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とりとめのない発想(2005年10月01日)
株式動向を考える上で、いろんな事を考えます。一例を挙げると今日の日経新聞の市況欄の記事ですね。薄鋼板の在庫が増えているという記事が目に入りました。やはり事前予想のように前期の数字の維持が難しく下期は落ち込むのだろう。…と言うことは、今の鉄鋼株人気は一服して、実際の動向を確かめる可能性が高いのではないか? と言うのが第一印象だけれど、量的緩和状態が解除されるが金利水準はこのまま続くわけで、依然、流動性相場は続き、低いPERの鉄鋼株は水準訂正が続くのだろうか? と言う考え方も出来る。また、これは一般鋼のはなしで、シームレスパイプは世界中から引き合いが強いので住金が独歩高することは考えられないか? とか…
兎も角、様々な可能性が記事を見た瞬間に瞬時に頭を駆け抜けるわけで、その場合の全体相場の行方を総合的に思うのです。1バーレル=60ドル台が続く相場は異常値で既にインドネシア経済や中国などを見れば、価格について行けない国が存在するわけで、と言うことは、この石油高は何れ沈静されると考えるのですが、同時に、過去の例を見ると相場と言うのは適度の終わり方と言うのはしないもので、必ず最後にこれまで続いたトレンドの狂乱を演じる場面があるのも事実です。と言うことは今までのペースから一度天井を付ける駆け上がる相場を演じるのではないか? とも考えるわけで、まだまだ資源株の相場が続くのだろうとも思うのです。
更に、鉱工業生産の動向から電子部品の在庫調整が終了に向かっているとの観測もあり、相場の圏外だった電機株の出番もあるのではないか? とも考え、その場合の銘柄は低位株から値嵩株の流れが自然か?それなら村田とか京セラを注目してみようか?とか…頭で様々な相場の流れを組み立て、自分で業績の推移、更にはチャートの形などを見て、どの銘柄に投資をすれば、最大の効果を得られるか? 証券マンはいろんな事を考えながら休みを過ごしているのですね。一つの市況を見ても、一つの新聞記事を見ても、それぞれが相場に影響を与えます。その小さな値動きが、やがて大きな動きになり、様々な現実社会を創り上げて行く。
解説を聞けば、なんだそうか…と思う人は居るでしょうが、この考えを実際の行動にどう反映させるか? ここが一番重要なのです。頭の空想は誰にでも出来ます。一夜でも小雪と共に過ごしてみたいとか…まぁ、男は馬鹿な空想をするわけで…仮に持っている株が1000円になったら車を買おうとか、家の頭金にしようとか…色んな事を頭で考えるのですが、一番大切なのは空想ではなく実際の行動です。その行動が様々な波を立て、社会に反映されていく。勿論、自分の取った行動が予期したレベルの結果なら良いのですが、予期しない悲惨な結果になることもあります。問題は自分の取る行動ですね。
そうこう考えると大概の人間は保守的な選択をします。結果、なにもしない。こうして無駄な時間が流れていく。一番、嫌いなのは結果を恐れて新しい行動を取らないことです。勿論、無謀な計画による行動は慎むべきでしょうが、勝算があるならチャレンジすべきでしょうね。そうでなくては生きている価値がない。何の為に今の時代を生きているのか?季節が変わり、風が涼しく感じられ、例年の如くアレルギー性鼻炎の開始、景色の変らない時を過ごすより、景色が変った方が楽しい人生を送れるのではないでしょうか?
なんだか…奇妙な内容だね。今日の文章は…
手数料の安い株式取引で市場にチャレンジするのは良いけれど、人間の欲に溺れた行動は慎んで欲しいのです。誰でも軽く舞い上がる株価を見ると熱くなります。人間だから当たり前ですが、投資と言う行動は時間なんですね。1年と言う時間はあっという間に過ぎます。勿論、10年もあっという間なのです。僕ら日本人は世代を超えた投資と言うのを考えた事があるのでしょうか? 歴史を見れば、そのような夢が人類を支えているのでしょうね。高騰する資源相場は二酸化炭素のよる温暖化の地球の悲鳴のようにも聞こえるのです。
今日は駄目だね。書けば書くほどおかしくなるし、相場を見えていないし、様々な感情が心の中でうごめいているから、読者には伝わらない。来週はきっと反省が芽生えるが、同時に歴史の強さをも感じる複雑な相場展開かな? 注目は住金の動向ですね。それとソフトバンク、銀行、商社、資源関連などと共に圏外の電機株も眺める必要がある。調整を前提に相場に取り組む必要を感じます。一日、ぼんやり川の流れを眺め、雲の動きを見て相場を考えてみよう。何処かにピクニックも良いね。公園へサンドウィッチとワインでも持って…それに犬でも居れば、もっと良いけれど…
そう言えば…なんだか「かたる」のインタビュー記事が更新されたとか…