未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年03月04日)

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国策逮捕なのかどうか?
小沢氏の第一秘書が東京地検に逮捕されたとか…。背景は良く知りませんが、真っ先に頭に浮かんだのが、田中角栄のロッキード事件でした。当時、田中角栄は米国の了解を取らないで、中国と国交を樹立しました。その為にアメリカ側からの圧力により、東京地検が動いたといわれています。同じ構図が頭に浮かびましたね。表面上、オバマ新政権は日本重視を掲げ日本を最初の訪問国として、先日、クリントン国務長官が来日しました。この時に小沢氏も会談しましたが、当初、小沢氏は選挙対策を優先し会う予定はなかったのですが、米国が折れて、夜に会談が実現しましたね。そうして先日の小沢氏の発言です。この「第七艦隊だけで充分だ」と言う発言を聞いて、アメリカはカチンときた可能性があります。日本の国家権力の中枢部は米国にべったりです。三菱UFJがモルガン・スタンレーの増資に応じたのも米国からの要請があったと言われています。西松建設の情報が米国に流れており、選挙が近い今、米国批判をする人間を叩く構造が背景にあるのかな?と推測しました。

そもそも地検が行う行動は国策逮捕かどうかの論点より、全て容認されるということです。怪しい基準でも裁量権は地検側にありますからね。最高裁も同じでしょう。これから、どんな展開になるかどうか分かりませんが、新聞やテレビの論調は必ず地検側の主張を取り上げます。これはこの国の形だから…。司馬遼太郎が日本のあり方を疑問に思い、この視点から色んな思いを述べていました。最近では五木寛之が「人間の覚悟」のなかでも言っています。底流に流れる国家観の問題なのでしょうね。株をやっていると、このように色んな事を考えるわけです。その日本株は公的資金と思われる買いにより株価は維持され、日米の連動離れ現象が垣間見られるようになって来ました。私にとっては、当たり前だと思うのですが…。何故か、日本のマスコミはデフレ論がお好きなようで…。意味のない数字を目標株価に掲げています。日経新聞が良く採り上げるのがPER70倍の割高論です。

清貧思想論者じゃないかと心配していたオバマ大統領は、現在の米株価の水準は魅力的な可能性があるとの見解を示したとか…報道されていました。この株価を意識しているという内容は、非常に重要な意味を持ちますね。米連邦準備理事会(FRB)と財務省は3日、ターム物資産担保証券貸出制度(TALF)の導入を発表しました。実行は3月25日からです。アンケートによれば米国民の90%は経済の現状に不満を抱いていると言います。60%の支持率をほこるオバマ政権ですが、金融問題は喫緊の課題です。政策発表で通常は株価が上がるのですが、あまりひどい状態だと実際の数字が上昇しないと信じなくなりますね。投資心理は既に弱気に傾いています。

今の関心はイギリスの採用したRBS方式が(10%が銀行の責任、90%は政府が保証する)正しいやり方のように感じますね。その後、RBSの株価は崩れていませんね。ブラウン首相とオバマ大統領は金融規制について話し合ったと言いますが、どの程度の規制の網を掛けるのかどうか…。昨日の日経夕刊にバンカメのケネス・ルイスCEOは昨年末に200億ドルの追加増資を申請したことは、戦術上の誤りだったと発言したと報じられています。二度目の注入は「資本は充分だったが余裕を持たせたかった」と報じられていました。この発言は大きいですね。JPモルガンの黒字決算と同じ価値があります。今日、私はお客様に次のような話しをしました。ここからは…

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投稿者 kataru : 2009年03月04日 17:28