未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2009年12月07日)

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日本株は力強い6連騰です。
個人投資家は6月の高値期日到来で痛んでいるのですが、世界景気はすこぶる好調なのでしょう。ここに来て世界景気の二番底懸念は薄れつつあります。ドバイ・ショックはある意味で強さを証明してくれました。日本のマスコミは偏見に満ちています。本家であるイギリスのHSBCなどが影響を受けると思われますが株価は下がりませんからね。新興国への資金流入が止まると懸念されましたが、逆にブラジルは新高値を更新しています。バンカメの資金作りに利用されそうなブラジルのイタウ銀行が名前に上がっており、ショック安を指摘しているのは日本ぐらいのものでしょう。

マイナス金利を受けて米国では直ぐに対応し、大統領は雇用面の対策に乗り出しています。確かに失業率の長期化傾向は見られ27週以上の失業者が10月から29万3000人増えて588万7000人に達したようです。しかし直近の雇用統計値が予想を遥かに凌ぐ1万1000人減と桁を変えてきました。雇用数字に改善の兆しが見られれば2番底懸念はどんどん薄れます。この統計値が完全に回復するのは来夏と言われています。しかし一番苦しい時期の峠を越えたようですね。だから世界の株価は高いのです。

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日本では残念ながら金融拡大にならず、サラ金業界にみられるように縮小気味です。故に二番底懸念と言われていますが、既に建設鋼材などは完全に二番底です。懸念ではありません。この背景は銀行融資が止まっている為です。広島のアーバンのような例が多くみられます。最近では穴吹工務店です。みずほ銀行が自ら融資しながら一方ではCDSを買う行為をするぐらいの厳寒体制です。金融不況の原因は金融庁のマニュアル検査によるものだと思われます。この検査姿勢を変えれば日本の落ち込みが止まります。簡単なことなのです。金曜日の「今日の市況」に不動産価格の推移を載せましたが、こんな馬鹿政策を採用しているのは日本ぐらいのものでしょう。世界の国は必死になって不動産を梃入れしているのです。

1985年からの資産インフレを日銀は見逃しバブルを引き起こし、今度は資産デフレを見逃しています。極端から極端へ。国民は堪ったものではありません。経済企画庁などの役人は何のためのデータを取っているのでしょう? 利用されないデータなら意味がありませんね。いらない人間と言う事になります。しかし日本株は6連騰。中身を見ると…自動車などのグルーバル企業が中心ですね。内需は下値を這いずり回っている程度の回復です。

昨年、私は11月25日に米国金融に対し政府の二度目の資金投入を受けて底入れ宣言をした時と同じような展開です。あの時は「三菱UFJ銀行」でなく「ガイシ」を買えばよかったのです。今回も「野村」などはあまり強くありません。むしろ「日産自動車」の方が強いですね。あっという間に新高値です。本来は銀行・証券・不動産の三点セットが活躍するべき環境ですが、政策対応が悪いのでしょうね。鳩山政権の内需拡大はどうやって成し遂げるのでしょう。内需拡大を成し遂げる為には金融拡大ですからね。本筋はこのラインにありますが…。

兎に角、マイナス方向の政策さえしなければ、日本の環境は恵まれていますから成長できます。中国に続きインドがいよいよ躍進してきます。GDPの水準が成長加速地点に来ました。銘柄は掲げませんが、これに人口が2億4千万人のインドネシアが加わると…日本は市場に恵まれていますね。この3国のGDP推移は以下の通りです。株は上がりますね。弱気になっては駄目ですね。ガンガンの強気を堅持です。

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投稿者 kataru : 2009年12月07日 17:23