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怯まずに歩こう!(2005年07月23日)
株式チャートなど当てにできないけれど、チャート的には、既に12000円前後のものではなく14556円を目指しているのでしょう。既に昨年の4月に2002年の高値である12081円を抜いていますからね。思い返せばあの高値は、みずほなどの銀行株が第一波動の高値を付けた時でしたね。だから理屈の上では、次に日経平均株価が新高値を更新するときには、銀行株が再び上げる必要さえも感じているのです。
何故、そんなに銀行株に拘るかといえば、経済(景気)の鏡である金融セクターの銀行が完全復活しなければ、経済に活性化が生まれないと思っているのです。15年の歳月は口で簡単に片付けられる問題ではありません。この時間の苦労は当事者でなければ理解できないものがあるでしょう。来年ようやく、みずほが公的資金返済を終えるのです。ここから新しい歴史がスタートすると、述べて過言ではないでしょう。
ただ、相場的には上がるでしょうが、効率は悪いでしょうね。2倍になる株は、他にいくらでもありますからね。「かたるの本」を買った読者からメールを頂きました。読んでいると、どうもネットで僕のことを知らなかったようですね。本屋さんで僕の存在を知り、メールをくれたようです。そのメールの中で銀行株が本に取り上げられていたから購入したと書かれていました。実はかたるにとって、過去の出来事になりつつある本の出版なんですが、まだ売れていると出版社の方からメールを頂きました。明日の日経新聞や、月曜日の日刊工業新聞、また9月号の「あるじゃん」(リクルート)に広告が載るのだそうです。
小さな本屋さんにも、ようやく本が行き届いたようです。この小さな本屋さんに届く本が売れる本の条件だとか…なにしろ証券マンですから、ノルマを果たすと気が抜けたようになっているのです。先日、本でお世話になった小井沼さんと京都で打ち上げをやったのです。だから既に心は、次のステップに行っているのです。実は連載が幾つかありまして…今度、やり始めたらご紹介しますね。実際のかたるに会える可能性もあります。まぁ、こちらは、今のところ内緒ですが…なにしろ、恥ずかしくて、恥ずかしくて…あんな赤裸々に実体験を、本に書かなければ良かったと思っています。
そうだ株ですね。皆さんは郵政民営化法案の行方などを気にしているようですが、株価に大きな影響はないでしょう。既に既定路線ですからね…。このことは「かたるの本」の132ページにも書かれていますね。衆議院を解散して総選挙を実施し、政権を交代させれば良いのです。爺さん、婆さんがやっている「さんちゃん農業」を保護し、合理的な株式会社の参加を拒むアホな政策をやる政権ですからね。現状に不満のある人もない人も、一度、政権の交代は緊張感のある政策の実行を実現する為に必要な条件なのですね。
既に市場参加者の経営者やサラリーマンなどが覚悟を決めていますから、株価への影響は無視して良いわけですね。効率化社会への覚悟ですね。覚えていますか? パイオニアが希望退職を募った時に、非難ごうごうだったのです。今では三洋電機のように希望退職を募っても、当たり前のように受け入れられていますね。そうです。国民が効率化社会への覚悟を決めたから、景気は回復し株価も壮大なスケールの相場に入っているのですね。みんなは「時間の概念」が薄いのですね。
確かに銀行株は昨年の4月から揉み合いに終始していますが、この時間は次のステップへの調整に、必要な時間なのです。小さな会社と違いますからね。上げ波動に対する調整は仕方がないのです。テロ、人民元の引き上げや郵政の民営化に絡む解散総選挙、どれも、あまり気にする必要がないのです。大きな調整などありませんから、思い切って投資をすれば「未来への糧」となるのです。そうです。お金と言う「力」があれば、やりたい事が出来ます。だから怯まずに、互いに相場に臨みましょうね。