高いモチベーション(2005年10月22日)
昨日は雑誌社の編集に携わっている人達との飲み会でした。1週間に2日か3日は、誰かしらと飲んでいる「かたる君」は自分自身を作っているな? と感じることが良くあります。毎日書いている「かたる君」を独自のキャラクターに変身させているような気もするのです。本サイトの内容は全て事実ですが、「かたる君」の性格を作っているのでしょう。歩合セールスなどはノルマもなく、普通は高水準のやる気を維持することが出来ないものですね。特に人間誰しも所得が多くなれば、堕落するように神様が人間を作っているので、高いモチベーションを維持することは非常に難しいのでしょう。だからあえて自分を追い込むのです。本サイトで公開した以上、その路線に沿って行動しなくてはなりません。自分の発言の価値を高める為に、嘘は言わない。言った以上、必ず成し遂げる。…を信条に行動しようと考えています。自分を追い込むために、老人の甘えの構造発言やお客様の運用成績などを書くのでしょう。そうすれば、もっと頑張ろうと自分自身に楔を打つことが出来ます。だから眠れぬ夜過ごす時間が長くなるのでしょう。
自己のアイデンティティーを確立させ、高いモチベーションを常に持ち続ける。大変、疲れる作業ですが、そうしなければ成長は止まり負け組みに転じる。常に上を目指し生きなくてはならない。昨日より今日を、今日より明日を。効率化社会の非情さとを説き、日本人の意識改革を即すためには、まず率先垂範なのです。だから僕は株屋の世界でトップに立ちたいと願っているのでしょう。市場の読みをもっと優れたものに…もっと鋭く、もっと確実に…その為には本物の世界を知らなくてはなりません。だから日々、本物の人間に会い感化を受けたいと願っているのでしょう。だから新しい人を紹介されるとワクワクします。新しい人との出会いは飛躍のチャンスでもありますからね。昨日も始めて会う編集者の方でした。銀座で有名な文壇が集う銀座「らどんな」に行ってきたのです。既にママさんの上海お春さんは亡くなっておられ、お話を聞くことが出来なかったけれど、ちいママの川崎千鶴子さんに、川端康成などの人柄を聞いて楽しい時間を過させて頂いた。先生は晩年、ホステスを連れてディスコに行くハイカラなスケベ爺さんだったそうです。近く、記憶の薄れた雪国などの小説を読み返してみたくなった次第です。
同席していた、この雑誌社のS君は裏の世界に詳しいらしい。まだ若く24歳と言っていたが既に吉原をはじめとするソープなどの通らしいのです。そう言えば「かたる君」はこの年になって、一度もその手の店に行ったことがないので、今度、一度ぐらい同行をお願いして…昨夜、別れたのでした。とても彼の人生が面白そうなのですが、彼と話しをする時間があまりなく、放浪時代の経験を、今度、再び会ったときに聞いてみたいと思った次第なのです。一見、株と関係ない、これらの行動は実は密接に、相場観の中で役立っているのです。人間社会には様々な人達が生きており、僕とは違った考え方をする人がたくさんいる訳で、逆の考え方を聞くことは非常に重要なのですね。昨日もそんな経験をしました。人間はいつも縄張りのようなものを持ち、いつしか変化を求めなくなります。いつも同じ所で昼飯を食い、同じメンバーと食事に行きます。そうした積み重ねが、いつしか自分に鎧を被せるのです。そうして保守的な行動しか取らなくなります。株屋は変化の激しい世の中を見極めなくてはなりません。だから若い世代との接触を多く持ち、楽天の三木谷氏の考え方などの思考パターンを想像しなくては株価が見えないのですね。
手許に18日の日経産業新聞があります。実はこの新聞に興味のある記事が載っていたのです。3面に、タムラ製作所の「圧電セラミック トランス」の記事が掲載されていました。直感的にタムラ製作の株を買ってみたいと思ったのですが、行動に移さずにウォッチしていましたら、やはり何処かのファンドが買い始めたのでしょう。株価がぐんぐん上がって行きました。数日前にクラレだったかな? 無機ELの報道があり買い気配スタートで始まって萎んだ株価になった現象がありましたね。有機ELは炭素を含んでいるから劣化するが、無機ELは劣化しない特性があるという記事の内容でした。夢はあるが実用性が問題にされる記事と、実際に収益に反映される記事の違いです。勿論、短期的な評価の話しですが、ディー・トレイダーにとってこの差は非常に大きなものになります。「かたる君」は一応プロですので、日計り専門の経験も豊富です。その手の情報が持て囃される今日、手数料システムが違う世界で生きている「かたる君」は、違う路線で皆様に本物の投資家になって欲しいと願っているのです。僕は残念でならないのです。何故か、この世界、偽物が横行しているような気がしているのです。表面上だけの現象しか見ないと、必ず負け組みに転落します。それは僕の人生でしたからね。既に僕が長い時間をかけて経験してきた失敗を、多くの人が同じ轍を踏んでいるように感じられる昨今なのです。
株の話しは明日書こうかな…? またこれから出かけなくてはならないから…