来週の展望 http://www.irnet.co.jp/review/ ja 2008-03-08T10:02:31+09:00 流動性 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2008/03/post_41.html 今日は流動性について考えてみます。
少し聞きなれない「流動性」と言う言葉です。市場経済では売り買いが盛んでないと正常な価格が付かなくなります。そもそも、ものの価格は需要と供給により決まります。本のケースでは説明すれば、専門書の単価は高いですね。医学書など専門分野の本は読む人が少ない為に採算ラインから価格が決められており、一冊、数万円と言うものがあります。一方、文庫本は読む人が増えます。ポケット版で、しかも書店でも場所をとりませんから、長い期間売れるから、単価が安くても採算に合います。(この引き合いは本の価格は文庫本が正常な価格だという喩えです。)

株式市場も参加者が増えれば、需要が増え供給が固定されていますから株価は上がるわけです。同時に色んな比較を行うようになり、出遅れ銘柄の物色が盛んになります。多くの人が会社の内容を見たりして株価を決めていくわけです。ところが…PBR1倍割れの現象が、長く続く日本はどういう事なのでしょう。株価=お金の筈なのに…PBR0.5倍と言う株まで出現する有様です。通常ならTOBをかけて全株を買い入れ、従業員を解雇し、資産を売却すれば残存財産が残り利益が得られます。これが株式を買う権利のひとつ残余財産分配権ですね。この権利を妨げるのが株式持合いや日本の仕組みです。更に持ち合いは効率的な経営を妨げますね。経営責任意識が薄れIHIのように経営失敗をしたら会社の財産を売って誤魔化します。持ち合い制度は、株主にとって負の面が大きいのです。ブルドックなんか悲惨です。株を持っている投資家により、本来あるべき平等な権利を失う判決ですからね。私が今井功と言う最高裁の裁判官を批判する理由はここにあります。

現在の株安は明らかに異常現象ですが、あのブルドック判決は要因の一つであります。私が過敏に新日鐵批判をしている理由の一つに株式持合い制度があります。住友鉱山、住友不動、関与している三井住友銀行は市場原理を踏みにじる行為ですね。日本の株安の原因は外国人投資家の売りにありますが、引き金はサブプライム問題からの流動性の欠如ですが…日本株を対象から外すのは日本に原因があります。悲しい現象です。私は予てから日本には時間がない。残された時間が限られていると述べています。最近、潜在的な財政再建団体が増え、全国で夕張化が進んでいます。ガソリン税が話題になっていますが、私は民主党の意見に賛成です。何故なら、官の財産(予算)分配率を下げるべきなのです。予算を減らし小さな政府を目指し民営化すべきです。

公立病院の採算悪化から縮小や撤退が増えています。私の知り合いが再生の仕事をして民間の病院の再生に成功していますが、公立病院は手をつけないそうです。何故?と聞いたら看護婦などの給料が公務員の為に高止まりしていると言うのです。道路族が跋扈し狐や狸の通る道を作っています。郷里の先輩、田中角栄の負の遺産ですね。悲しい現実です。株で儲けることも大切ですが、カラ売りで儲けるなんて…やはり僕にはできないかな? 証券マンとして失格と言われるが…何とか、日本を変化させたいものです。毎日、目減りする株価を見ると悲しい。涙が出てきますね。でも僕は日本の食べ物は世界で一番だと思います。優秀な国民だから、みんな我慢強いし、努力をします。真面目ですね。故に大丈夫だと信じています。方向性が大切なのでしょう。

下のグラフはコマツと日立建機の株価推移です。コマツは今年一番の人気株です。しかし株式の指標では明らかに日立建機の方が優れています。しかし株価は…流動性の欠如から逆転することも、しばしばありますね。私はこの逆転現象は流動性の欠如の状態を表していると思っているのです。新日鐵とみずほの株価は現在、鉄の方が約100円(額面は違うが…)上に開いています。しかし時間の経過で、この株価は再び逆転すると考えています。明らかにみずほの方が上です。時間の経過で変化していくでしょう。この比較の意味は金融行政の改善が必要なのでしょう。規制で縛る政策ですね。

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官は全て自分達の意見が正しいと勘違いしています。厚生労働省のグリーンピアなど代表的な失敗例はたくさんありますね。予算を減らし縮小すれば良い。みんな民間にすれば良いのです。株価は日本の将来です。活力のある社会は金融力が命なのです。銀行株が新安値を更新していますが、あまり心配はしていません。金融危機は去り、新たな飛躍の為の調整期間でしかないからです。今度は本物の相場になると考えています。私はみずほを2005年に50万円足らずで、あきらめて双日に移しましたが、双日と野村に裏切られたかな? まぁ、私の見込みの悪さですね。最近、思うのです。やはり大勢観は大切だと…
今は株が下がり不安に思うでしょうが、単純平均株価の推移を見れば、絶好のチャンスですね。下のチャートは2003年からの回復過程をこれから起これば…のイメージ図です。2003年以来、儲けるチャンスが来ているのでしょう。日本を信じ、私はがんばります。

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kataru 2008-03-08T10:02:31+09:00
高いモチベーション http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/10/post_40.html 昨日は雑誌社の編集に携わっている人達との飲み会でした。1週間に2日か3日は、誰かしらと飲んでいる「かたる君」は自分自身を作っているな? と感じることが良くあります。毎日書いている「かたる君」を独自のキャラクターに変身させているような気もするのです。本サイトの内容は全て事実ですが、「かたる君」の性格を作っているのでしょう。歩合セールスなどはノルマもなく、普通は高水準のやる気を維持することが出来ないものですね。特に人間誰しも所得が多くなれば、堕落するように神様が人間を作っているので、高いモチベーションを維持することは非常に難しいのでしょう。だからあえて自分を追い込むのです。本サイトで公開した以上、その路線に沿って行動しなくてはなりません。自分の発言の価値を高める為に、嘘は言わない。言った以上、必ず成し遂げる。…を信条に行動しようと考えています。自分を追い込むために、老人の甘えの構造発言やお客様の運用成績などを書くのでしょう。そうすれば、もっと頑張ろうと自分自身に楔を打つことが出来ます。だから眠れぬ夜過ごす時間が長くなるのでしょう。

自己のアイデンティティーを確立させ、高いモチベーションを常に持ち続ける。大変、疲れる作業ですが、そうしなければ成長は止まり負け組みに転じる。常に上を目指し生きなくてはならない。昨日より今日を、今日より明日を。効率化社会の非情さとを説き、日本人の意識改革を即すためには、まず率先垂範なのです。だから僕は株屋の世界でトップに立ちたいと願っているのでしょう。市場の読みをもっと優れたものに…もっと鋭く、もっと確実に…その為には本物の世界を知らなくてはなりません。だから日々、本物の人間に会い感化を受けたいと願っているのでしょう。だから新しい人を紹介されるとワクワクします。新しい人との出会いは飛躍のチャンスでもありますからね。昨日も始めて会う編集者の方でした。銀座で有名な文壇が集う銀座「らどんな」に行ってきたのです。既にママさんの上海お春さんは亡くなっておられ、お話を聞くことが出来なかったけれど、ちいママの川崎千鶴子さんに、川端康成などの人柄を聞いて楽しい時間を過させて頂いた。先生は晩年、ホステスを連れてディスコに行くハイカラなスケベ爺さんだったそうです。近く、記憶の薄れた雪国などの小説を読み返してみたくなった次第です。

