未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年04月16日)

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NY市場は高くなったようですが、地区連銀経済報告(ベージュブック)はまだら模様の動きのようです。やはり増資を実施したGSの株価の行方が一番、気になります。
昨日は121ドルです。一方、VIXと言う恐怖指数は確実に低下し御覧のようにボックスを下放れするようにも見えます。しかし欧州は弱いですね。FT100の株価はなかなか上向きません。5月危機の根拠は決算発表後の株価の動きですが、安川電機は昨日下げている為に今日は高かったですね。

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市場で一番注目されたのは中国経済の行方でGDP統計が発表されました。1―3月期は6.1%との発表です。昨年の10―12月期が6.8%で、依然、悪化していますが、同時に伝わっている温家宝首相の発言では1―2月期の工業生産は3.8%増でしたが、3月は8.3%増となり順調な回復をみせていると言います。事実、自動車の販売台数も3月は好調に推移しているようです。前年同期比で5%増の111万台と好調をキープしています。これで3ヶ月連続して米国を上回ります。全人代総会が3月だったことを考えれば、夏過ぎに実際の統計をもっと高くなるでしょう。何しろ銀行貸出額の異常値の意味を考えなくてはなりません。不動産は急騰するでしょう。

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皆さんにはこのような統計値の意味が理解できないから面白くないでしょうが、かたるの失敗を経てマクロ統計を重視し、中長期の見通しの大切さを知った次第ですね。個別銘柄が上下し高くなれば買い、安くなれば不安になって売る。このような馬鹿な行為は、裏付けの意味が分からないから、株価の動きに気持ちが惑わされるのでしょう。機関投資家も馬鹿ですから…。今日も振幅が激しいですね。強弱観が対立し株価が揺れているわけです。中国の8%成長の死守は日本のお題目とは意味が違います。真剣な政治生命が掛かっています。

更に米国の株価動向は、ドルの基軸通貨の価値が問われています。ポーランドがIMFから融資を受ける話は実は大きな意味があります。このような現実を見れば、米国の威信を賭けた戦いですね。この意味が理解されてないと、5月危機などと言うマスコミの言葉に幻惑され「懐疑の中で育つ」相場の難しさを実感するだけになります。なかなか9000円に乗せない日経平均株価。当たり前なのです。トヨタの乖離を見てください。既に新しい準備が始まっており、連休明けにもスタートすると思われる第二段上げの主役相場は、もう決まっているのでしょう。そうして中国の成長加速は、既に既存路線でしょうね。

識者の発言は本当のように聞こえますが、誰も先のことは分かりません。しかしこれだけお金を発行している中国のCPIは依然マイナスです。まぁ、所詮、消費者物価指数などは遅行指数ですからここでとやかく言う数字ではありません。今一番、注目すべき指数はお金の量ですね。お金を出せば経済が活性化するのは当たり前。確かに銀行貸し出しの増加などに頼った経済成長は長くは続きませんが起爆剤になるのです。上海総合指数の3000ポイント奪回は時間の問題です。

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今日は3月29日のビスタレポートで採り上げていた中国関連銘柄が477円時で掲載し、その後424円まで下げ、今日は662円の高値で、638円で引けました。出来高も1千万株台と大商いをしています。目先、一服するか、更にスケールアップするか? 私は利食いしています。中国関連で私が選択した銘柄も上がっていますが、リスク負担により選ぶ銘柄を変えれば良いわけですね。あれこれ、色々買うわけに行きませんから、自分の力量に応じて銘柄を選び投資すれば良いのです。

まぁ、これだけ株式が賑わえば、儲かるのが当たり前。かたるは既に二段上げの準備をしていますが、投資する株数が少ないと儲けも少ないし、少し売っただけで売りが切れますね。まぁ、何度も利用すれば良いのです。中国関連、所謂、BRICs関連株の物色は、まだまだ、これからでしょう。何故なら、多くの識者が8%成長は難しいと言っています。株は少数派だけが儲かるゲームのようなものです。高値になって買う人がいなければ上がりません。だから必ず反対意見があるのです。この反対意見が相場の若い内は、仕手化して株価に現れます。最初は仕手化で株が上がっても、後で業績は付いてくればOKなのです。

しかしこの読みは難しい。全体の経済情勢もあるし…。かたるは投資銀行の実体を知らずに馬鹿な賭けに出たから敗北し、「かたるの失敗」を経験してマクロ統計を重視するようになったのですね。日銀の当座預金推移を見れば、2006年初めに30兆円台あった当座預金残が4月から24兆、15兆とみるみる減っているのに株高を唱えていたわけです。加えてアメリカではサブプライム問題は起こり始めているのに…トホホ。あせりは禁物で撤退すべきだったのです。しかし今は5月危機と言われますが、日銀は7兆円台だった水準を10兆、12兆、13兆と増やしています。お金が増えているのに株が下がる? そんな馬鹿なことはありませんね。

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株価だけを見て売り買いをするより、自分なりに考えてみれば良いのです。マスコミが掲載している意見が正しいのかどうか? どうしてその意見が生まれたのか? その背景が重要なのですね。自分で確り勉強すれば、大きなお金を投じることが出来ます。そうして大きな成果が生まれます。他人が言っている意見など、その背景が分からなければ、大きなお金を投じる事も出来ないし儲けることもできません。何故、かたるが次のステップに上がる時には、この銘柄が上がるか? ちゃんと仮説をたてて説明しています。まぁ、仮説は、仮説で、実際の未来は誰にも分かりませんが…。週末のビスタレポートも楽しみにしていて下さいね。

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投稿者 kataru : 2009年04月16日 17:35