今日の市況(2007年04月13日)
かたる:今日は時間がないので簡単にします。明日の株式教室で東芝のことを例に解説しようと思っております。ソニーの業績もゲームの不振をエレクトロニクス部門が補い好調だと言います。出井さんは時代の流れを読み間違え業績を悪化させましたが、彼の悲願だった。有機ELがいよいよ量産されると言います。僕は専門家ではないので分かりませんが、昔、東北パイオニアと言う会社に惚れ込み、株を買っていた時期がありました。結局、なかなかものにならずに研究開発費だけを食い断念したのですが、その有機ELがいよいよ市場に投入されます。
現在の薄型テレビは、もともとつなぎ役だったのですね。プラズマも液晶も…出井さんはそれで開発をせずに有機ELやSEDに注力していたのですね。その有機ELがいよいよ世に出るのです。もともと量産化が難しく、大画面化も難しいし、しかも液晶に比べ明るさが足らないと言われています。しかし自ら発光するためにバックライト機能が必要なくなり薄くなります。なんと3ミリとか5ミリとか言う単位だったと思います。故に壁掛けテレビが実現できるのです。その先陣を切る意義は非常に大きいですね。
ただソニーのブランドに対する信頼性が近年失われているのが多少気になりますね。バイオなどすぐに壊れるし…私も昔使っていましたが…
相場はG7を気にして模様眺め、為替を気にしているようですが、ドイツの経済も好調で文句を言う国が居ないのだそうです。今回はドイツのシュタインプリュックと中国の周小川人民銀行総裁は会議に出ないとか…ヘッジファンドは参加しますが、大きな事態はないでしょう。トヨタが下げていますが、単なる疲れでしょうね。世界景気は後退気味で大きく車が売れ続ける環境かどうか…
大型株のなかでも新日鉄はお休み。重工は新値を切りましたが力強さがありません。同じことが日立、東芝に言われます。どうしても昨年のトラウマがあるのでしょう。ここでのもたつきは仕方ありませんね。そんな中で日経新聞に書かれた楽天が久しぶりの躍動です。しかし続くかどうか…TBS問題を抱えているせいで、なかなか本格的に取り組む勢力が生まれない様子です。いいセンスを持った銘柄ですが時期があるからね。逆を言えば、チャンスで仕掛ければ成功する可能性もあるでしょうが…
来週はひとつのイベントが通過し、アメリカ株の戻りの強さが試されます。新しい主役が市場に生まれるかどうか
投稿者 kataru : 2007年04月13日 17:11