同席していた、この雑誌社のS君は裏の世界に詳しいらしい。まだ若く24歳と言っていたが既に吉原をはじめとするソープなどの通らしいのです。そう言えば「かたる君」はこの年になって、一度もその手の店に行ったことがないので、今度、一度ぐらい同行をお願いして…昨夜、別れたのでした。とても彼の人生が面白そうなのですが、彼と話しをする時間があまりなく、放浪時代の経験を、今度、再び会ったときに聞いてみたいと思った次第なのです。一見、株と関係ない、これらの行動は実は密接に、相場観の中で役立っているのです。人間社会には様々な人達が生きており、僕とは違った考え方をする人がたくさんいる訳で、逆の考え方を聞くことは非常に重要なのですね。昨日もそんな経験をしました。人間はいつも縄張りのようなものを持ち、いつしか変化を求めなくなります。いつも同じ所で昼飯を食い、同じメンバーと食事に行きます。そうした積み重ねが、いつしか自分に鎧を被せるのです。そうして保守的な行動しか取らなくなります。株屋は変化の激しい世の中を見極めなくてはなりません。だから若い世代との接触を多く持ち、楽天の三木谷氏の考え方などの思考パターンを想像しなくては株価が見えないのですね。

手許に18日の日経産業新聞があります。実はこの新聞に興味のある記事が載っていたのです。3面に、タムラ製作所の「圧電セラミック トランス」の記事が掲載されていました。直感的にタムラ製作の株を買ってみたいと思ったのですが、行動に移さずにウォッチしていましたら、やはり何処かのファンドが買い始めたのでしょう。株価がぐんぐん上がって行きました。数日前にクラレだったかな? 無機ELの報道があり買い気配スタートで始まって萎んだ株価になった現象がありましたね。有機ELは炭素を含んでいるから劣化するが、無機ELは劣化しない特性があるという記事の内容でした。夢はあるが実用性が問題にされる記事と、実際に収益に反映される記事の違いです。勿論、短期的な評価の話しですが、ディー・トレイダーにとってこの差は非常に大きなものになります。「かたる君」は一応プロですので、日計り専門の経験も豊富です。その手の情報が持て囃される今日、手数料システムが違う世界で生きている「かたる君」は、違う路線で皆様に本物の投資家になって欲しいと願っているのです。僕は残念でならないのです。何故か、この世界、偽物が横行しているような気がしているのです。表面上だけの現象しか見ないと、必ず負け組みに転落します。それは僕の人生でしたからね。既に僕が長い時間をかけて経験してきた失敗を、多くの人が同じ轍を踏んでいるように感じられる昨今なのです。

株の話しは明日書こうかな…? またこれから出かけなくてはならないから…

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kataru 2005-10-22T07:51:39+09:00
乖離調整 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/10/post_38.html r20051015a.gif

上のチャートを見ると分かりますが、株式には乖離調整と言うのが必ずあります。この乖離調整とは、移動平均線と株価の離れ度合いが広がると、当然、過去に株式を買い付けた投資家が儲かるわけで、過去に買い付けた投資家が利食いをするので、その進行度合いを示すものと判断して差し支えないでしょう。ご覧頂くと分かりますが住金の場合、25日移動平均線に一度も触れずに上昇しています。よって、未だに利食い玉を抱えた方がかなりいる状況が窺えます。

一方、みずほは一度タッチしており、住金に比べれば乖離度合いが低いといえます。同じように鉄鋼、銀行に次ぐ主役の商社の三菱商事もマズマズの進行度合いのようです。住金は25日線の9.9%の乖離で、75日線では47.7%の乖離にあります。同じようにみずほでは5.8%、23.9%の乖離で三菱商事では3.9%、20.1%の乖離度合いです。この乖離度合いを測定する目安は、全体の市況状況によります。相場が強ければ25日移動平均線で再び反発するケースもありますが、長い上昇を伴なった場合は何処かで26週平均と言う長い調整を強いられる場合もあります。因みに住金の場合、13週線は283円で26週線は235円です。かなり乖離が開いていると言えるわけです。

10月後半の相場をどうみるか?
機関投資家は売買動向を見ると今のところ売っているようです。しかし事業法人は自社株買いがなどが盛んのようですね。代表的なのは大手鉄鋼の持ち合い株など…大手企業の借金返済はほぼ終わり溢れるマネーが自社株買いなどに繋がっているようです。その意味では村上ファンドや楽天の活躍が経営者の心理を刺激しているのでしょう。弱気なのは日本の機関投資家です。ここに来て銀行の貸し出し状況を見ると、ようやくプラス圏が見えてきたようで日銀の量的緩和政策が効きやすくなってきました。地価が反転し、ようやく正常な経済活動の兆しが見えてきたのでしょう。

PER10倍と言う水準は、10年間現状の業績で推移すれば、投下資本が回収できる水準です。企業の寿命は30年と言われPER30倍の評価でも、なんら問題はないのでしょう。事実、過去の日本ではかなりの高PER状態が続いた例があります。日本の置かれた環境は新たに市場経済に参入した20億人規模の需要が後押ししています。10億人の市場経済からベルリンの壁崩壊により、東西冷戦が消滅しグローバル経済が誕生しました。国際会計基準など環境も整備され世界の市場は一つなのです。優秀な日本民族が官僚社会主義の呪縛から解かれ世界に羽ばたく歴史的なスタート台に立った相場なのです。

この認識が今の日本の仕組み経済の支配層にはなかなか理解されないようです。村上ファンドや楽天を奇異に感じ報道されている現状は、日本の社会が過渡期にある表れでしょう。やがて日本も当たり前のようにM&Aが起こり、効率化社会のスピードを上げることでしょう。鉄鋼株のPERは10倍程度なのです。時価総額を利用し韓国の鉄鋼会社や中国の会社を買収する時代が来ても不思議ではないでしょう。ルノーが日産自動車を傘下に入れたのです。よくこの辺の認識を噛み締めて投資に望むべきでしょう。

新生日本の相場はスタート台に立ったばかりなのです。来年に銀行の公的資金返済がほぼ完了し、金融界が日本の成長の後押しをします。お金の流れが経済活動を刺激するのです。今はアクティブな外国資本の流入が日本の経済を支える片肺飛行ですが、来年になると日本の銀行が積極姿勢に変わります。今日の日経新聞のヘッジファンド設立のみずほの記事などほんの走りの一現象です。ひるまずに強気を貫く投資態度が、成果に結び付くものと考えます。

あとで「かたるクラブ」を更新します。

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kataru 2005-10-15T19:11:47+09:00
ネット社会は素晴らしい http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/10/post_36.html 最近は便利になったもので、インターネットを利用して何でも分かるようになりました。株式売買をする場合、銘柄選別にあたっては、かなり調べているつもりです。その為に欠かせないのが有価証券報告書。有価証券報告書は企業の姿を見ることができます。その企業がどんな財産を持っているか? 設備投資の項目を見れば、直ぐに分かるわけですね。

会社の保有している土地の簿価評価が適正かどうかは、路線価格で判定できます。その路線価もインターネットで簡単に分かるのですから、便利になったものです。本日から、リンクの所から飛べるように追加しました。…と言うもの、かたるは新規の銘柄に取り組む為に、色々調べる必要が生じたために勉強したのです。簿価と時価の差額を計算し時価総額を弾き、業績以外に含み資産でも買えるかどうか?会社の計上している一株あたりの純資産は、もっと価値があるかどうか? 調べる為に両方が必要になります。勿論、IRNETのTOPページから、上場企業のホームページで最新のニュースなどもチェックするわけですが…

歩合セールスは大変です。全部、自分で調べるのです。場合によれば自分の足で本社や工場などを視察して、実際の環境など確かめに行くこともありますし、直接、IR担当に面談し、自分の疑問をぶつけ回答を求めることもあります。まぁ、多くは電話で済ませるのですが…やはり実際に訪問した方が、別な発見もありますからね。「IRNET」では本物の投資家を育てるお手伝いをしたいと願っているわけです。その為の新たな取り組みも始めます。より良い情報サイトを目指すのです。

