今日の市況(2007年03月30日)
かたる:米国の2006年10月―12月期のGDPの2月末の発表値が改定されて、0.3%増の2.5%になった。米国景気の明るさは失業保険申請件数が減少したことも加わり株式相場は高くなったという。しかしイラン情勢の緊張感から原油高が懸念されているとも言う。一方、半導体のSOX指数は弱かったと言う。
しかし面白いね。何故、原油価格もWTIの指数に揺れ動き、半導体もSOX指数に左右され、どうして世界経済はアメリカのものに影響を受けるのかね? しかし金融の世界はユダヤ資本の思うままだから…果たして、これからどうなのだろ?
トロ:アメリカの思うままなのは、ドルの覇権のため、しかしユーロが強くなり、アメリカの衰退は隠しようもないからね。まぁ、お前が考えているような展開でもないと思うよ。
時代や:そんなことは、相場に関係あるのかね?
かたる:うん。あると思うね。アメリカの力は弱くなり、ユーロ圏の地位が上がっている。同時に世界経済は、アジアの台頭が起こっている。残念ながら日本がリーダーではなく、どう考えても中国になりそうだね。そうなると中国の経済は完全な市場経済に移行しないうちに仕掛けは出来ないね。故に中国株も含め多少の下げはあっても、大勢的な上昇波動は崩れないだろう。
やはり元の自由化が行われた後に、何らかの仕掛けが入ると思ったほうが良いね。日本が1985年のプラザ合意から1989年バブル崩壊で仕掛けに嵌まったように、中国もそのときが何れ来るだろう。だから先日の上海発の世界同時株安は予行演習のようなものじゃないのかな? 元が自由化されたあとに、仕掛けが入ると思ったほうが良いね。
神主さん:だから…株高は続くと言う見方なの?
かたる:株はいろんな繋がりがあり、一概には言えないね。人の感情が複雑なように株価の形成も複雑だと思うよ。何故、木村化工機のような株が上がるのか僕には理解できないし、日本製鋼所も…まぁ、こっちはいくらか分からない可能性もないが…しかし理解できないね。
トロ:かたる銘柄が下がるのも理解できないと言うわけだね。
かたる:うん、僕は自信を持って取り上げているからね。まぁ経済情勢が変わり、投資している会社の経営状態が変わることもあるから、株価の見通しも変わる場合があるが…基本的に全ての参考銘柄は自信を持っているからね。
時代や:自信を持っていた双日は見事に半値だし…、ダイエーだってひどいもんだ。
かたる:そうだね。双日の原因は、MSCBによるね。ダイエーは丸紅の態度だね。でもダイエーの株価は、既に底値圏だろうからね。何れ戻るだろう。ただ土地などの財産を売り、借金の返済に充てたからね。丸紅の狙いは食料品の流通だけが狙いみたいな感じだものね。
東証の理事長に前産業再生機構社長の斉藤惇さんが選ばれたけれど、あの組織が必要だったのかね? 僕には、あの時に必要に思えなかった。ダイエーにしても、カネボウにしても、民間で処理が出来たのに…。そもそもイオンを選択せずに丸紅を選択したが、結局、丸紅はイオンに支援を仰いだのだから…やはり産業再生機構は、成功とはいえないね。
丸紅の傘下になってから不動産を売っているし…。僕には、みんなで、よって、たかって再生企業を食い物にしたように感じるね。残念だけれど、再生機構の利益にしても、搾取したように感じるのは、僕だけなのかね?
時代や:今日は、日立の株価はぶれたけれど…、来週からどうかね?
かたる:新日鉄、重工、日立には、共通のテーマがあるかもしれないね。その背景を明日の株式教室で簡単に考えてみようかな? 詳しくはビスタニュースで書くことになるが…
投稿者 kataru : 2007年03月30日 18:47