投票前まで悩む選挙(2005年09月10日)
来週はどんな展開を見せるのでしょう?
常識的に考えれば、個別銘柄では乖離率も高い銘柄も散見されるので、調整機運と言う見方が多いのでしょう。しかし強気のかたる君は、一段高がありえるのではないかと考えています。銀行、商社などは乖離率が高いですが適度に休んでいますね。日経平均株価は25日移動平均線より、そう乖離せずに右肩上がりを続けています。普通、調整入りする前には一段高をしてから、下げるのが普通のパターンでしょう。そう考えると、二つのパターンしか考えられません。
一つは選挙結果を切っ掛けとして大きく続伸するパターン、もう一つは横這いのチンタラとした時間調整のパターンですね。民主党が政権を握るとイラクからの撤兵がアメリカとの関係を悪化させるのか? 最近はアメリカ国内でもイラク政策に対する批判が出ているので、そんなに重要な亀裂が入るとは思えませんね。あと下げる材料と言うのは何があるのでしょう?
ようやく銀行の貸し出しがプラス転換しました。この意義は非常に大きいですね。ただし今回は特殊要因があるのでしょうが…それにしても右のグラフのトレンドは覆りません。株式市場もそうですが、市場主義の場合、絶対値より方向性が重視されますね。やがて今あるトレンドが新しい潮流となるからなのでしょう。
経済は回復し、アジアの隆盛は既定路線なのです。中国は大国ですが共産党一党支配のままでは何れ歪みが出てくるでしょう。やはりアジア圏での覇権と言っては大げさですが、一定の力を有した日本は躍進するのでしょう。韓国に進出するファーストリテイリング、ベトナムに大規模投資をする日本電産、良い方向性が出ているようです。既に始まっているのかどうか? 定かではありませんが邦銀によるアジアでの融資活動は盛んになるでしょう。金融庁など役人は大局を見なくてはなりませんね。ここ数年は重要な位置です。的確な政策の実行が必要になるでしょう。
話しはそれましたが、やはり来週の相場は強含みと考えて良いでしょう。強いてあげるならアノマリー現象ですね。11月は節税対策のために株式相場は安くなる。だから早めに手を引く投資家が存在するかもしれません。劇場型選挙といわれる明日の投票率が高いことを祈ります。皆さんも選挙に行ってくださいね。かたるはまだ悩んでいます。本来は自民党派だけれど、長い権力組織は腐るので体制転換のため、ここ数年、民主党に入れてきました。しかし今回は未だに迷っているのです。
株と同じだね。いつも悩んでいる。結局、どちらに転んでも良いような対処を取るのかな?でも、それも不自然だし…まぁ、天命を待つ気分で選挙に臨み来週の相場に向かおうと考えています。