現在の所、未来かたるの主観に偏っているコメントを徐々に変えたいと願っているわけです。市場にはあらゆる意見が混在し、どれが正しいのか常に流動的なのです。故に、投資家の皆さんが色んな意見に接する場が必要で、偏ったコメントは弊害を招くと思っているわけです。雑談が長くなると、本題のスペースがなくなりますからこの辺にして…

さて、相場は空前の規模の商いをこなしております。東証のサーバーがこの3連休の間に増強されるそうですが、あの程度の見込みで果たして機能を果たせるのでしょうか?日本の投資家は2000万人いるという説があるそうで、2000万人の人が1000株ずつ注文を発注すると、なんと200億株になります。出来高20億、30億など、まだほんの走りなのかもしれません。

昨日、兜町で昼飯を食っていると、隣にフリーター風の若者が株の話しをしていました。どうもネット・トレイダーのようです。今日は○○の銘柄をいくらで買って、いくらで売ったとか…○○は後場から面白いよ。とか言う会話でした。一体、新たに生まれている株成金のうち、何人がこの世界で残れるのでしょう? 7億稼いだ学生がいるという話しを聞いたことがあります。本当かどうか分かりませんが、1億2億のレベルなら存在しても不思議ではありませんね。事実、私のお客様がそうですから…しかし10億ロットになると市場に影響を与えますから…ネット・トレイダーの限界があるわけです。

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さて、日経平均株価のチャートを見てください。注目していただきたいのは出来高です。どの株もそうですが、上がる直前の初動段階において出来高は膨らむのです。このチャートを見ると分かるように日経平均株価は、まだ、ほんの走りの段階なのですね。多くの日本人は、株がこんなに上がっていることも知らないのです。テレビのニュースで株が上がっていると報道されていても、自分の頭のなかでイメージが沸かないのです。

皆さんは歴史的な空前のチャンスを手にしているのです。株で儲けて家を買い、生活を豊かにすれば良いのです。私のお客様は既に5人の方が新たに土地を買ったり、家を買ったりしています。働くことは素晴らしいことです。ただ同じ働くのでも稼いだお金を更に有効に運用できなくては意味がありません。幸い、皆さんは既にIRNETを読まれているわけで、その資質は充分あるのでしょう。あとは自分の感性を磨き、投資と仕事に頑張れば良いのです。資産運用が出来る人と、馬鹿みたいに銀行預金しか知らない人とでは雲泥の差が生じますね。

みずほを1株10万で買った人は、今では70万円。預金した人は2年間の利息を2%としても11万にもなりませんね。一番、安く双日を買った人は300円が600円になっている既に2倍になっています。毎日、IRNETを見ていれば、その内、本当の力が身に付くようになるでしょう。カタルの意見を鵜呑みにするのではなく、疑問を抱くことです。何故、こんな事を書いているのだろう?こいつ馬鹿だな…。俺ならこうするだろう。という具合に…考えながら読めば良いのです。

株の初動段階は仕手株でもない限り、あまり大きな押しを入れないものです。むしろ騰がり過ぎて買うのを躊躇するのですね。だから先ずリスクを感じない株数を買うことです。人それぞれにより、リスクの許容範囲は違います。住金が柱なら、先ず住金を1000株買うことです。そうすると相場の全体像が見えてきます。現在、起きている現象を批判しない為に、先ず参加するのです。少しお金持ちの方は1万株、中には最低の許容範囲が10万株の方も居られるでしょう。自分の技量にあわせ株を買えば良い。そうすれば全体像が見えてきます。銀行が上がり、鉄鋼が上がり、不動産が上がり、商社が上がる。どれもスケールが大きな相場を暗示している動きですね。超大型株が相場の主導権を握っている。

目先の微調整など問題ではないのです。チャートを見ればわかるように、いずれハイテク株も上がるようになり日経平均株価は2万円、3万円と高値を追って行く事でしょう。細かな動きに動揺せずに、大勢観を大切にすべきですね。相場の焦点は大型株と金利動向を見ていれば良いのです。日銀がゼロ金利政策を止め、実際に金利が2%、3%と上がっていくまで超強気を貫けば良いのです。さて明日はお休みを頂きます。月曜日の夜は、ひょっとすれば書くかもしれません。

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kataru 2005-10-08T07:58:25+09:00
とりとめのない発想 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/10/post_37.html 株式動向を考える上で、いろんな事を考えます。一例を挙げると今日の日経新聞の市況欄の記事ですね。薄鋼板の在庫が増えているという記事が目に入りました。やはり事前予想のように前期の数字の維持が難しく下期は落ち込むのだろう。…と言うことは、今の鉄鋼株人気は一服して、実際の動向を確かめる可能性が高いのではないか? と言うのが第一印象だけれど、量的緩和状態が解除されるが金利水準はこのまま続くわけで、依然、流動性相場は続き、低いPERの鉄鋼株は水準訂正が続くのだろうか? と言う考え方も出来る。また、これは一般鋼のはなしで、シームレスパイプは世界中から引き合いが強いので住金が独歩高することは考えられないか? とか…

兎も角、様々な可能性が記事を見た瞬間に瞬時に頭を駆け抜けるわけで、その場合の全体相場の行方を総合的に思うのです。1バーレル=60ドル台が続く相場は異常値で既にインドネシア経済や中国などを見れば、価格について行けない国が存在するわけで、と言うことは、この石油高は何れ沈静されると考えるのですが、同時に、過去の例を見ると相場と言うのは適度の終わり方と言うのはしないもので、必ず最後にこれまで続いたトレンドの狂乱を演じる場面があるのも事実です。と言うことは今までのペースから一度天井を付ける駆け上がる相場を演じるのではないか? とも考えるわけで、まだまだ資源株の相場が続くのだろうとも思うのです。

更に、鉱工業生産の動向から電子部品の在庫調整が終了に向かっているとの観測もあり、相場の圏外だった電機株の出番もあるのではないか? とも考え、その場合の銘柄は低位株から値嵩株の流れが自然か?それなら村田とか京セラを注目してみようか?とか…頭で様々な相場の流れを組み立て、自分で業績の推移、更にはチャートの形などを見て、どの銘柄に投資をすれば、最大の効果を得られるか? 証券マンはいろんな事を考えながら休みを過ごしているのですね。一つの市況を見ても、一つの新聞記事を見ても、それぞれが相場に影響を与えます。その小さな値動きが、やがて大きな動きになり、様々な現実社会を創り上げて行く。

解説を聞けば、なんだそうか…と思う人は居るでしょうが、この考えを実際の行動にどう反映させるか? ここが一番重要なのです。頭の空想は誰にでも出来ます。一夜でも小雪と共に過ごしてみたいとか…まぁ、男は馬鹿な空想をするわけで…仮に持っている株が1000円になったら車を買おうとか、家の頭金にしようとか…色んな事を頭で考えるのですが、一番大切なのは空想ではなく実際の行動です。その行動が様々な波を立て、社会に反映されていく。勿論、自分の取った行動が予期したレベルの結果なら良いのですが、予期しない悲惨な結果になることもあります。問題は自分の取る行動ですね。

そうこう考えると大概の人間は保守的な選択をします。結果、なにもしない。こうして無駄な時間が流れていく。一番、嫌いなのは結果を恐れて新しい行動を取らないことです。勿論、無謀な計画による行動は慎むべきでしょうが、勝算があるならチャレンジすべきでしょうね。そうでなくては生きている価値がない。何の為に今の時代を生きているのか?季節が変わり、風が涼しく感じられ、例年の如くアレルギー性鼻炎の開始、景色の変らない時を過ごすより、景色が変った方が楽しい人生を送れるのではないでしょうか?

