未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2008年01月23日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる:米国は流石ですね。市場経済の国らしく緊急利下げです。どこかの国のように、「予断なく見守る」って、言葉遊びをせずに実行をする国ですからね。証券マンとしては、やはり悲しい現実なのですね。1989年のバブルが崩壊した時も同じような対応なのです。現在の福井さんのように。「のうてんき」な見方をしていたのですね。株なんて下がろうが、経済には関係ないと言っていたのです。その結果は失われた空白の時間が生まれました。その結果、アメリカのGDPは伸び続け、日本のGDPは横這いで、日本がアメリカより高かったのですが、今では1万ドル以上、アメリカが上になりました。今日はコメントを言っても当たりませんから、チャートを見てください。実は25日移動平均線の乖離は、ここ10年以上、こんなに乖離が開いたことがないのです。

s20080123a.gif
s20080123b.gif
s20080123c.gif

そこで週間足で13週線との乖離を調べたら、2001年にITバブル崩壊後の相場で16.48%の乖離がありました。その前は1990年のバブル崩壊後にありました。この時は、もっと乖離が大きかったですね。しかしこの底入れから何れも2ヶ月程度上げ波動を迎えていますね。その後、本格的な上昇になるかどうか…は展開次第なのでしょう。私の印象ではITバブルの時の形になるのでは…と推測していますが…背景が違うことがあります。それは現在は好業績で、益利回りが非常に高いと言うことです。昨日は7.08で、遂に7%を越えました。過去を調べてみると、1973年、1974年に7%を益利回りが越えたことはありますが、この時の公定歩合は5%を上回っています。昨日の10年物の国債は1.315%です。分かりますかね? 単純平均株価をみても、この水準は昭和50年の水準です。

s20080123d.gif

希望を失った日本だから益利回りが高いのは当たり前と、言われそうですが…、果たして、そうかな? 情報インフラでは、ソフトバンクのお陰で世界トップ水準なのですね。飛躍の芽は、たくさんあるように思いますが、誰も恐怖心から株を買いません。人間の気持ちなんか、いい加減なもので、ストップ安で大量の売り物があるときは買いたくありませんが、株価が上がると買い場じゃないかと思うのですね。上の乖離のデータは、どんな局面でも、突っ込んだ所を買って置けば、売り場はあるということを物語っているのだと思います。さぁ、勇気を持って買い向かおうね。ピンチはチャンス!


人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

ビスタニュース
株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2008年01月23日 18:32