今日の市況(2007年03月29日)
かたる:NY市場ではバーナンキ議長の議会証言で利下げ期待が遠退いたと言うことで株が下げたと言います。しかし米国景気の消費動向は、依然堅調なようで問題は住宅産業なのでしょうが、中古住宅販売数が伸びたデータもあり、こちらは一進一退のイメージかな? KBホーム(KBH)の株価は弱いけれど、トール・ブラザーズ(TOL)の株価はそうでもない。
今、市場では二分されている。アメリカ景気がリセッションに入るか、それとも軟着陸できるか? その端境期に居ると言われているからね。強気見通しは、先日の橘田レポートの意見だね。サブプライムローンの問題や円ドルキャリーの問題で株が下げると言う意見も多いが…、今日の金融新聞には米ラザートアセットのニコライス・ブラット氏の意見では還流資金が日本に流れ株を上げると言う意見もあるようですね。
たしか山本清治さんも同意見ではなかったかな?
確かに外に向かったお金が還流するわけだから、その資金が何かに変わるわけで、株や土地が上がると言う意見は当たっているかもしれないね。
トロ:しかし金融庁では佐藤隆文監督局長も「的確なリスク管理」と言う言葉を使い、不動産価格に神経を使っている様子だね。国は何でも出来るからね。
かたる:まぁ、どうなるかね? 円・ドルキャリーが悪者にされたけれど、どっちに転ぶか様子を見ないと分からないと言うことだね。
時代や:しかし今日の相場は驚いたね。朝は200円以上安かったのに、一時は100円近く高いところがあって、結局は9円高だったね。昼にはバスケットの買いから、先物が上がり急激に値段を戻したが、午前中に安いときから、日立は強かったね。
かたる:うん、ビックリしたね。もっと下がるかと思い期待していたが下がらなかった。900円を割れると思っていたが、狙っている人が多かったのかな?
神主さん:重工も新高値を取っていたね。
時代や:日経には新日鉄の相場が終わったような書き方だったけれど…
かたる:なんでも中国が輸入から輸出に回り始めたと言うから、市況ものは気をつけたほうが良いかもしれないね。
時代や:前から鉄の利益の質と重工は違うと言い、重工には好意的だったよね。新興株派のかたるさん?
かたる:泣いている新興株派のかたるです。出番はなかなか来ませんが、確実に準備は整っている様子です。
時代や:え~。前から同じ話をいつも聞かされていますが…どうぞ。
かたる:え~。だって、そう思うのだから仕方ないですね。どうぞ。
トロ:何を、馬鹿をやっているの。しかし確かにすごい相場だよ。日立も重工も日本を代表する大型株だよ。やはり株は一流会社だよ。二束三文の新興株など…
かたる:まぁ、そうだけれど…。儲かるのは新興株だろうね。M&A絡みの話じゃ夢がないよ。そう言えば、米国ファンドのスティール・パートナーズによるサッポロビールの買収問題では、会社側の新買収防衛策の賛成が三分の二超えたというからね。この数字に驚いたね。やはり日本は、まだ後進国かな? まぁ、良く知らないから、あまりコメントできないが…
神主さん:この大型株の動きは原子力関連として上がっているのかな? イランではイギリスの兵士が拘束されたといい、原油価格が上がっているし…
時代や:そうそう、木村化工機など強いからね。
かたる:業績の裏付けのない株なんて、駄目だよ。何れ下がるから…
トロ:かたる銘柄も同じようなものじゃないの?
かたる:僕のは、裏付けがある銘柄ばかりだよ。
トロ;日立など、赤字で減配会社じゃないか。
かたる:他の理由があるんだよ。明確な。ただM&Aの絡みだけではなく、相場を見ていると、他に理由があるようだね。その背景を、次のビスタニュースの原稿にしようと思うよ。この仮説が正しいとすれば、重工、日立、○○となるかもしれないね。果たして、この仮説が正しいかどうか…
投稿者 kataru : 2007年03月29日 17:39