なんだか…奇妙な内容だね。今日の文章は…
手数料の安い株式取引で市場にチャレンジするのは良いけれど、人間の欲に溺れた行動は慎んで欲しいのです。誰でも軽く舞い上がる株価を見ると熱くなります。人間だから当たり前ですが、投資と言う行動は時間なんですね。1年と言う時間はあっという間に過ぎます。勿論、10年もあっという間なのです。僕ら日本人は世代を超えた投資と言うのを考えた事があるのでしょうか? 歴史を見れば、そのような夢が人類を支えているのでしょうね。高騰する資源相場は二酸化炭素のよる温暖化の地球の悲鳴のようにも聞こえるのです。

今日は駄目だね。書けば書くほどおかしくなるし、相場を見えていないし、様々な感情が心の中でうごめいているから、読者には伝わらない。来週はきっと反省が芽生えるが、同時に歴史の強さをも感じる複雑な相場展開かな? 注目は住金の動向ですね。それとソフトバンク、銀行、商社、資源関連などと共に圏外の電機株も眺める必要がある。調整を前提に相場に取り組む必要を感じます。一日、ぼんやり川の流れを眺め、雲の動きを見て相場を考えてみよう。何処かにピクニックも良いね。公園へサンドウィッチとワインでも持って…それに犬でも居れば、もっと良いけれど…

r20051001a.gifそう言えば…なんだか「かたる」のインタビュー記事が更新されたとか…

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kataru 2005-10-01T17:22:56+09:00
第二波動は何処まで… http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/09/post_35.html r20050924a.gif

上の日経平均株価を見ますと、今年は前半が調整局面で5月半ばから上昇したことが分かりますが、実はこの上昇波動は、2003年5月からの本格的な第一波動の修正波である2004年4月の26日12195円から調整波動(2004.4~2005.5)を経ての上昇波動だと思われます。この考え方に立てば途中で多少の調整を経ても再び上昇し、更に上げ波動が続くものと思われます。

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いずれかの時点で長くて4週間前後の調整が考えられますが、直ぐに反発の波動に入るのでしょう。前回の上昇波動は25週間でなんと47.8%ですが、今回は今のところ18週間21.9%です。前回並ならあと1ヶ月あまり続く事になります。(基点を二番底に置くか、一番底に置くかにより若干見方が違うが…)前回の52週間の上昇場面での調整波動期間の最大は5週間程度です。

来週から連休の谷間を越え、中間決算の売り物が消えますが、短期調整を覚悟して取り組まねばなりません。しかし最大4週間程度の下げで、大きな調整にはなりませんから押し目買いに歩があるのでしょう。今日の市況にも書きましたが、先駆した銘柄の循環買い物色で展開するのか? 一番手グループから二番手グループの選択になるのか? 選択はこの二点でしょう。主軸の考え方は「アジア地域の隆盛」を支える内需銘柄群と言うテーマでいいのでしょう。

勿論、資源関係も広い意味で含まれますが、このグループの深追いは禁物なのでしょう。既にアメリカ金利の引き上げは11回を数え、世界の流動性はかなり削られています。インド市場の混乱を考えると、一つの峠を越えているように感じます。東アジアの開発はどうなるのか非常に興味があります。北朝鮮を含めシベリア地域の開発はアジア地域の発展に繋がりますからね。ベトナム株など、次のターゲットになるのか?どうか…インドネシアの混乱の収拾過程がどう進むのか?幾つかの注意すべき現象はあります。

時代の流れを自分なりにもって、新聞を丹念に読む必要がありますね。アジア地域の出来事には注意を払う必要があります。なんと言っても一番の関心ごとは、中国の共産党による一党支配体制の崩壊でしょう。市場主義が進めば豊かになりますが、貧富の差が激しくなり、現在の経済体制の矛盾を抑えきれないでしょう。わが国の官僚社会主義のように、中国共産党が市場をコントロールできるのか? 混乱を生むのでしょうか? 一番の関心ごとですね。

さて秋にはプーチン大統領が来日予定です。極東開発の進展が望まれますが、北朝鮮の経済開発と、どのような進展を見せるのでしょう? 相場はその背景をどの程度の割合で組み込んでいるのでしょうか? 日本の活躍はアジア経済を取り込むグローバル化の発展なくしてはありえないでしょう。勿論、内需の新しい形が進展しています。効率化経済の波は避けられません。自民党の大勝により、言い訳が通じない状態になりました。官僚得意のごまかし削減で世論は納得するのか?この一年は本家本丸の官僚組織のリストラが焦点になるのでしょう。この動きも内需株に刺激を与えるでしょうね。切り口が多彩になり、面白い市場展開になりそうですね。 

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kataru 2005-09-24T17:17:32+09:00
継続する勇気 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/09/post_34.html いよいよ誰の目にもハッキリとしてきた改革の嵐の時代がやってきました。株式市場の好調さはその証。本日の日経新聞には損益分岐点がさがり、利益が膨らむ構造が書かれています。一方、官僚社会主義の象徴である公務員宿舎などの家賃の低さを問題にするレポートが文藝春秋(月刊)に載っていました。財務省の監督下にある国税当局は民間家賃30万円から40万円の宿舎を利用しているキャリア公務員に対し、所得補填と認定せずに5万円から7万円ほどの自己負担で入居させている矛盾は、既に民間企業ではなくなりつつあります。社会厚生費は多くの会社で削られました。そのような努力の影で損益分岐点が下がり収益の改善努力をしてきたから株価が新高値を迎えているのです。

一方、この流れはこれから加速する自覚をどれくらいの人がお持ちなのでしょう? 昔なら好業績になればボーナスも増え、多少の経費を使えると思っている人は、新しい時代についていけなくなります。だんだん、年功序列の壁はなくなり実績給が加速するのでしょう。企業は好業績でも改善の努力は続き、更なる収益を求めるようになるのでしょう。現場の流れについていく為に、個人でパソコンの講座や英会話などの勉強をする人が更に増えることでしょう。社内の会議は英語が標準になり、英語を理解しないと既にグローバル企業では昇進も出来ません。経済を知らないと社内の会議にも付いてこれない。こんな時代になったのです。

IT化の進展は証券市場に大きな変革を強いました。手数料の引き下げによりプロと素人の垣根が低くなり、本物の時代がやってきたのです。各省庁が発信する統計資料はネットにより簡単に手に入れることが出来るようになり、相場観の組み立てはアナリストのレポートを読まなくても、ある程度、予想できるようになりました。その半面、ストレートに理解できるものと、出来ないものの差が更に広がるようにもなってきています。昔なら手作業でしていた銘柄検索作業をコンピュータが簡単にやってくれます。良い時代になりましたね。その反面、その資料の使い方を知るものと、知らない人間の格差が開くようにもなっています。だから、前にもまして勉強しなくてはならなくなりました。

新しい時代は誰にでも平等にチャンスがあり、誰でも公正に裁かれるのです。だからこそ日々の研鑽が欠かせない時代になったのでしょうね。この自覚がないと年収がドンドン落ちるのです。昔なら会社に出るだけで実績も残さないのに、毎年、給料は上がり続けました。今でも多くの会社ではこの範疇にあります。しかしグッドウィルやパソナなどの人材派遣会社はドンドン成長しています。あなたのキャリアを上回る人間を安く提供する時代になっているのです。この現象は人間の(労働力)の二極化現象を加速させ、力ある人の希少価値を際立たせます。ごく一部の人間の年収が更に上がり、多くの人間の低所得化が促進されます。早い話、努力しない人は中国人の所得に置き換わるのです。

さて、あたらしい時代の株式市場も二極化の動きが出るのではないでしょうか?伸びる企業はドンドンM&Aを繰り返し、市場シェアを上げ利益を独占していくが、努力を怠った企業はドンドン食われる側になる。金融庁の時代を読み違ったUFJは三菱に吸収されました。あれは象徴的でしたね。IT化は地域差をなくし、時間差をなくします。SEなどの単純作業の商売はやがてインドの技術者に置き変るのでしょう。労働力のコストパフォーマンスを効率化しなければ他社に負けますからね。時代の変化と共に、更に自己研鑽を積み重ねないといけませんね。

