未来かたるが語る

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閃く予感(2005年07月30日)

順風満帆に見える薔薇色相場なのだけれど、信じて良いものなのかどうか?
昔の僕ならば、文句なしに「薔薇色相場」を前提に行動をしていただろう。事実、「かたるの本」の本来のタイトルは「薔薇色相場がやって来た」なのです。しかし…失うものは何もないけれど、年を重ねるということは、こんな心境になるものなのでしょうか? 先ほど、テニスに帰りに、風呂に入りながら空を見上げて、昔の自分なら、どのような行動を選択していただろうか? と考えていました。相場の景色と言うものは、人それぞれによって違うように見えるのでしょう。同じ絵を見ても、おなじ音楽を聴いても、心への響きは違うもの。相場の景色も同じ舞台なのでしょうが、市場参加者によっては、かなり景色が違うものなのでしょう。

ITバブルは記憶に新しいものです。
あのときの驚きといったら…ソニーの株式分割発表を切っ掛けに、年末に掛け急騰を演じるのです。あのソニーが…です。翌年、光通信が241千円を付け、ソフトバンクが198千円を付けて撃沈しました。証券界にも人材がいなくなったものです。あの馬鹿相場をコントロールできなかったのですからね。僕が氏家を批判するのは、火に油を注いだノムラ戦略投信の設定です。同業の人間として情けないですね。

しかし、それと同時に新しい時代のパワーを感じた瞬間でした。かたるはディー・トレを批判していますが、残れるのなら頑張れば良いですね。そうして、その「うぬぼれ」を糧に、僕らの世界に来れば良いのです。そうしてプロの洗礼を受ければ良い。日本から世界に誇る投資家が生まれて欲しいですからね。5億、10億の遊びのレベルではなく、1000億単位の実力を有した本物の投資家が育てば素晴らしい事ですね。

証券界の扉は広いのです。本当の実力があるなら自分の売買報告書や顧客勘定元帳のコピーを持って証券界の扉を叩きないさいよ。実力があるなら何処でも採用してもらえます。僕らの世界には学歴なんか関係ありません。最後は結果なのです。実はかたるが歩合の世界に入るときも自分の成績を持参して証券会社を回りました。実際はそんなに甘くはありませんでしたが、どうにか自分の希望する仕事に就けるものなのです。会社は営利企業ですからね。慈善事業と違うから収益を当然考えますからね。条件は厳しいでしょうが、道は開けるものです。皆さんの力になれるように、かたるも努力を続け、機会あるたびに、証券会社の経営者に道を開くようにお願いしています。既に証券界も実力本位の効率化社会ですからね。過去の実績より現在の収益です。

さて、相場を見るとすごい勢いですね。コマツがストップ高したり…松下が87円高? どうなっているのか…嬉しいのですが戸惑いもあります。こりゃ、ひょっとすると、ひょっとしますね。いつかは来ると思った相場ですが、意外に早く前哨戦がスタートしたようにも感じます。冒頭の年齢と景色の感じ方を述べた真意が読者に伝わるでしょうか? かたる自身、早めに次の行動をスタートさせないといけないかもしれません。来春かな? と漠然と考えていましたが、夏相場から始まるのかな? 新日鉄が新高値を更新し500円以下の株価がなくなる薔薇色の相場がやって来る。そんな予感も閃くのです。

今日はこの根拠の一つである「団塊の世代」の退職が効率化社会を後押しし、企業の労働経費を削減する時代の流れを考えてみて下さい。下のグラフはわが国の人口構成のものです。戦後のベビーブームの終焉が株式相場にもたらす影響は大きなものがあるのでしょう。

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これは私自身の考え方です。投資にあたっては自己責任にてお願いします。

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