのです。だから、かたるは本を出すにあたって、ネットでもフォローを実施しているのです。現実の生活も仕事も、日々、改善です。勿論、相場観も日々改善されているのです。
「かたるクラブ」の相場観ですが、今晩か明日にさせて下さいね。今日は遅くなり気分は良いのですが、少々腰が痛く、長い時間、腰掛けているのが辛いのです。ごめんね。だから、これから更に机の前でキーボードを打つのは…まぁ、相場も休みですし、許してもらえるかな?