来週の相場は年休の谷間ですが、あまり関係ありませんね。自民党が圧勝した事により、よりスピーディーな対応が求められます。何故なら、言い訳が通じない数字を獲得したからです。実績が求められます。株式市場は結果が全てです。証券マンは最低2割の実績を確保しなければお客様に切られるのでしょう。良い銘柄に投資しておれば、やがて順番はやってきます。多くの人が株式投資で失敗をするのは「我慢」ができないからです。1年も2年も持っていて、やっと順番が来たのに、やれやれで売ってしまう愚かさは避けるべきでしょう。むかし、かたるは日揮で同じ失敗をしました。今度は市場が確実に認知するまで継続する勇気を持ち続けようと思っています。

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kataru 2005-09-17T08:10:37+09:00
投票前まで悩む選挙 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/09/post_33.html 来週はどんな展開を見せるのでしょう?
常識的に考えれば、個別銘柄では乖離率も高い銘柄も散見されるので、調整機運と言う見方が多いのでしょう。しかし強気のかたる君は、一段高がありえるのではないかと考えています。銀行、商社などは乖離率が高いですが適度に休んでいますね。日経平均株価は25日移動平均線より、そう乖離せずに右肩上がりを続けています。普通、調整入りする前には一段高をしてから、下げるのが普通のパターンでしょう。そう考えると、二つのパターンしか考えられません。

一つは選挙結果を切っ掛けとして大きく続伸するパターン、もう一つは横這いのチンタラとした時間調整のパターンですね。民主党が政権を握るとイラクからの撤兵がアメリカとの関係を悪化させるのか? 最近はアメリカ国内でもイラク政策に対する批判が出ているので、そんなに重要な亀裂が入るとは思えませんね。あと下げる材料と言うのは何があるのでしょう?

r20050910a.gifようやく銀行の貸し出しがプラス転換しました。この意義は非常に大きいですね。ただし今回は特殊要因があるのでしょうが…それにしても右のグラフのトレンドは覆りません。株式市場もそうですが、市場主義の場合、絶対値より方向性が重視されますね。やがて今あるトレンドが新しい潮流となるからなのでしょう。

経済は回復し、アジアの隆盛は既定路線なのです。中国は大国ですが共産党一党支配のままでは何れ歪みが出てくるでしょう。やはりアジア圏での覇権と言っては大げさですが、一定の力を有した日本は躍進するのでしょう。韓国に進出するファーストリテイリング、ベトナムに大規模投資をする日本電産、良い方向性が出ているようです。既に始まっているのかどうか? 定かではありませんが邦銀によるアジアでの融資活動は盛んになるでしょう。金融庁など役人は大局を見なくてはなりませんね。ここ数年は重要な位置です。的確な政策の実行が必要になるでしょう。

話しはそれましたが、やはり来週の相場は強含みと考えて良いでしょう。強いてあげるならアノマリー現象ですね。11月は節税対策のために株式相場は安くなる。だから早めに手を引く投資家が存在するかもしれません。劇場型選挙といわれる明日の投票率が高いことを祈ります。皆さんも選挙に行ってくださいね。かたるはまだ悩んでいます。本来は自民党派だけれど、長い権力組織は腐るので体制転換のため、ここ数年、民主党に入れてきました。しかし今回は未だに迷っているのです。

株と同じだね。いつも悩んでいる。結局、どちらに転んでも良いような対処を取るのかな?でも、それも不自然だし…まぁ、天命を待つ気分で選挙に臨み来週の相場に向かおうと考えています。

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kataru 2005-09-10T21:23:21+09:00
眠れぬ夜 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/09/post_32.html 好調な市場展開に支えられ、皆さんの運用成績もかなりのものなのでしょう。実は恥ずかしい話しですが、1989年にかけてのバブル相場でかたるは儲けることができなかったのです。何故でしょう? 昔、私は小さな証券会社に勤めていたので、株式部長から直接、銘柄の選別などを学びました。彼は日本電波工業と言う水晶振動子の会社に投資して財産を築いたのです。当時は腕時計が全てネジまき時計だったのですが、水晶を使うようになった時期だったのです。全ての時計が変る時代ですね。電波工業は、当時は店頭株で品薄でした。あっという間に、10倍以上になったそうです。

わが国の市場では多くの成長株が生まれました。松下、ソニー、トヨタなど…、今でこそ大企業ですが、昔は小さな会社だったのです。残念ながら、かたるは経験していません。時代が違います。近年ではセブンイレブンがそうだったのですが、今回、イトーヨーカ堂と一緒になりましたね。ヤフーは成長株の評価を与えても良いでしょうね。なかなか大きく成長する会社はないですね。

株式部長の理論は利益成長です。だから売り上げの伸びや利益の変化について学びましたが、需給で買い上げる大型の金融相場は知りませんでした。あの当時、何故、新日鉄などの大型株が上がっていくのか? 理解できなかったのです。軒並み鉄鋼株が1000円を超えるのです。まるで、全ての上場株式が理屈を無視して乱舞する仕手株相場だったのです。業績の良い薬品株などを買っていたために儲からなかった想い出があります。

上京して景気循環とその関連銘柄の関係を学びました。私がサラリーマンだった頃の平均PERは30倍台後半から40倍ぐらいだったと思います。今は景気の立ち上がり期で、18倍前後なので、すごく割安ですね。アメリカは金利が上がっているように、景気後退期で18倍ぐらいです。この意味が分かる人は、何人いるのでしょう。ところが日経新聞は同じように比較している。しかも日本は明治維新、敗戦などを乗り越えたと同様の改革期にあるのです。55年体制の崩壊を迎え意識変化の時期の景気回復期なのです。この違いは天と地の差があります。

株式投資をするのは大いに良いことです。経済の勉強にもなりますし、政治も考え自分を成長させる重要な道具でしょう。しかし、あまりに無謀で無知の行動が多過ぎますね。ネット上には馬鹿らしい詐欺まがいの情報と言うか…レベルの低い話しが散見しています。自己責任を貫くには自分のレベルアップが欠かせないのです。バランスシートの見方も分からない。株価の成り立ちも理解しない。ただ値動きだけで株価を考えることは非常に危険ですね。

しかし1989年に掛けての大相場で、儲けられなかった自分も存在するわけで、果たして理論武装が株式投資の成功に役立つかどうか…今の金利水準は異常に低くいのですが、金融機関がUFJ政策の弊害で萎縮しています。この心理ギャップは株価にエネルギーを与え続けているのでしょう。大きな相場が始まっているのでしょうね。あのバブル相場のイメージを持ち続け、行け行けドンドンの方が、成績が良いのかもしれないし…常識の概念との戦いを日々問われている昨今なのです。まだまだ眠れぬ夜は続きそう。

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kataru 2005-09-03T16:53:48+09:00
高値安定へ http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/08/post_30.html r20050827a.gif

上記掲載の主力3銘柄を見てみると、どの株式も短期的に乖離率が高く調整を余儀なくされるように感じられます。決して、悪いわけではなく株が下がるとも思っていませんが、株には必ずスピード調整は付き物なのです。株価が上がったことを周囲に知らしめる時間が必要で、その作業を省くと後で調整を強いられるのです。この調整過程には時間調整と値幅調整があります。もっと上がるだろうと思っている人が、株を売らずに居たら、その人がやはりこれが限度かな?と思わせる作業が乖離調整ですね。何も市場の参加者は短期の値幅ばかりを追っている投資家ではないのです。

