未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2008年05月29日)

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かたる:AIGの株価が急落し新安値をつけ、地銀のキーコープも急落していると言いますがNY市場は堅調でした。理由は4月の耐久財受注額が0.5%減と市場予測の2.0%減を上回ったこと。更に民間設備投資の先行指標とされる国防・航空機を除く資本財の受注額が4ヶ月ぶりにプラスになったから、景気の落ち込みは小さいとの読みが広がった為だそうです。GDPは第一四半期は0.6%増、第二四半期予測は0%だそうです。しかし第三四半期にはプラス成長に戻るとの意見が多いようです。このような見通しを受け、10年物の国債金利は4%台に上がってきました。ほぼ読み通り、春から夏に掛けての指標が改善するとの見方が有力になり、サブプライム問題から、もっとも強いパターンを歩んでいるように見えます。ただAIGの新安値はやはり気になりますが…揺り戻しは果たして、この程度なのでしょうか?

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時代や:それにしても驚いたね。400円高だよ。今日は何が起こったのかね?

トロ:先物からの裁定買いらしいね。JA共済などの動きに追随するファンドがあるのかもしれないね。株式の利回りも悪くないから。

時代や:郵貯が買っているという観測もあるようだけれど…。しかし持っている銘柄はたいした事はないよ。上がるどころか、下がっている銘柄も多いよね。結局、やはり先物だけの動きじゃないの。

かたる:先物だけでも、なんでも驚いたね。確かに市場の板は薄いよ。ディトレの動きが入り辛い、朝の気配は三菱商事で、一値、1万から3万ぐらいしかないからね。ビックリするよ。今日はレーティングを引き上げられていた日本製鋼所が、上場来の高値を更新したね。三菱商事に次いでこれで二社目かな? 最近は原子力関連銘柄が、確りしているからね。確かに日本はフランスと世界の市場を争っているね。でも息の長いサイクルで短期的な業績に即効力はないと思うけれど…

トロ:確かお前はカラ売りをしていたんだよね。昨年は…。買い戻したの?

かたる:あぁ、あの話。なかなか買い戻せなかったけれど、儲けて手仕舞ったね。しかしなんで高いのかね。僕には理解できない銘柄の一つだね。実はこの会社、2002年の時は倒産の危機にあったんだよね。株価は僅か50円だったんだよ。僅か5年や6年で40倍だからね。堪えられない。やはり株は人が駄目だと思う安い時に買わないと駄目だね。

トロ:あれ? そんなことを言って上場廃止になった株もたくさんあるんじゃないの。

かたる:お前はいやらしい性格だね。根性が捻じ曲がっているよ。この株が大きくクローズアップされたのが2005年だよね。こんな株もあるんだから、自分の下手さ加減が身に沁みるね。

時代や:あらら…最近は謙虚になったね。下手さ加減か…。でも今日、かたるが買った銘柄はタイミングがピッタリだったじゃないの。

かたる:あぁ、あれか。たまにはそう言う例もあるよ。先日のサイバーAの動きや、今日のビットアイルの動きなどを見れば、押し目を一度は挑戦してみたいからね。上手く新値を切って800円台まで行けば良いけれど…どうなるかな?

今日は、持ち株は下がっているものもあるが、比較的、気分が良いね。何故なら、どうも大きく下押しせずに株は反転しそうに感じてきたからね。今日は裁定だろうから、続かないだろうが極端に悲観的にならずに済むかな? そんな気がするんだね。

そういえば、仲間が極端な強き説を言っていたね。理由はこの3月の応答日である9月にはカラ売りの絶対期日が来るから踏まされると…言っていたね。期日が来た玉をクロスしようとしたけれど、お客様が決済すると言い手仕舞ったあとにストップ高をしたとか…話していたよ。

確かに…一理あるね。この所、強気だったお客様が、今日はこの水準で三菱商事を売ったんだね。儲かるものはなんでも良いから売れと、お客様に言われ…。この水準で売るならあの高値を売ればいいものを…お客様の心理が変わり始めているんだね。

時代や:うん。でも気持ちは分かるよ。気持ちよくドンドン株は上がらないからね。上がっても何か物が挟まったような…感じだもの。連休明け以降は…

トロ:しかし主体は何処なのかな、原子力?

かたる:意外性があるとすれば減益見通しが増額に変化するパターンだね。米国景気の落ち込みが小さく中国も軟着陸が成功するパターン。景気の中弛み説が覆り後半に回復するパターンか…。そうなれば、ここで株が上がるのは理解できるよ。もともと日本株は効率性を無視した経営者が多いが、ROE経営に目覚めるんだね。金利が低いから借金をして財務レバレッジを効かせて総資産を絞るんだね。

時代や:言っている意味が分からないのだけれど…

かたる:僕は金融庁の姿勢が変るとは思ってないが、ダビンチが計画を発表しているね。あの計画が容認されるような事態になれば、レバレッジを効かしている不動産株が上がることを意味しているね。アーバンなどもその一例。しかし諸刃の剣で自己資本比率が下がるからデフレ政策が継続されるならカラ売りになる。時代をどう見るかだね。

時代や:やはりお前の言っていることは分からんな。

かたる:デュポン・システムって言う考え方が理解できると良いのだけれど…、アメリカ人と言うのは面白いよ。お金を如何に増やすか考えるんだから…株式を買うという行為はそのお金をその会社の経営者に委ね運用してもらうんだよ。この話しをすると長くなるから、またの機会にしよう。僕には最近、疑問に思っていることがあるんだよ。今日はNTTの最近の動きを見て僕のイメージを一緒に考えて欲しいんだね。何故、この時期にこの株が動くのかな?

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投稿者 kataru : 2008年05月29日 19:30