今日の市況(2007年02月23日)

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かたる：今日は忙しいので簡単にさせていただきます。すごく強い相場展開が続いていますね。今日は大型株につづき新興株の御三家にも買いの手が広がっています。ソフトバンク―９９８４、楽天―４７５５、ヤフー―４６８９と…僕は前から宣言しているように、新興株派なのです。理由は５０年に一度のコンドラチェフの波を、相場の主軸に添えているからです。クズネッツやジュグラーなどの大きな波が動いているのも分かりますが、営業資産もないし、あっちもこっちも出来ないからです。

日銀の政策スタンスが問題です。どうなるのか？
年内に更に２度引き上げる説がありますね。おそらくＧ７で日本の為替水準が問題になったのでしょう。もうひとつは中国の問題です。いつまでも稼がせると、世界のバランスが崩れるのです。この辺りの考え方は非常に重要ですね。故に何れ大きなアクションがやってくるのです。このあたりの考えかたを、今のうちに確り考えておかないと、痛い目に会うことになります。

東京鋼鉄―５４４８の話は非常に重要ですね。更にサッポロＨＤ―２５０１の日経報道も事実かどうか分かりませんが、重要です。そうです、会社が欲しければ、高く売ればいいのです。自分達より上手く経営が出来るなら、投資ファンドの連中に経営を任せればいいのです。そういうことなのですね。新日鉄―５４０１が持ち合い株制度を復活させ、株価を高くするのはいただけません。株が高くなるのは良いのですが、持ち合い株制度が、いかんと言っているのです。馴れ合いの経営が上手く良く道理がない。こんな制度は村論理が通じる日本だけでしょう。

日本は変わってきましたね。少しずつだけれど…。今日の金融新聞には唖然としました。
金融新聞といえばプロが読む新聞です。その記事に、「大企業　復権　ＰＥＲは低水準」と見出しを打ち、トヨタ―７２０３、ＰＥＲ１９倍（４５倍）、新日鉄―５４０１、ＰＥＲ１７倍（６０倍）、商船三井―９１０４、ＰＥＲ１４倍(２５０倍)、住友鉱山―５７１３、ＰＥＲ１１倍(１００倍)、三菱地所―８８０２、ＰＥＲ６２倍（１５０倍)、と書いているのです。

驚きました。馬鹿記者が市場を煽っていると…感じた次第です。そういえば、日経新聞の本誌でバブルの出始めに、三菱地所の含み資産が８０００円という記事を一面に載せ、バブル相場がスタートしたのを、思い出した次第です。ＰＥＲ１００倍というのは、どのくらいの成長力がないと付けられない数字か？　考えたことがないのでしょうか？

年率１５％成長を１９年続けると、ようやく１００倍の利益になります。少子高齢化を迎える日本で１５％成長を何年も続けられるのでしょうか？　ＧＤＰの成長率は３％に満たない国ですよ。天下の日経新聞の書く記事ですかね？　さて、この休みにお約束の「新日鉄と楽天の比較記事」をビスタ・ニュースで書きます。時間があれば、ベンチャーリンク－９６０９の記事も掲載しますが…こちらは時間があれば…。今日は値下がり第３位ですが、何故、回復している企業の株価が下がるのでしょうか？　皆さんの期待値は、もっと高かったのでしょうかね？　それでは今日はこの辺で…

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投稿者 kataru : 2007年02月23日 17:37