今日の市況(2010年01月07日)
米国の雇用統計の結果がどっちに転んでも、株式相場には材料出尽くしでマイナスに働くという見方が多いようです。相場は休みなく上がり続けています。チャートをみると、非常に狭いレンジで終始しており過熱感はありませんが、何やら非常に作られた印象を受けますね。米国の雇用統計が何処の時点でプラスに転じるか? それから1年程度は回復期間で、更に3年ほどは痛みを修復する時間が必要なのでしょう。金融機関は多大な損害を計上しており、1年や2年で修復できるとは思えません。シティーバンクの株はようやく上げてきましたが、日本のみずほと同じで、やはり一つのバロメーターでしょう。ここで注目されるのはボーイング(BA)の株価ですね。このヒントで勘の良い方やビスタニュースの読者は、何を買えば分かりますね。


さて、本日は三井住友銀行が昨日に続き一番人気です。
じつはかたる君、2600円を割れた、あの日、2625円前後で株を買っているのです。僅かな株数ですがお客様から別の銘柄の注文を頂き、その時に三井住友の出来高とチャートの話しをしたら…買っておけと言うのです。参考になるので、このようなチャートの形を覚えておくと良いですね。基本的に株価が下値圏で商いが増えたら、多くの銘柄は買い場となり、その成功率は80%以上でしょうね。その後、急騰するケースは多くあります。ビスタニュースでインデックスを紹介していますが、あの時も出来高変化から見てレポートで紹介しているわけです。あれはタイミングがよく、その後、日経報道などにも応援され株価が跳ねています。
『下値のボックス圏での出来高変化に気をつけろ!』


皆さんはチャートをみる時に、日足を重視されるのでしょう。中には5分チャートや1分チャートをみながら、売り買いをする人もいるでしょうが…、私は最近、月足を重視すようになっています。12月は下値で大陽線を演じる銘柄が多く、その後も堅調な展開になるのでしょう。中には騰落レシオが120を超えて乖離が開いているから売り場だという人もいるでしょう。昨年の相場を連想して3月には9000円を唱える人もいます。しかし昨年一年間ほぼ株価は横這いを続け調整は十分なので、逆に押し目は買い場でもう一段の株高が見込めると考えています。3ヶ月休み12月に大陽線を引いているのです。下がるように見えませんね。まぁ、結果は神のみぞ知るのでしょう。JALをお持ちの方は売られた方が良いでしょう。要らないお世話ですが公的支援をする以上、税金を納める立場の国民として、JALの株主責任が追及されるのは仕方ないと考えています。


投稿者 kataru : 2010年01月07日 17:56