今日の市況(2008年02月22日)
かたる:今日は遅くなったので簡単にします。フィラデルフィア連銀の景気指数が発表になりリセッションは濃厚という見方からNY株式は下げたようです。同指数はISM指数と相関性が高いとされています。11項目について1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」の中から選択させインデックス化したものだそうです。まぁ、日銀の短観のようなものでしょう。しかしISMの方が市場では注目度は高いですね。そのグラフが下のものです。
日本株はアメリカの動向を受け、先物から売られていたようですが、しかし商社など好業績のBRICs株は確りしていましたね。一方、新興株も高値圏で確りしています。弱いのが不動産ですね。住友不動は代表的な例でしょう。国内景気の景況感はあまり良くありません。全般に下値は付けた銘柄が多いのでしょうが、新高値を追えるような元気の良い銘柄は見当たりません。今日も仕手人気が中心のようです。今日高いからと言って、明日も続くとは限らない内容の乏しい銘柄が乱舞しています。せめて将来、高くなる可能性を秘めた銘柄を手掛ければ強弱観が対立して面白いのに…
日立建機や住友鉱山などの株価を見ていると、水準訂正がほぼ終ったので、もみ合い後の行方が注目されます。やはりかなり安い水準まで売り叩きましたから、当然、リバウンドはするわけです。日立建機や住友鉱山の経済的な背景は強弱観が対立するものですね。故に面白いのです。やはり株は強気と弱気が存在しなければ相場になりません。上値を取れるような銘柄は乏しく、多くの銘柄はボックスの相場なのでしょう。先物の動きに注意しネットならではディトレなら取れるかもしれませんね。はたして底入れした株価が弱いながらも上値を目指せるのか? サブプライム問題の悪者と捉えられている銀行セクターの動きが来週は注目されるわけですね。
もう一つは「明日の株式教室」で少し触れる予定ですが、3月は決算期末になります。故に自社株買いをやっている会社で、配当利回りの高い企業が当然注目されるわけです。売買代金上位には、住友鉱山や太平金が顔を出しており、そろそろ強弱観が対立しているようです。今日の日経新聞では気になったのは、半導体価格の動きですね。まだまだ在庫があるという話しですが…。来週、14000円台の乗るような場面が出てくるかどうか…それでは、また来週
投稿者 kataru : 2008年02月22日 22:17