一番手(最初に上がったグループ)を利食いした資金が二番手の銘柄に向かい、やがて三番手銘柄に波及します。そうして物色の輪を広げていく。まさに理想的な循環物色作業が市場で行われていくのです。商社の三菱商事は現在お休み、代わって野村の転換売りで休んでいた双日が物色の対象になる。やがて双日も何処かの時点で休むでしょう。そうしたら、またもっと小さな会社に波及し、循環物色が一巡するとまた一番手の物色に戻り、この作業が継続し相場が形成されていく。大型株から中型、小型への流れが市場には存在します。

この乖離調整の時間はどのくらい掛かるのかケース・バイ・ケースで出来高推移によります。今のような20億株の出来高が続くようであれば、調整は短期で済むでしょうが、出来高が落ちて10億株に戻るようだと調整が長引く可能性もあります。次の焦点は総選挙になるのでしょうね。しかし選挙の結果如何に拘らず、株価の堅調さは変らないでしょう。日経新聞などを読んでいると需給動向などが気になる人が居るかもしれませんが、そんな小さなスケールの話ではないのです。

1985年のプラザ合意からはじまり、BIS規制、IASと言う日本のグローバル改革は2003年の金融改革で一定の評価を得て流れが転換したのです。実に20年近い歳月が使われ国民感情の変化を生みました。ここが重要なのですね。即ち体制が転換したのです。鈴木宗雄、亀井静香などの村社会政治家が排除される風潮が新しい時代を創っているのです。今度の総選挙である二大政党化体制が日本の変化の象徴、だから外人投資家は選挙の結果を待つのでなく、買いに走ったのでしょう。

今回の買いはおそらくオイルマネーでしょう。この買いは長く続く可能性があります。イスラムを豊かにすれば、世界からテロ行為がなくなります。イスラム教徒の数は多く世界のおよそ20%を占めます。この地域のグローバル化なくして世界経済の発展がないのでしょう。だからイラクへの侵攻が背景にあったのだと思います。そのイラクへの投資資本の回収を図るために石油価格の高値安定が欠かせない。原油価格はこれ以上大きく上がらないと思いますが、下がりもしないでしょう。何故そう思うかといえば、既にインドネシアは原油高の弊害を受け始めています。限度が近づいていますね。

私は以前言いました。原油高の懸念は先進諸国にあるのではなく、新興国にあると…何れ中国なども表面化はしてませんが深刻な状況でしょう。だから原油価格がこれ以上、上がる道理がなくなります。しかしイラクの復興はこれからですから、簡単に原油価格は下がらない。故にオイルマネーは膨らみ、日本への外人投資は続くのだろうというのが私の基本的な見方です。だから日経新聞が外人売りはどうのこうの…と市場人気を増幅させる記事など論外の話しなのです。

アメリカ金利の上昇は年内までぐらいでしょう。やがて資源価格へのパイプは細り安定を迎えるでしょうね。インドネシアの報道は重要なシグナルですね。相場観の形成は様々な要素を加味しながら形成されていくのです。個別株の動向などたいした問題でもありませんし、全体のエネルギーの行方を考え景気循環を考え、銘柄を物色すれば良いのです。来年、日本の銀行は公的資金返済を終えます。このことは非常に重要なのです。第二ロケットエンジンに点火されるのです。日経平均株価が下がるような錯覚を感じないほうが良いですね。空売りをするのは馬鹿ばかり…

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kataru 2005-08-27T10:16:35+09:00
ダム理論 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/08/post_31.html


相場の力強さが分かるのは大型株の活躍です。大資本の株式が軒並み新高値を更新しています。ダム理論と言うのはどの世界でも通用します。基本的に先頭を行くものが恩恵を被れば、その勢いは次に2番手、3番手と広がりを見せてゆくものなのです。昨日の相場はみずほHDが新高値を更新しました。同じように大型資本の新日鉄は予てから申し上げているように、やはり新値を追っています。何もこの2銘柄だけではありませんね。旬の時期が違うトヨタなども新値圏内です。まさに外人投資家は代表的な日本株を買っているのです。

明らかに金融相場の延長線上を歩んでいることは、昨日の売買代金ランキングに表れています。三大銀行が1位から3位までも独占しています。ただグローバル化の進展によって昔のように明確な景気循環を意識した循環買いが見られなくなりつつありますね。景気回復は再建銘柄の足取りを強くします。その意味で優先株の消却を発表した長谷工は売り圧力の軽減から水準訂正をしております。ここが重要なのです。景気回復が強くなると再建計画以上に再建が確かな環境が出来るのです。

私が双日を選ぶかダイエーを選ぶか悩みましたが、商社の方が好業績を維持できると踏んで双日を選びました。しかし最近ダイエーも上がってきていますね。産業再生機構に利益を搾取されたので本来の値動きは期待できないでしょうが、そこそこの動きになるでしょう。設備投資から消費への流れにも乗りますからね。この景気循環の考え方を、しっかり頭に叩き込んで置いて下さいね。金利が下がり銀行などの金融株が上がるのです。当然、他の金融株も追い風です。商社も旬の時期を迎えます。

最初は公共事業投資などが景気の呼び水になります。そうして力を付けた経済は、設備投資に走るのです。やがて景気は本格的な回復期を迎え、消費が景気を押し上げるのです。今回は公共投資ではなく、グローバル経済の市場経済革命と言うべき中国のなどの成長が景気回復の呼び水になりましたね。そうして設備投資は過去に類のないくらいに大きな規模のスケールで広がりを見せています。だから建設機械や工作機械株などが賑わっています。企業業績は好調になり、やがて増産体制に入ります。そうして人員確保が難しくなってきて人件費が上がります。勿論、今の時期は残業などが増えている会社も多いでしょう。収入が増えますから、消費が増える段階をこれから迎えます。

実際の経済も株式市場も同じ理屈なのです。銀行株などの大型株が上がると、そこに投資していた投資家は利益を手にして次々に物色の輪を広げていきます。スケールが大きな相場が持続するのです。ダムから零れ落ちる水は、やがて全ての産業を潤すのです。大型株が乱舞するような時期に、何故、空売りをするのでしょう? 次々に新規の投資家は出現するのです。だから多少の高値を買っても業績動向さえ無視していなければ、株はまた高値を更新するのです。こうして株式市場は好循環物色を続けるのです。金利がまだ1%台です。空前の好環境下に、僕らはチャンスを貰っているのです。株式市場には景気循環の流れに伴って四季があります。その季節認識をしっかりとイメージして銘柄選択をしていけば、誰よりも効率的に儲けることが可能になるのでしょう。スイカは、冬、食べるものではなく、やはり暑い夏に食べるからおいしいのです。

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kataru 2005-08-20T08:03:38+09:00
起爆剤 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/08/post_29.html r20050813a.gif

いつかはやって来る大相場が、現実の流れになって訪れています。
何故、この時期なのか?…多くの市場関係者が解散総選挙のタイミングに相場が動いていることを不思議がっているのでしょう。ベルリンの壁崩壊のショックから、市場経済化への転換が遅れていたドイツの株価も、同じ政変を切っ掛けに急騰路線に転換したといわれています。日本はドイツの仕組みを真似て社会が構築されており、同じように敗戦国で…何やら、多くの共通点がありますね。

私はかねてから、アメリカの市場経済コントロール力を考えています。
原油価格の高騰もイラク戦争の戦費回収の布石だと考えており、高止まり状態が続くと考えています。だから商社の株価は、かなり高値を目指しているのだろう。…と推測している根拠の一つでもあります。世界で一番、成功した社会主義国家は日本だといわれています。中国でもロシアでもなく、日本なのです。

