未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2007年03月19日)

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かたる:アメリカで問題になっているサブプライム向けの住宅ローンについて、現職のポールソン財務長官バーナンキFRB議長はアメリカ経済への影響は限定的と述べているが、グリーンスパンはこの問題が経済に影響していると言う証拠を見つけるのは難しいとしながらも、小さな問題ではないと含みを持たせている。問題の住宅関連の指数は20日に2月の住宅着工件数が発表され、23日に中古住宅の販売件数が発表される。

一方、今回の円ドルキャリー取引を利用していると言うヘッジ・ファンド絡みの材料として、規制の検討が言われている中で、買収ファンドが自主ルールで情報開示を強化するという動きもあるという。米系のディーロジックと言う調査会社によると、2006年には7500億ドルと2005年に比べ買収ファンドが倍増したと言う。この買いが日本株にも影響を及ぼしているのだろう。

更に中国では中国人民銀行が0.27%基準金利を引き上げたと言う。1年もの定期預金は2.79%で貸し出しの基準金利は6.39%だと言う。日本とずいぶん違うね。3.6%も鞘がある。日本の銀行は羨ましいだろうね。僕も金利が5%ぐらいなら、いくらでもお金を借りたいけれど…僕のように信用力のない人間には誰もお金を貸してくれないからね。貸してくれるのはサラ金屋ぐらいのもんだろう。トホホ…

トロ:ご親切に解説を…。しかしその現象がどういう風に相場に影響するのか? その点の見極めが付かないんじゃないの?

かたる:相場を考える上で、どれも重要な材料だね。このような現象の組み合わせで、相場は組み立てられているよ。

時代や:そんなことを言っても素人には分からないよ。もう少し分かりやすく解説しないと…

かたる:たとえば、今日の金融新聞に金融監督局銀行第一課長の遠藤俊英氏の談話が載っているね。まもなく、土地の公示価格が発表されるが…。今の不動産市場はバブルでしょうか?と言う問いに対し、彼は『企業業績がよくなり首都圏にヒト・ビジネスが集中し始めている。オフィスビルが建ってそれがすぐに売れる状況だ。外資も入ってきてますます加熱する状況にある。だからこそ「監督方針」を発表した。バブルの定義を慎重にしないといけないが、今の不動産はやはり通常の状態ではないと思っている。』

多くの土地取引は銀行がお金を出している。その比率はかなりの関与だろう。自己資金は10%、20%といろんなパターンがあるだろうが…。大きな取引なら特別目的会社を作るケースもあるね。そのような取引に監督局が目を光らせるとなれば、当然、取引は自粛されるだろうね。故に、この記事からの市場への推測では、過度にあげてきた不動産株の調整が考えられるよ。こんな感じで相場展開を考えるんだね。

神主さん:ところでソフトバンクは出来高も多くすごいね。いよいよ、上げそうに見えるけれど…大和証券がレーティングを引き上げ、株価もいよいよ空売りの踏み相場に入るんじゃないの?

かたる:そうかもしれないね。その可能性はあるね。しかし昨日のビスタニュースだったか? 僕はコメントを書いているよ。 基本的に、何故、アナリストがレーティングを上下させただけで信じるのかな? 僕は投資家のその態度が問題だと思うよ。

日経新聞の影響からか? 分からないが、日立―6501の朝方の気配値はストップ安気配だったね。しかし実際は30円安かな? 終わってみると1円高だったけれど…。前期の決算が問題にされ売られたんだね。株は6ヶ月先を考えて動くと言われているんだよ。もし、この銘柄が日立でなく個人が中心の新興株だったら、かなり安くなり、売りが売りを呼ぶ展開になっていたかもしれないね。

個人投資家の人も、もっと良く考えたほうがいいよ。あまりにも目先的な視点で見過ぎるように感じるね。今日は先物の影響か? 値嵩株が高かったけれど、新興株は安かったね。どうしてなのかな? 僕には不思議に感じるね。昨年の後半から年末に掛け、僕は毎日、ソフトバンクの話しを書いていたが…ようやく世間に認められたかな?

しかし僕はソフトバンクの目先も面白いかもしれないが、ここからの博打より、業績の成長性がある他の新興株に魅力を感じているね。ソフトバンクはあれから5割程度上がったけれど、今、注力しているは、もっと期待できるかもしれないと思うね。そろそろ銘柄を入れ替える時期が近づいているね。

神主さん:しかし株は、ここからが面白いよ。四季報の数字も良かったし…それで人気になっているんじゃないの? ひょっとすると…

かたる:僕は否定などしてないよ。大好きな会社だし応援しているよ。株価が高くなって強気を言うのは誰にでも言えるよ。しかし良識があるからね。ここから上がると僕も思うよ。ソフトバンクの上昇力が、他に人気を波及させればいいね。

時代や:何か最近、かたるは冷めてない? 昔なら…がんがん強気をぶつ場面なのに…

かたる:日経新聞の報道も酷だよね。個人投資家は彼らの論調に惑わされて、日興CGを売ったり、ソフトバンクを安値で売ったりしたんだろうね。しかし現実はどうかね? まぁ、頭のいい人は儲からないのが株式市場だからね。何が起こるか分からない。株価が高くなったら弱気の意見をよく聞いて…、株価が安くなったら強気の意見をよく聞くようにしたほうがいいね。頑張ってね。

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投稿者 kataru : 2007年03月19日 19:34