未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2008年07月07日)

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かたる:今日は七夕です。例年、恋は実らない日が多いのですが…今年はどうでしょうか?東京では曇りで少し空が明るくなってきました。洞爺湖サミットが開催されていますが、議長国としての日本の力量不足が海外のメディアから聞こえてきます。日本の省エネ技術を磨きかける絶好の機会ですが株式市場も湿っている様子です。ちぐはぐな政策が国民の活力を奪っているのでしょう。結局、話題になっていた連続安更新記録は12日間で終了しました。本日、13日ぶりに株価は上がりました。

原因を探ると米国発のサブプライム問題が広がり、FRBの金融政策とECBの動きなど不協和音が背景にあるようです。一部メディアは盛んにFRBの金融政策の失敗を報道しています。過度の引き下げが物価高を招いたというのですね。サブプライム問題の余波を受け、新興国の株価は大きく下がりました。代表的なBRICsの中国とインドは下記の通りです。ブラジルとロシアは、比較的に株価は堅調な動きです。両グループの違いは資源の保有量にあるのでしょう。

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時代や:なにやら、残念のような…、ホッとしたような…気がするね。15日間が最高だったそうで…新記録を狙っても…って、あきらめのムードが市場に漂っていたからね。

トロ:確かに…記録が話題になっていたけれど、そんなに株価は下げてないよね。日銀短観をみると予想数字より実績が悪くなっているから、株価が下げる理由も分かるけれどね。詳しくは、此方から…

かたる:この短観には色んなヒントがあるよね。その辺りをビスタニュースで解説しようとしたが、今週は時間がなくて断念したね。でもちゃんと、このような相場での対応を伝授してあるから、あのリストから銘柄を選べば大丈夫だね。今日は早速、その成果を発揮していたね。

時代や:真柄建設が民事再生手続きをしたとか…、公共事業投資が継続的に減らされ対応を確りしないと大変だね。

かたる:うん。昔のようにメインバンクに甘える体質が通用しなくなったね。銀行はドライになったよ。株価が急落していたURBANは、インデックスと同じで社長が自社株を担保に入れていたが、株価が値下がりし追加担保が入らないから処分したらしいね。会社側の発表によると3739万株から907万株に減ったとか…。真柄建設の場合もそうだけれど、この話しを聞いて、日本も変わってきたなと感じた次第だね。

日曜日の日経新聞には三井化学が合繊部門を廃棄処分するとか…採算に合わない分野を削る合理化を実施するんだってね。ソニーはROEを目標に掲げたりしているが、売上があっても儲からなければ撤退する。だんだんアメリカ的な市場原理が広がっているね。面白くなってきたね。もう一つ感じるのは、証券市場も値動きが荒くなってきたね。目先張りの需要からか? 短期的な証券の動きが多く見られるね。このような原理を利用した売買がビスタニュースで解説した複数の指標を組み合わせるやり方だね。単純だけれど効果は期待できるね。

時代や:明日以降はどうなるのかね? 

トロ:確かに短期的なテクニカルから、一旦は反発するかもしれないが、政策に期待できないし肝心の外国資本は縮小しているから…やはり自律反発なんじゃないのか?

かたる:可能性は否定しないが…日本の報道を疑ってみる必要があるよ。どうも恣意的な報道が目に付くよ。GSの動きに対応するように悲観的な記事を載せたり、極端な観測記事を掲載したり…読者に理解力がないと騙されるね。米国の大手の投資会社は住宅市況に対し強気な意見だったね。この解説は、以前、僕がケース・シラーの指数の下落率の緩和を述べている意見と同じだね。

最近はネットで真実が述べられているケースもあるから日経さんも大変だね。会社側のIRによって報道機関の間違いが指摘されるケースもかなりあるね。調べて書いているのだろうが…やはり、インターネットは諸刃の剣だよ。利用の仕方によっては素晴らしい武器になるが…間違った解釈をすると大変な事になるね。自分なりに知識武装をしてないと…ネットの記事を鵜呑みに出来ないということだよ。僕も時々、専門家の人からあの表現はおかしいと指摘を受けることがあるよ。ひどいケースは後日訂正しているが…、たいした事がない場合は、そのままになっているから気をつけてね。あくまでも参考程度に…

時代や:そんな話より、さっきの話だよ。

かたる:あぁ、自律反発かどうか…の話だね。もっとも肝心なのは相場を悪化させているサブプライム問題とインフレなどの動きだね。以下は、2日に発表されたドイツ銀行の業績見通しだよ。

『ドイツ銀行AG(銘柄コードXETRA:DBKGn.DE/NYSE:DB)は、本日、現時点での見通しに基づき、2008年7月31日に予定している2008年第2四半期の決算発表において、黒字計上を見込んでいる旨を公表しました。当行では、この業績見通しに基づき、Tier 1自己資本比率は引き続き9%前後を維持することとなり、第2四半期の業績により資本増強の必要が生じることはないと考えています。』

もっとも注目されるのは18日に予定されているシティーバンクの決算だね。でもね…ドイツ銀行に見られるように、GSが指摘するほど悪化しているかどうか…。この時期の注目点は、まぁ、第二四半期の決算が最大の注目材料だろうね。UBSは8月12日だそうだけれど、先日の発表では収支トントンか…若干、下回る見通しだと述べていたね。

時代や:どうも分からないよ。日本の株はどうなるの?

かたる:だから…僕は前から強気だよ。ここに来て不動産株が信用不安から大きく株価を下げているが日本にはたくさんのお金があるんだよ。調べてないから、なんとも言えないが…URBANだって純資産を大きく割り込むような価値しかないのかね? あまりに悲観的な市場ムードは、いずれ時間が解決すると思うよ。

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投稿者 kataru : 2008年07月07日 18:15