今日の市況(2007年04月19日)

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かたる：此の所忙しい日々が続いており、今日も簡単に終わります。アメリカ市場はＪＰモルガンなど堅調で、日本人が心配しているアメリカ景気は健全さを訴えている感じです。それにしても他国の経済を気にするのは自虐的な日本国民の性格か…今日の株の動きは、画一化教育の家畜化された日本人の投資パターンですね。金魚の糞の投資行動です。故に市場をリードする強い銘柄が出てこないと、相場が盛り上がらずに指数だけで左右されるのでしょう。

今日は造船株が強かったようですね。三井造船をはじめ佐世保重工など…このセクターは鉄の価格が上昇したために、船価の契約が安く今まで利益が出なかったけれど、いよいよ安い受注の引渡しが終わり、受注単価が高い分になるので、利益が出てくるはずの業種です。しかし大手造船会社は、あまり船舶の売上割合が多くなく、非上場の会社が主役です。名村造船は比率が高いですが株価も既に高くなっています。世界では韓国がトップで日本、中国と続きます。
相場は個人投資家が儲かってなく、大型株も一服中のために、決算を控え模様眺めの展開。しかし昨日のＵＳＥＮ、今日のミクシーと新興株にも動きが出てきています。しかし市場の信認は得ていない様子。アメリカヤフーに引きづられ、日本のヤフーも安かったが、好業績の楽天は反発していました。かたる銘柄に追い風の材料が出て、日本ＬＣＡが３日間ストップ高を交えて高くなっています。理由は分かる人には理解できるでしょう。

日本株は機関投資家が模様眺めのために、決算数字が気になるのでしょう。アナリスト予想には届かないとの評価が増えてきており、連休明けどうなるのでしょうか？

主力の大型株を見ると高値持ち合い場面を維持しており、日立のように２５日移動平均線まで乖離を調整しています。ここから１０日間ぐらいの間に新高値を更新するのかどうか？　新日鉄などは１３週線上にいます。初押しを演じている東芝の２５日移動平均線は８２９円で、依然、乖離が大きいですね。昨日上げた海運株は、今日は安く適度の上昇相場を維持している感じですね。なかなかスター株が誕生しないために、市場のコンセンサスが得られてない様子。

ここでは大きく分けて二つの考え方が成り立つのでしょう。一つは昨年秋からの大型株路線の継続で、高値持ち合いをしている大型株の再度の新高値追い。理想は新日鉄の新高値追いなのでしょうが…既に業績面からは買えない数字ですからね。重工は利益の質が新日鉄に比べれば良いのですが、既に株価は充分評価をしている。そこでハイテクの登場になったのでしょうね。東芝のＮＡＮＤ型フラッシュの市況はマズマズだが…サムソン次第で市況は大きく変わるといわれています。ＤＲＡＭと兼用できる工場のラインだそうですから…後はＭ＆Ａの日立か…こちらは博打かな？

もう一つ考えられるのが大きく流れが変わる展開で今安値を更新している。新興株式の逆襲の動きですね。基本的に昨年来の安値を更新しているヤフーは弱く、まだ安値まで間がある楽天などは強い動き。新興株が決算の洗礼を受けると出直るチャンスはあるが…外人などの応援部隊が興味を示すかどうか…小型株をやっても大きな利益が計上できないから、やはり大型株から景気循環に沿って消費関連に流れるのかどうか？

難しい展開が続いていますが、何度かに分けて打診買いをするのが正解なのでしょう。

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投稿者 kataru : 2007年04月19日 18:28