未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年01月09日)

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新聞と言うのは、どういう尺度が基準になるのでしょう?
日経新聞の今朝のトップはトヨタの人事でした。創業家に14年ぶりの大政奉還する報道でした。実はこの話はずっと以前に決まっていた話で、たしか…、ぼくは何処かで書いたような記憶があります。私が一番、関心あったのは、これまでに何度か報道があったとはいえ、昨日、次期米国大統領が、景気対策の為に財政出動をする正式発表の話題だったけれど、なんと、この記事は7面に報道されていました。民間企業の人事が、この記事より重いのかどうか…いかにも日本的な感覚だなぁ~。

オバマは2年間で7750億ドル程度の規模で、うち減税が3000億ドルとか。
米国のGDPは13兆8075億ドルもあるので、この財政出動の規模は、決して大きなものではないでしょう。これに比較して中国のGDPは3兆2800億ドル(24兆9530億元)なので、先頃、発表した2年で約6000億ドル(4兆元)の景気刺激策は、とてつもない金額に感じられますね。就任前の大統領が、異例の記者会見をする時代なのに、日本では天下りの渡り鳥の話しをしているのです。本当に…、この国は呆れるばかりです。報道機関の姿勢もそうだし。

話は変わるのですが、たった一軒の農家の敷地の為に、成田の滑走路が1本作れずに経済効果が大きく失われています。反国家権力闘争を仕事にしているような連中が流れ込み、事態がおかしくなったのですが…。
日比谷公園に野宿していると言われている契約社員と言うのは本当に居るのでしょうか? たしか何処の新聞だったか…。全国の商工会議所が農業をやる人を求めているとか…。
2百人程度の規模でしたが記事を見ましたね。働く気になれば、都内ではアルバイトを募集していると思うけれど…。マスコミが悪戯に事態を煽る報道を繰り返すのは、もっと別の狙いがあるのではないかと疑いを抱きます。日比谷公園で炊き出しをやっている人たちは、どんな人なのでしょう。

自分でも最近は呆れるくらいです。
報道の裏を考えるようになったのは、株屋になった為なのでしょうか? 
日経新聞が、何故、米国の財政出動を大きく採り上げないのか? 
オリックスと郵政省とのかんぽの宿の契約話しが、そんなに重要な案件なのか? とか…兎に角、色々考えるのです。

今日の市況は利食いが継続しており、それを消化している動きですね。当然でしょうね、日経平均株価の25日線との乖離が8%を越えることは珍しいのですね。私の最近の興味は投資銀行のあり方と、加工貿易立国のあり方なのですが…。人気株のシャープはどうなるのでしょうか? 民主党が主張するように契約社員体制を見直し、正社員で雇用できれば良いのですが…。このような法律が出来たら、日本に製造業が残れるかどうか…。
おそらくグロール企業は海外に工場を移転するでしょうね。既に中国に生産基地は奪われ別の形で生きる姿を模索しないとならないと思うのですが…。今日の市況ですから、この話はここまでにして、25日線との乖離は、今日は3%まで縮小し、あと数日間で調整は完了します。2003年型なら、この調整の後に買い方の参加者が、更に増えて株が上がるのですが…どうなるのでしょう。その時の主役銘柄は何が先導するのか? この辺りを週末に考えてみます。

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投稿者 kataru : 2009年01月09日 19:58