未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2008年06月23日)

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かたる:NY市場はSPCの連結入りが新たな材料となり、金融株が売り直されていると言われているが…何処まで広がるのかな?との印象ですね。記憶によればシティーは既に組み込んだ筈ですが、今朝の日経によると、かなりの部分がまだ簿外にあるようで…。本当なのかどうか…。540兆円などと言う規模が、本当なら大変ですね。最後は公的資金の投入で日本は立ち直りましたが、みずほの1兆円増資の後始末はまだなのですね。りそなは第一生命が資本を入れましたが「焼け石に水」の状況で…。弱気派が勢い付くのも頷けます。しかし、シティーは、まだ新安値を更新していませんね。

トロ:ほら…弱気になってきたね。まだ大丈夫などと、強気を堅持することが如何に危険か…。既に充分、認識したんじゃないの?

かたる:そうだね。流石にここまでやられると、自分のアホさ加減が身に沁みるよ。日経平均株価は意外に強い印象だけれど、新興株は弱い動きを続けているね。ほぼ底這いの動きだからね。

何故、インフレ相場の可能性があるのか…
ずっと、考えていたのだけれど、インフレ環境の中では日本株は優位なんだね。同じ付加価値を得るのに日本の場合は、エネルギー消費量が小さいし、金融が痛んでない為に資金を得やすいよ。更に、近年、ROE経営に目覚め始めているね。日本の自社株買いは、定着しているし株主還元の姿勢が高まっているね。やはり大きなのは、経営者の意識改革だろう。無駄な資産を持たないようになりつつあるね。だから外人投資家が買うんじゃないの?

トロ:おいおい、まだ強気を貫くのか? 
強情だね。 新興株からしか銘柄を選ばないし…。今度は日本復活論か…。自らは政策批判を繰り返しているのに、明らかに矛盾しているよ。

かたる:昨日、NHKテレビの後半だけ、「沸騰都市」ダッカの番組を見たよ。日本に欠けているのは、あの精神だね。「今に日本を追い抜いてやる」って、言っていたね。あのバイタリティーが日本人に失われちゃった。昔は日本人も「追いつけ、追い越せ」って、頑張った時代があったのに…。後期高齢者医療制度の混乱など見ていると、悲しくなっちゃうよ。富を創造する話は一つも出てこなくて、分配の話しばかりだから…。何故、総額を増やそうとしないのかね? 営業が小さくてなって、バックオフィスの管理部門が、肥大化する社会構造は何処かおかしいね。消費者庁などの創設はその象徴だよ。

時代や:だから日本株は1989年から低迷しているというのが、かたるの持論だよね。耳にタコが出来ているよ。そんなことを嘆いてもしょうがないよ。僕等は与えられた土壌で勝負するしかないんだから…。やはり国策関連だろうね。太陽電池は新しいテーマになるんじゃないの? 電池だって…そうだよ。

かたる:僕は電池より業績に寄与している太陽電池に興味があるね。しかし今日、日経産業新聞報道で上がった、イーエスピーなどみると行き過ぎている印象もあるけれど…。関連銘柄は多いね。簡単に列挙すれば、NPC-6255、SES-6290、アルバックー6728、シャープー6753、フェローテックー6890、トッキー9813、京セラ―6971、信越化学―4063、SUMCO-3436などが関連かな?

トロ:珍しいね。材料株などは、あまり取り上げないのに…。

かたる:理屈からすれば、考え方は三菱商事なんかと同類なんだよね。太陽電池も電池自動車も…資源価格の高騰が背景にあるから開発を迫られ、その発展を促すために補助金を出すわけだから…原子力もそうだし…みんな一緒の仲間だね。

時代や:GSユアサだって、馬鹿にしたもんじゃないよ。カラ売りを飲み込んでいるから…第二ステージがありそうだよ。

かたる:勝手にやりたければ、やればいいよ。内容のない株は、いつかやられる筈だよ。SUMCOなどに興味が前からあったね。今年の3月に1664円を付けたけれど…、買って見たかった株の一つだよ。何故なら、大きな設備投資をして賭けに出たわけだから、その見込みが当たれば利益が伸びるよ。ただ大規模な設備投資は減価償却費が増えるので市況ものの場合は恐いけれどね。需要見通しで意見が大きく割れるからね。GSユアサなどは業績の大きな伸びは期待できないよ。そりゃ、日本電池とユアサバッテリーが統合した会社だから、効率化の精神を汲んでいるけれど…果たして、どんどん人気株になるのかな?

時代や:お前のような理屈やが大勢居るから、空売りが入り相場になるんだよ。ハハハ…当面は博打株さ。

かたる:そんなものかね。僕には夢を感じられないから、やはり応援はできないね。やはり夢を感じさせてくれる会社が良いよ。

トロ:100円割れのベンチャーリンクに夢があるの?

かたる:今日発売された週刊東洋経済に就職ランキングが載っていたね。

1位がオリエンタルランド、2位がJTB、3位がANA、4位がソニー、5位が集英社だったね。商事は30位、リクルートが36位、三菱重工が83位、サイバーエージェントが107位、武田製薬が130位、楽天が137位、なんとベンチャーリンクが146位、京セラが161位、僕の息子が入ったUSENは182位、ワールドが191位、ソフトバンクは220位、竹中工務店が300位だったね。

トロ:くだらない。学生の評価が、株価の評価になるのか? 駄目な会社は駄目さ。

かたる:考えて欲しいけれど、学生は何を基準に会社を選ぶの? 将来の夢だよね。優秀な学生が入るのだから頑張って欲しいね。この雑誌でもう一つ目に付いたのが、スーザン・シャークと言うカルフォニア大学教授(元米国務次官補代理)の「中国を暴走させかねないナショナリズムの危険性」と言うコラムだったね。連続インタビュー記事らしいが…中国は大丈夫かと言う特集を、これから組むらしいね。

株価を考える上で中国の今後を展望することは重要だからね。アメリカのサブプライム問題は注意をしているが、それほど重要視はしてないね。冒頭にSPCの問題を書いたけれど…彼らは市場主義の人間だから、大丈夫。やはり恐いのは、中国だと思うよ。仮に経済をコントロールできなかったら、どうなるのかな? 何しろ、外国資本に頼って固定資本形成と貿易で持っている国だからね。さて、冴えない展開だけれど、今晩のNY市場は上がって欲しいね。このラインの株価を割って欲しくはないのものだね。日本の場合は騰落レシオが136から79.6となってきたね。

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投稿者 kataru : 2008年06月23日 18:15