今日の市況(2008年03月28日)
かたる:今日は遅くなったので…
NY市場はオラクルの決算などを受け安かったのですが、日本株は意外に確りしていましたね。少しビックリしています。さて、この理由は何かな?と考えてみたら、たぶん、決算対策のお化粧買いじゃないかな?と思っています。理由はファンドが組み入れていると見られるコマツや三菱商事などが高かったからです。買われる理由は両社ともあるのですが、決算期末に株式の評価損が少ないほうが良いですからね。持ち合いを実施している住金なども高かったですね。月曜日の株価が期末の最終値段になります。そう考えると、4月、つまり火曜日からは安いのかな?との考えも浮かびますが…。もともと日本株の水準は、かなり安いですからね。僅かな買いで株価が上がるのだから、国内の機関投資家が頑張れば市場のムードも変わると思いますが、日本人には主体性が、いつからか、なくなりましたからね。悲しい現実です。どの会社も骨のある社員がいなくなったのでしょうね。まぁ、骨のあるやつは弱点もあるわけですが…今のような時代は必要ですね。
そういえば、新聞を読んでいて落胆しましたね。NTT寄りの光回線の回答だったですね。総務省とNTTは仲間ですからね。同じくTBSもそうです。なかなか既得権力の壁は、崩せないのですね。世代が交代しないと駄目なのでしょう。あと数年で日本は大きく脱皮できますね。何しろ、ネット世代が局長クラスになりますからね。ガソリン税を一般財源にすると、自民党が腹をくくったのですから、民主党も妥協すれば良いのに…とも考えますが政治は難しいですね。日本と言う小さな舞台で覇権争いか…。やはり小沢さんが、一時、考えた連立内閣で局面を打開すべきだったのでしょうね。日本にとって時間がないのだから…。先日、社会保険料の段階的な値上げの動きを見てもらいましたが、だんだん厳しくなりますね。国土交通省は5年間で81億円もタクシー券を支出していたとか読売新聞に報じられていました。1年間で16億円以上ですね。1ヶ月あたり1億35百万円です。はぁ~、本当に必要なのでしょうか?
兎に角、仕組みを知れば知るほど、腹立たしいことばかり…。私は商売柄、色んな新聞や雑誌を読んでいるわけで、自然にこの国の矛盾と株価を結び付けるのですね。嫌な商売です。だんだん人間の質が悪くなってくるような気がします。愚痴ばかり言っているようじゃ、世も末ですからね。どうも竹中さんが豪腕をふるった辺りから、役人の力が強くなったように感じます。昔は産業を育てようと一緒に頑張ったのですが、いつの間にか指導ではなく、摘発と言う産業界と役人が敵対する関係になってきましたね。三和銀行は、未だに、どうしてあんな結果になったのかな?と考えます。金融庁はダイエーなどの貸出先を破綻先に認定したわけですが、いかにも強引でしたね。再生機構に持ち込んで…結果論ですが、あの再生機構で成功した企業のケースはあるのでしょうか? カネボウにしてもダイエーにしても再生が出来たとは…いい難いですね。新銀行東京の実態を見れば、如何にお粗末か…やはり役人がしゃしゃり出る場面じゃなかったのでは…と今でも考えます。その後もライブドアから村上ファンド、グッドウィルと…何故、叩く必要があったのでしょうか? 僕には日本と言う国の理想像が、なかなか見えないのですね。だから相場観を間違えたのでしょうが…
しかし僕の考えはやはり変わらないわけで、最近の相場ツキをみると、僕の考えは正しいと思うのです。昨年の始めにビスタニュースで、「何故、新興株なのか?」という理由を3回に分けて書きました。その後の相場を見れば、そう大きな間違いではなかったと思っています。今日は楽天が6万円に、あと少しで届く位置まで来ましたね。昨年の始めに6万円前後で買ったのですね。その後、安値で買った玉は利食いになりましたが、損をしなかっただけですね。まぁ、この相場だからマズマズかな?とも思っていますが…。今日はモルガン・スタンレーだったかな? ミクシーのレーティングを引き上げたのは…、新興株は逆日歩を付けながら、上がっているものが結構ありましたね。果たしてこの路線は続くのでしょうか? かたる君は復活できるのか、それとも沈むのか? 僕はいつも思います。株価が安くなれば買い場なのだと…、ところがお客様は違うようです。売れって言うのですからね。あの安値で楽天を投げなくて良かったと、今日は利食いできて思いましたね。この代金は、まだ大きく下がっている新興株の現引き代金になります。はぁ、いつになったら笑える相場がやってくるのか…それでは、また明日。
投稿者 kataru : 2008年03月28日 23:02