未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年11月19日)

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市場に信認されない政策は全てザル法案。
本日、返済猶予法案が衆議院で強行採決されたとか…。何故か、日経新聞は大切なことなのに同法案の細部を報道していません。それにも拘らず間違いだらけの観測記事を打ち上げて市場を混乱に導いています。今日は何人かのお客様に質問したら、三菱UFJ銀行が年内に公募増資をするものと思っていたようです。ご丁寧に土曜日の観測記事に続き、自分達の予測が外れたにも拘らず、用意していた原稿を紙面に掲載したようです。人が居なくなりましたね。大企業も市場の合理性を考えず私利私欲で行動し秩序を壊しています。みんなが自分勝手に動いているようです。

財務相のお膳立てに乗り、民主党は仕分け作業を公開し実施していますが、あの光景を見ているお金持ちの人は何を考えるのでしょう。以前、「ファッショ」と言う言葉を使いましたが、背筋が寒くなる思いを抱いている人も居ます。景気の主導役、機関車を担うのは時代の流れを読んで、いち早く行動してきた成功者ですね。そのお金持ちが行動を躊躇っています。だから内需は劇的に落ち込んでいますね。返済猶予法案で凍てつく金融市場に更に追い討ちを掛けた政策が実行されたので、新規の融資案件が過度に保守的に精査をされ、鋼材価格は二番底を模索しています。

株式市場も同様ですね。先日の「東京電力」の新安値は恐い現象です。今日は連日の下げで「みずほ」が年初来安値を更新しています。足元の業績は悪くありません。株価が正しいとすれば半年後に訪れる民主党政権の混乱を示唆しているのかもしれませんね。そうです。北海道の横路政権や東京都の美濃部都政の再来を暗示している可能性がありますね。早く市場に安心感を与えないと、市場は政策の催促相場に入ります。トホホ…。景気を回復させることも株価を上げることも簡単に出来ますが、既存の発想では無理ですね。財源は必要ありません。簡単なことなのに…

このネットはおよそ1万人、今では6000人ほどかな?…ぐらいしか読まれていませんが、知り合いの人が居られたら菅さんや亀井さんに伝えて下さい。例えば一例を挙げましょう。お金は唸るほどありますが、日本に安心感がありません。反対論があるのを承知で…、先ずは土地担保融資を活性化させます。

公示価格の70%まで使用目的を問わない融資を実施します。仮に返済ができない場合の土地は全て政府が公示価格の70%で引き取ります。これで都心に住むお年寄りの生活はぐんと楽になります。消費に火が付きますね。土地さえあれば融資が簡単に受けられますから資産デフレが止まり資産インフレの方向転換になります。

住宅ローンもおかしいですね。頭金が30%ならプライムレートで融資、頭金が20%ならプラス1%、頭金が10%ならプラス2%、更に頭金がなしなら…プラス3%の住宅ローンを無条件で実施し、これも全て最終的に政府が公示価格の70%で保証します。更にノンリコースローンの住宅ローンを始めれば良いですね。所得の低いサラリーマンもノンリコースなら冒険が出来ますね。家が売れますよ。

株式は所得との一体課税を実施し、分離課税も選択できれば所得の大きな人は有利になり含み利益が出来ますから、目先売買が減り株式が現物で沈みますから株価は上昇します。融資は伸びて銀行は儲かり、更なる融資を実施するからGDPは増えますね。他にも新規事業への税制優遇など…たくさんの政策が思い付きですが考えられます。株を上げるのも景気を浮上させるのも簡単です。要するに市場から評価され、みんなが行動するような政策を打ち出せば良いのです。

事業仕分けから財源不足が明らかになり、マニフェストの先送りが懸念されています。これでは何のために公開しているのか分かりません。景気を悪化させるだけの効果しか期待できませんね。情報公開は必要です。透明化されますから私は民主党の方法を支持します。しかし財務省のプライマリー・バランスに拘ると中途半端な政策になりますね。財政の悪化は仕方ありません。思い切った財源の使い方をしてインフレ心理を煽り、行動を刺激しなくてはなりませんね。その為に土地担保融資は不可欠です。個人金融資産と同規模の資金が消費に向います。都心で住むお年寄りが消費にお金を回しますね。消費は伸びますよ。

頭の悪い僕が思いつきで簡単に思い浮かぶアイディアは他にもたくさんあります。是非、国民に希望を与える政策を早期に実施して欲しいものですね。まもなく上海総合株価指数は二段上げに入ります。中国はある意味で世界のリード役の存在感になっています。故に中国の株価は重要ですね。何しろ500兆円規模の経済が10%伸びれば50兆円の需要が新たに生まれます。どの銘柄を示しているか分かりますね。株価は安い水準なのですね。あまり過度に悲観をすべきではないでしょう。まもなくトンネルを抜けます。

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投稿者 kataru : 2009年11月19日 18:03