今日の市況(2008年04月10日)
かたる:今日は遅いので簡単に…
相場のポイントは色んな切り口がありますが、市場をリードする銘柄の動きを注目していると良いと思います。現在の相場のように主体の流れがなく浮き草のような展開の時は、物色動向を探るのは非常に難しいですね。それぞれに短所がありベストではないのでしょう。故になかなか市場に明確な流れが生まれないのでしょうね。私は予てから新興株の相場だと思っていますから、その関連銘柄を中心に売り買いをしていますが、残念ながら、スター株になる為には、ここから更に一段高する必要があります。しかし関連銘柄は業績推移から見ると、大きく上値を取るとは言いがたい面もあります。強弱観が対立する原因の一つでしょう。
この傾向は新興株だけでなく一般株もそうです。既にかなりの好材料が株価に織り込まれており、好業績銘柄は市況物が多いので危ういのですね。もともと市況物は利益の根拠が乏しく同じ利益でも大きく買うわけに行きません。不動産もそうですし、船も、鉄鋼も、証券会社も市況産業とも言えるでしょうね。産業の循環には一定の流れがあり、今は世界経済が停滞期ですから…、逆業績相場に入っている展開場面ですね。BRICsの位置づけは金融相場が終了し業績相場から逆金融相場のイメージです。中国などは金融引き締めを継続していますからね。物価高に民衆の不満があります。中国はやむなく元の切り上げを実施し6元台に突入しました。気になるのはユーロの展開です。1ドルー1.58台の動きは気になりますね。まもなく1.6台をうかがう動きです。
話はそれましたが、このような物色環境の中で、自然発生的に低位の仕手株が物色されています。日ばかりを前提で勝負しているのでしょうが、あまり感心できない銘柄が多いですね。やはり相場になる為には、業績動向が継続的に上昇する銘柄でないと駄目なのですね。業績の継続性で強弱観が対立するDENAやドワンゴ、楽天、ヤフーなどをはじめ、三菱商事も東芝なども意見が割れる銘柄です。三菱商事は明らかに一翼を担っていますが、業績数字が大幅に増額されるでしょうが、果たして新高値をクリアしてどんどん駆け上がるとは私には思えませんが…、どうでしょうか? 故に物色の範囲を、何処に絞るかが難しく、勝敗の分かれ目なのでしょう。
明日のSQは130の攻防が展開されていましたね。基本的に底入れをしており、押し目買いに歩があると思っています。銀行なども既に底入れしていると思っています。明日は週末だから上がって欲しいものですね。おやすみなさい。
投稿者 kataru : 2008年04月10日 23:00