ところが共産主義精神に染まった日本人は、自分の国が民主主義国家だと勘違いしている現実があります。今日の日経新聞には三菱東京とUFJの統合の話しが載っていますね。「官」の力が「民」の意思を圧迫している。わが国の公的部門の支出は多く、他の国と比較してみれば分かります。世界がグローバル化に変身しているのに、日本だけが抵抗しているのです。だから株価が15年間も低迷し続けたのです。官の力は何も公務員だけでなく、第三セクターなどを加えると大変な勢力図です。郵政民営化の賛否を巡り総選挙になりましたが、中央と地方が分裂をする共産国家の末路が見え隠れもします。

官の権力を支えているのが予算権です。その資金を支えている根本が郵政資金なのです。330兆円のお金を自由にコントロールできる権力の姿を思い浮かべて下さい。国債を大量発行し日銀に買わせる。大義名分は金利上昇を抑えることだそうです。しかし、本音は批判なく円滑な発行をしたいのですね。みずほのように、まもなく公的資金返済を終える銀行が現れます。常識的に考えれば金利が上昇し、それに見合うインフレが生じるのでしょう。いよいよ、株を売り切った機関投資家様のお出まし相場が開始されます。売買主体が変れば物色銘柄も変化する。

相場のイメージが沸いて来ましたでしょうか?
私はアメリカが日本の市場経済化を支援していると思っています。だから小泉は支えられている。竹中を通じて日本が悪く言えば、コントロールされているのです。そのような目で見るとライブドアのフジテレビ買収事件の構図が理解できるでしょう。資金源は世界をコントロールする市場経済資金です。物を売って儲ける商売の額は知れています。マスコミは貿易不均等を叫んでいますが、円の推移を見ればハッキリします。1$=360円が今では110円です。ドルの覇権をアメリカは維持しますね。ユーロの転落演出も何やら裏を感じます。

僕らはコントロールされたお釈迦様の手のひらで踊らされているのです。郵政民営化を焦点にする選挙結果も大きな流れの中のほんの1コマなのです。重要な事は既に大量の株式を外人投資家が買っているという事実です。この玉は簡単に市場で捌ける量ではありません。野村が双日の株式を捌く構図と似ていますね。株価を上げて、それらしい演出をして大衆から資金を巻き上げる。悪く言えば、こう表現しても良いのではないかと考えています。

どっちにしてもやって来る。大相場が…
だから、どんな高値を買っても恐くない。金利が上昇し、共産化に洗脳された日本の馬鹿機関投資家が高値で株式を肩代わりしてくれるのです。外人が売っても、売っても上がる株式相場がやってくるのです。郵政民営化はそんな起爆剤に過ぎないのでしょう。

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kataru 2005-08-13T09:02:06+09:00
新しい時代へのステップ http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/08/post_28.html 私は亀井静香と言う男が大好きです。むかし鈴木宗雄が好きで批判をかいました。何故か、私は田中角栄みたいな男が好きなのです。「任侠」と言うヤクザな精神構造が好きなのです。男は義理を重んじなければなりません。貸し借りは何もお金だけの問題ではないのです。自分の周りに好きな奴がいれば、その人間を応援する。これはごく当たり前の精神構造でしょう。動物園の猿を見れば分かりますね。上のものが下のものの面倒を見るのが当たり前。ところが最近は、この精神構造が欠けている若者を多く見ます。借りた恩義を仇で返す馬鹿が居ます。人間社会は助け合い、だから目に見えない努力を周りにするのです。そうやって、お互いに良い社会を築けば良いのです。

しかし、恩義を感じ大儀を失うのが郵政民営化法案への反対です。中身は私自身よく分かりませんが、市場経済が進行している今日、政府の支援を受けた金融機関が、しかも350兆円も甘えの構造の預金がある日本の仕組みはおかしいのです。今日の日経新聞には平田論説副主幹が「改めて郵政改革を考える」と言う記事を一面に掲げています。この通りです。ヤマト運輸が宅配便で訴訟した意味も、この仕組みへの批判です。新聞社がこのような社をあげた意見なら、反対派の衆議院議員の名前を列挙し投票しないように、運動を起こせば良い。国民が投票するから馬鹿な政治家が居るのです。誰が考えても15年間も経済の空白を生んだ元凶は明らかなのです。馬鹿にお金が流れる仕組みを遮断しなくなくてはなりません。

道路公団の汚職問題もみんな元凶はここなのです。郵便預金のお金が国債を買い支え、財政投融資に使われる。官僚の特権意識がここに存在します。私は小泉首相のやり方が好きではありませんが、方向性は間違っていません。ずっと亀井静香の方が好きです。人間味があり彼のほうが好きなのですが、今回ばかりは人間の好き嫌いで権力闘争をしている亀井にエールを送る気になれません。読売新聞は社説で「目的不明の解散に反対する」と述べていますが、三流新聞の為か郵政法案に意義にもあまり触れておらず、賛否の数の問題をクローズアップさせている。大切なのは真実です。社説で読売は、郵政民営化は緊急課題ではないと述べていますね。

苦労を知らないボンボン記者です。15年間の歩合生活の悲哀を味わってみれば良いのです。株式の持ち合い構造の改善のために、15年も月日が掛かったのです。本当の経済を知らないから、このような記事が書けるのです。ベルリンの壁が崩壊し15年です。世界で共産国家は何処にあるのでしょう? 国家予算の権限を弱め市場原理を働かせるのが世界の流れです。ソ連も中国も市場主義に移行しているのに、日本が…何を寝ぼけた論議を言っているのか? 山間部の郵便局の過疎化問題を持ち出して…問題のすり替えも甚だしい。このようなマスコミのレベルだから本物の人間が苦しむ社会構造なのです。

私はこれから、亀井氏にメールを送ります。皆さんも送って下さい。綿貫と言う馬鹿はどうにもなりません。同じく火中の中曽根弘文にもメールを送ります。心ある人は反対議員にそれぞれメールを送って下さい。

亀井静香のホームページへ

中曽根弘文のホームページへ

さて、来週の株式市場は郵政法案が通過してもしなくても大きな激変はないでしょう。そりゃ、世間で言われている程度の上げ下げはあるでしょうが、所詮、市場と言うものは「かたるの本」の132ページに書かれている通りです。こんな上下は適度のお湿りと言う具合でしょう。市場は僕らが考えているより利口にできています。むしろ、僕らの方が、余程、馬鹿なのですね。15年間の歳月の調整は力強い波動を生んでいるわけで、日本が構造改革している姿を捉えているのです。仮に総選挙になれば、新たなうねりが生まれるかもしれませんね。時代の流れには誰も逆らえないのです。

さて日本株の出遅れは継続的な外人買いを生んでいます。M&Aはライブドア事件により1年遅れましたが、市場に根付き始めています。能力のない経営者が排除される仕組みが出来るのです。銀行の公的資金返済が、来年、みずほなどから終了します。長かった過去の清算がようやく終わりを告げるのです。馬鹿な政治家と官僚の失政のツケを払い終わるのです。よく考えて下さいね。目先の株の上下などたいした問題でもないのです。時代の流れは不変なのです。株式投資で大切なことは時代の流れを見失わないことです。

個別銘柄の行方など大きな問題ではありませんが、皆さんは自分の損得が絡むから知りたいでしょうね。しかし誰にも将来の株価は分かりません。長谷工や双日が優先株式を償還していますが、正常化へのステップですね。私には信販やオリコ、双日やダイエー、長谷工、大京などへの過剰な指導が理解できませんね。借金は悪なのでしょうか? 時間を買う借金は戦略の一つでしょう。金融や商社、デベロッパーなどの借金は業態から見れば、自然な現象です。過剰な清貧思想が必要だったのか?今もって理解できませんね。

銀行の公的資金が返済し終わる来年末から再来年に金利は正常なレベルになります。おそらく、みずほが完済する来春には金利が1.5%~2%に引きあがるでしょう。溢れるマネーが動き出します。だから押し目は積極的に買って良いのです。日経平均株価が2万円に向かうのです。企業経営者は本業の利益を自社株買いへ向けます。事業法人の買い越しは永遠に続くと考えて良いですね。割高水準になるまで…再建銘柄はTOBを掛けられる予備軍なのです。オリコのように…

