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今日の市況

今日の市況(2008年02月19日)

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かたる:今日は時間がないので簡単にします。実は下のグラフを作っていたのですが、縦と横の並び替えのやり方が分からずに、四苦八苦していました。エクセルの使い方も正式に習ってないかたる君は時間が掛かります。能力の差が分かりますね。結局、この作業だけで1時間半近く時間を浪費しました。知っている人なら、僅か5分で完成できるでしょう。つまり効率化の論理からすれば、中国人と日本人以上の労働生産性の効率が違うわけですね。やはり教育は必要ですね。トホホ…。

経済産業省の鉱工業生産指数は横並び、総務省の街角景気は縦並びなのです。つまり比較するグラフを作るために変更する必要があったのです。恥ずかしい限りです。兎も角、完成しました。下のグラフの意味はダイキンが値嵩株になった理由でもありますし、昨日、表示した成長株リストの300円台の銘柄が増額修正し上がった理由でもあります。分かりますか? この意味が…。街角景気の指標の意味を理解し、鉱工業生産指数の意味を理解し、尚且つ、何故この比較が生まれるのか? また考えなくてはなりません。

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これだけではヒントで分かる人は、かなりの勉強家です。そこで次のグラフを提示します。このヒントで分かる人はグ~ンと増えると思います。今の日本の現状を示しているのですね。下にグラフはGDPに対する輸出比率の割合を示しています。

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つまり、どの株が上がるのか? 考える前にどのセクターが儲かっているかを考えねばなりません。日本人の給料は上がらず可処分所得が増えないから、百貨店の売上もスーパーも駄目なわけですね。景気が回復し可処分所得が増えると思ったのですが…ダイエーは失敗したわけですね。まぁ、失敗した理由は景気動向だけではありませんが…

最近、株が上がっているのは、ほとんどグローバル企業です。国際展開を計っている企業から銘柄を選択しないと基本的には成功しないということです。しかも企業が海外展開に力を入れてないと駄目なわけですね。そうすると、どんな会社を選んだら良いのだろう?と言う疑問が湧きますね。例えば、ビスタニュースの株式教室では、最近、底入れしたチャートの勉強を始めました。銘柄として選んだのがダイキンです。この会社はダメ企業だったのです。昔は…ね。ところが近年は値嵩株に育ってきました。国内では成長の芽がないから海外展開の積極化に取り組み、海外企業を買収したりしたのですね。そうして成功した例ですね。このような会社を探せば良いわけです。しかし皆さんには難しいでしょうが、色んなやり方で成長株を探す方法があるわけです。

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その関連リストから抽出したのが、昨日、紹介した銘柄です。400円を割れて注目し、打診買いを入れました。しかし株は下がるわけです。300円ぐらいが底だろうと思い買ったら、この度の下げで更に下がり、なんと218円まで売られたのです。しかし…企業業績は上向いているのに、株価は下がり続けるわけですから、当然、「儲けのプレミアム」は増しているわけですね。株価の最大の買い要素は、株価が下がることです。つまり株価が下がることこそが最大の好材料なのです。ところが…多くの人は諦めて売ってしまうから損をするわけです。株は食品のように腐るわけでも賞味期限があるわけでもありません。株価が下がることは最大の好材料なのですよ。1万円の株が1000円になれば、1千万円も買うために必要だった資金はたった100万円で済みます。株価が1/100になれば、1千万円で1000株しか買えなかったのに、100円なら10万株買えるのですね。株は下がることは悪いことばかりでありませんね。チャンスが増えるのですね。

最近の市況展開を見ていると…通産事務次官の北畑さんが、ディトレイダーを馬鹿だと欲ボケした連中だとか非難する人がいるのも一理あるかな?とも思うのですね。僕は彼を嫌いですよ。でもそのように考える人もいるということです。新興企業は多くの会社が年率20%前後伸びています。しかし残念な事に、株価は2006年1月のライブドア・ショック以降、下げ続けていました。しかし今回のBRICs相場の下げの中で頑張っている会社が多いですね。株価が下がったことが、好展開に繋がっているのでしょう。同じように2年前から下げ続けている銀行株も…そろそろ最終調整場面なのでしょうね。僕の仮説が正しいかどうか、桜の花が咲く頃には、分かるでしょう。

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投稿者 kataru : 2008年02月19日 17:39