未来かたるが語る

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新しい時代へのステップ(2005年08月06日)

私は亀井静香と言う男が大好きです。むかし鈴木宗雄が好きで批判をかいました。何故か、私は田中角栄みたいな男が好きなのです。「任侠」と言うヤクザな精神構造が好きなのです。男は義理を重んじなければなりません。貸し借りは何もお金だけの問題ではないのです。自分の周りに好きな奴がいれば、その人間を応援する。これはごく当たり前の精神構造でしょう。動物園の猿を見れば分かりますね。上のものが下のものの面倒を見るのが当たり前。ところが最近は、この精神構造が欠けている若者を多く見ます。借りた恩義を仇で返す馬鹿が居ます。人間社会は助け合い、だから目に見えない努力を周りにするのです。そうやって、お互いに良い社会を築けば良いのです。

しかし、恩義を感じ大儀を失うのが郵政民営化法案への反対です。中身は私自身よく分かりませんが、市場経済が進行している今日、政府の支援を受けた金融機関が、しかも350兆円も甘えの構造の預金がある日本の仕組みはおかしいのです。今日の日経新聞には平田論説副主幹が「改めて郵政改革を考える」と言う記事を一面に掲げています。この通りです。ヤマト運輸が宅配便で訴訟した意味も、この仕組みへの批判です。新聞社がこのような社をあげた意見なら、反対派の衆議院議員の名前を列挙し投票しないように、運動を起こせば良い。国民が投票するから馬鹿な政治家が居るのです。誰が考えても15年間も経済の空白を生んだ元凶は明らかなのです。馬鹿にお金が流れる仕組みを遮断しなくなくてはなりません。

道路公団の汚職問題もみんな元凶はここなのです。郵便預金のお金が国債を買い支え、財政投融資に使われる。官僚の特権意識がここに存在します。私は小泉首相のやり方が好きではありませんが、方向性は間違っていません。ずっと亀井静香の方が好きです。人間味があり彼のほうが好きなのですが、今回ばかりは人間の好き嫌いで権力闘争をしている亀井にエールを送る気になれません。読売新聞は社説で「目的不明の解散に反対する」と述べていますが、三流新聞の為か郵政法案に意義にもあまり触れておらず、賛否の数の問題をクローズアップさせている。大切なのは真実です。社説で読売は、郵政民営化は緊急課題ではないと述べていますね。

苦労を知らないボンボン記者です。15年間の歩合生活の悲哀を味わってみれば良いのです。株式の持ち合い構造の改善のために、15年も月日が掛かったのです。本当の経済を知らないから、このような記事が書けるのです。ベルリンの壁が崩壊し15年です。世界で共産国家は何処にあるのでしょう? 国家予算の権限を弱め市場原理を働かせるのが世界の流れです。ソ連も中国も市場主義に移行しているのに、日本が…何を寝ぼけた論議を言っているのか? 山間部の郵便局の過疎化問題を持ち出して…問題のすり替えも甚だしい。このようなマスコミのレベルだから本物の人間が苦しむ社会構造なのです。

私はこれから、亀井氏にメールを送ります。皆さんも送って下さい。綿貫と言う馬鹿はどうにもなりません。同じく火中の中曽根弘文にもメールを送ります。心ある人は反対議員にそれぞれメールを送って下さい。

亀井静香のホームページへ

中曽根弘文のホームページへ

さて、来週の株式市場は郵政法案が通過してもしなくても大きな激変はないでしょう。そりゃ、世間で言われている程度の上げ下げはあるでしょうが、所詮、市場と言うものは「かたるの本」の132ページに書かれている通りです。こんな上下は適度のお湿りと言う具合でしょう。市場は僕らが考えているより利口にできています。むしろ、僕らの方が、余程、馬鹿なのですね。15年間の歳月の調整は力強い波動を生んでいるわけで、日本が構造改革している姿を捉えているのです。仮に総選挙になれば、新たなうねりが生まれるかもしれませんね。時代の流れには誰も逆らえないのです。

さて日本株の出遅れは継続的な外人買いを生んでいます。M&Aはライブドア事件により1年遅れましたが、市場に根付き始めています。能力のない経営者が排除される仕組みが出来るのです。銀行の公的資金返済が、来年、みずほなどから終了します。長かった過去の清算がようやく終わりを告げるのです。馬鹿な政治家と官僚の失政のツケを払い終わるのです。よく考えて下さいね。目先の株の上下などたいした問題でもないのです。時代の流れは不変なのです。株式投資で大切なことは時代の流れを見失わないことです。

個別銘柄の行方など大きな問題ではありませんが、皆さんは自分の損得が絡むから知りたいでしょうね。しかし誰にも将来の株価は分かりません。長谷工や双日が優先株式を償還していますが、正常化へのステップですね。私には信販やオリコ、双日やダイエー、長谷工、大京などへの過剰な指導が理解できませんね。借金は悪なのでしょうか? 時間を買う借金は戦略の一つでしょう。金融や商社、デベロッパーなどの借金は業態から見れば、自然な現象です。過剰な清貧思想が必要だったのか?今もって理解できませんね。

銀行の公的資金が返済し終わる来年末から再来年に金利は正常なレベルになります。おそらく、みずほが完済する来春には金利が1.5%~2%に引きあがるでしょう。溢れるマネーが動き出します。だから押し目は積極的に買って良いのです。日経平均株価が2万円に向かうのです。企業経営者は本業の利益を自社株買いへ向けます。事業法人の買い越しは永遠に続くと考えて良いですね。割高水準になるまで…再建銘柄はTOBを掛けられる予備軍なのです。オリコのように…

これは私自身の考え方です。投資にあたっては自己責任にてお願いします。

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