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kataru 2005-08-06T17:57:30+09:00
閃く予感 http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/07/post_27.html 順風満帆に見える薔薇色相場なのだけれど、信じて良いものなのかどうか?
昔の僕ならば、文句なしに「薔薇色相場」を前提に行動をしていただろう。事実、「かたるの本」の本来のタイトルは「薔薇色相場がやって来た」なのです。しかし…失うものは何もないけれど、年を重ねるということは、こんな心境になるものなのでしょうか? 先ほど、テニスに帰りに、風呂に入りながら空を見上げて、昔の自分なら、どのような行動を選択していただろうか? と考えていました。相場の景色と言うものは、人それぞれによって違うように見えるのでしょう。同じ絵を見ても、おなじ音楽を聴いても、心への響きは違うもの。相場の景色も同じ舞台なのでしょうが、市場参加者によっては、かなり景色が違うものなのでしょう。

ITバブルは記憶に新しいものです。
あのときの驚きといったら…ソニーの株式分割発表を切っ掛けに、年末に掛け急騰を演じるのです。あのソニーが…です。翌年、光通信が241千円を付け、ソフトバンクが198千円を付けて撃沈しました。証券界にも人材がいなくなったものです。あの馬鹿相場をコントロールできなかったのですからね。僕が氏家を批判するのは、火に油を注いだノムラ戦略投信の設定です。同業の人間として情けないですね。

しかし、それと同時に新しい時代のパワーを感じた瞬間でした。かたるはディー・トレを批判していますが、残れるのなら頑張れば良いですね。そうして、その「うぬぼれ」を糧に、僕らの世界に来れば良いのです。そうしてプロの洗礼を受ければ良い。日本から世界に誇る投資家が生まれて欲しいですからね。5億、10億の遊びのレベルではなく、1000億単位の実力を有した本物の投資家が育てば素晴らしい事ですね。

証券界の扉は広いのです。本当の実力があるなら自分の売買報告書や顧客勘定元帳のコピーを持って証券界の扉を叩きないさいよ。実力があるなら何処でも採用してもらえます。僕らの世界には学歴なんか関係ありません。最後は結果なのです。実はかたるが歩合の世界に入るときも自分の成績を持参して証券会社を回りました。実際はそんなに甘くはありませんでしたが、どうにか自分の希望する仕事に就けるものなのです。会社は営利企業ですからね。慈善事業と違うから収益を当然考えますからね。条件は厳しいでしょうが、道は開けるものです。皆さんの力になれるように、かたるも努力を続け、機会あるたびに、証券会社の経営者に道を開くようにお願いしています。既に証券界も実力本位の効率化社会ですからね。過去の実績より現在の収益です。

さて、相場を見るとすごい勢いですね。コマツがストップ高したり…松下が87円高? どうなっているのか…嬉しいのですが戸惑いもあります。こりゃ、ひょっとすると、ひょっとしますね。いつかは来ると思った相場ですが、意外に早く前哨戦がスタートしたようにも感じます。冒頭の年齢と景色の感じ方を述べた真意が読者に伝わるでしょうか? かたる自身、早めに次の行動をスタートさせないといけないかもしれません。来春かな? と漠然と考えていましたが、夏相場から始まるのかな? 新日鉄が新高値を更新し500円以下の株価がなくなる薔薇色の相場がやって来る。そんな予感も閃くのです。

今日はこの根拠の一つである「団塊の世代」の退職が効率化社会を後押しし、企業の労働経費を削減する時代の流れを考えてみて下さい。下のグラフはわが国の人口構成のものです。戦後のベビーブームの終焉が株式相場にもたらす影響は大きなものがあるのでしょう。

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kataru 2005-07-30T15:52:34+09:00
怯まずに歩こう! http://www.irnet.co.jp/review/archives/2005/07/post_26.html r20050723a.gif

株式チャートなど当てにできないけれど、チャート的には、既に12000円前後のものではなく14556円を目指しているのでしょう。既に昨年の4月に2002年の高値である12081円を抜いていますからね。思い返せばあの高値は、みずほなどの銀行株が第一波動の高値を付けた時でしたね。だから理屈の上では、次に日経平均株価が新高値を更新するときには、銀行株が再び上げる必要さえも感じているのです。

何故、そんなに銀行株に拘るかといえば、経済(景気)の鏡である金融セクターの銀行が完全復活しなければ、経済に活性化が生まれないと思っているのです。15年の歳月は口で簡単に片付けられる問題ではありません。この時間の苦労は当事者でなければ理解できないものがあるでしょう。来年ようやく、みずほが公的資金返済を終えるのです。ここから新しい歴史がスタートすると、述べて過言ではないでしょう。

r20050723b.gifただ、相場的には上がるでしょうが、効率は悪いでしょうね。2倍になる株は、他にいくらでもありますからね。「かたるの本」を買った読者からメールを頂きました。読んでいると、どうもネットで僕のことを知らなかったようですね。本屋さんで僕の存在を知り、メールをくれたようです。そのメールの中で銀行株が本に取り上げられていたから購入したと書かれていました。実はかたるにとって、過去の出来事になりつつある本の出版なんですが、まだ売れていると出版社の方からメールを頂きました。明日の日経新聞や、月曜日の日刊工業新聞、また9月号の「あるじゃん」(リクルート)に広告が載るのだそうです。

小さな本屋さんにも、ようやく本が行き届いたようです。この小さな本屋さんに届く本が売れる本の条件だとか…なにしろ証券マンですから、ノルマを果たすと気が抜けたようになっているのです。先日、本でお世話になった小井沼さんと京都で打ち上げをやったのです。だから既に心は、次のステップに行っているのです。実は連載が幾つかありまして…今度、やり始めたらご紹介しますね。実際のかたるに会える可能性もあります。まぁ、こちらは、今のところ内緒ですが…なにしろ、恥ずかしくて、恥ずかしくて…あんな赤裸々に実体験を、本に書かなければ良かったと思っています。

そうだ株ですね。皆さんは郵政民営化法案の行方などを気にしているようですが、株価に大きな影響はないでしょう。既に既定路線ですからね…。このことは「かたるの本」の132ページにも書かれていますね。衆議院を解散して総選挙を実施し、政権を交代させれば良いのです。爺さん、婆さんがやっている「さんちゃん農業」を保護し、合理的な株式会社の参加を拒むアホな政策をやる政権ですからね。現状に不満のある人もない人も、一度、政権の交代は緊張感のある政策の実行を実現する為に必要な条件なのですね。

既に市場参加者の経営者やサラリーマンなどが覚悟を決めていますから、株価への影響は無視して良いわけですね。効率化社会への覚悟ですね。覚えていますか? パイオニアが希望退職を募った時に、非難ごうごうだったのです。今では三洋電機のように希望退職を募っても、当たり前のように受け入れられていますね。そうです。国民が効率化社会への覚悟を決めたから、景気は回復し株価も壮大なスケールの相場に入っているのですね。みんなは「時間の概念」が薄いのですね。

確かに銀行株は昨年の4月から揉み合いに終始していますが、この時間は次のステップへの調整に、必要な時間なのです。小さな会社と違いますからね。上げ波動に対する調整は仕方がないのです。テロ、人民元の引き上げや郵政の民営化に絡む解散総選挙、どれも、あまり気にする必要がないのです。大きな調整などありませんから、思い切って投資をすれば「未来への糧」となるのです。そうです。お金と言う「力」があれば、やりたい事が出来ます。だから怯まずに、互いに相場に臨みましょうね。

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kataru 2005-07-23T21:48:20+09:00