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ネット社会は素晴らしい(2005年10月08日)
最近は便利になったもので、インターネットを利用して何でも分かるようになりました。株式売買をする場合、銘柄選別にあたっては、かなり調べているつもりです。その為に欠かせないのが有価証券報告書。有価証券報告書は企業の姿を見ることができます。その企業がどんな財産を持っているか? 設備投資の項目を見れば、直ぐに分かるわけですね。
会社の保有している土地の簿価評価が適正かどうかは、路線価格で判定できます。その路線価もインターネットで簡単に分かるのですから、便利になったものです。本日から、リンクの所から飛べるように追加しました。…と言うもの、かたるは新規の銘柄に取り組む為に、色々調べる必要が生じたために勉強したのです。簿価と時価の差額を計算し時価総額を弾き、業績以外に含み資産でも買えるかどうか?会社の計上している一株あたりの純資産は、もっと価値があるかどうか? 調べる為に両方が必要になります。勿論、IRNETのTOPページから、上場企業のホームページで最新のニュースなどもチェックするわけですが…
歩合セールスは大変です。全部、自分で調べるのです。場合によれば自分の足で本社や工場などを視察して、実際の環境など確かめに行くこともありますし、直接、IR担当に面談し、自分の疑問をぶつけ回答を求めることもあります。まぁ、多くは電話で済ませるのですが…やはり実際に訪問した方が、別な発見もありますからね。「IRNET」では本物の投資家を育てるお手伝いをしたいと願っているわけです。その為の新たな取り組みも始めます。より良い情報サイトを目指すのです。
現在の所、未来かたるの主観に偏っているコメントを徐々に変えたいと願っているわけです。市場にはあらゆる意見が混在し、どれが正しいのか常に流動的なのです。故に、投資家の皆さんが色んな意見に接する場が必要で、偏ったコメントは弊害を招くと思っているわけです。雑談が長くなると、本題のスペースがなくなりますからこの辺にして…
さて、相場は空前の規模の商いをこなしております。東証のサーバーがこの3連休の間に増強されるそうですが、あの程度の見込みで果たして機能を果たせるのでしょうか?日本の投資家は2000万人いるという説があるそうで、2000万人の人が1000株ずつ注文を発注すると、なんと200億株になります。出来高20億、30億など、まだほんの走りなのかもしれません。
昨日、兜町で昼飯を食っていると、隣にフリーター風の若者が株の話しをしていました。どうもネット・トレイダーのようです。今日は○○の銘柄をいくらで買って、いくらで売ったとか…○○は後場から面白いよ。とか言う会話でした。一体、新たに生まれている株成金のうち、何人がこの世界で残れるのでしょう? 7億稼いだ学生がいるという話しを聞いたことがあります。本当かどうか分かりませんが、1億2億のレベルなら存在しても不思議ではありませんね。事実、私のお客様がそうですから…しかし10億ロットになると市場に影響を与えますから…ネット・トレイダーの限界があるわけです。
さて、日経平均株価のチャートを見てください。注目していただきたいのは出来高です。どの株もそうですが、上がる直前の初動段階において出来高は膨らむのです。このチャートを見ると分かるように日経平均株価は、まだ、ほんの走りの段階なのですね。多くの日本人は、株がこんなに上がっていることも知らないのです。テレビのニュースで株が上がっていると報道されていても、自分の頭のなかでイメージが沸かないのです。
皆さんは歴史的な空前のチャンスを手にしているのです。株で儲けて家を買い、生活を豊かにすれば良いのです。私のお客様は既に5人の方が新たに土地を買ったり、家を買ったりしています。働くことは素晴らしいことです。ただ同じ働くのでも稼いだお金を更に有効に運用できなくては意味がありません。幸い、皆さんは既にIRNETを読まれているわけで、その資質は充分あるのでしょう。あとは自分の感性を磨き、投資と仕事に頑張れば良いのです。資産運用が出来る人と、馬鹿みたいに銀行預金しか知らない人とでは雲泥の差が生じますね。
みずほを1株10万で買った人は、今では70万円。預金した人は2年間の利息を2%としても11万にもなりませんね。一番、安く双日を買った人は300円が600円になっている既に2倍になっています。毎日、IRNETを見ていれば、その内、本当の力が身に付くようになるでしょう。カタルの意見を鵜呑みにするのではなく、疑問を抱くことです。何故、こんな事を書いているのだろう?こいつ馬鹿だな…。俺ならこうするだろう。という具合に…考えながら読めば良いのです。
株の初動段階は仕手株でもない限り、あまり大きな押しを入れないものです。むしろ騰がり過ぎて買うのを躊躇するのですね。だから先ずリスクを感じない株数を買うことです。人それぞれにより、リスクの許容範囲は違います。住金が柱なら、先ず住金を1000株買うことです。そうすると相場の全体像が見えてきます。現在、起きている現象を批判しない為に、先ず参加するのです。少しお金持ちの方は1万株、中には最低の許容範囲が10万株の方も居られるでしょう。自分の技量にあわせ株を買えば良い。そうすれば全体像が見えてきます。銀行が上がり、鉄鋼が上がり、不動産が上がり、商社が上がる。どれもスケールが大きな相場を暗示している動きですね。超大型株が相場の主導権を握っている。
目先の微調整など問題ではないのです。チャートを見ればわかるように、いずれハイテク株も上がるようになり日経平均株価は2万円、3万円と高値を追って行く事でしょう。細かな動きに動揺せずに、大勢観を大切にすべきですね。相場の焦点は大型株と金利動向を見ていれば良いのです。日銀がゼロ金利政策を止め、実際に金利が2%、3%と上がっていくまで超強気を貫けば良いのです。さて明日はお休みを頂きます。月曜日の夜は、ひょっとすれば書くかもしれません。