未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年01月15日)

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米国で金融機関に対する高額報酬の戒め行為というか…懲罰的な「金融危機責任手数料」を徴収すると言います。資産から預金を差し引いたレバレッジ額に対する0.15%の課金だそうです。銀行より預金を持ってない証券に不利に働く内容のようですが、GSは僅か54セント安の168.53ドルで、モルガン・スタンレーは6セント安の31.20ドルだったようです。他の銀行はJPMが44セント高で44.69ドルなどでした。
まぁ、大きな影響はないということなのでしょう。レバレッジを認めたのは監督機関のほうでおかしな話ですが、大きすぎて潰せないから分割すべきとの声も多いようです。
依然、シティーの株価は3.51ドルと低迷しており、FRBが資産を膨らませたままなので、正常とは言えませんが今年は転換点を迎えるのでしょう。

今日の市場も外人の買いが続いているようです。
マツダは下がりホンダやトヨタは終日、高かったようです。値嵩株が高く日経平均株価を押し上げていました。昨日書いた仮説通りの相場付きになってきました。次は既に決まっていますね。今日も利食いを先行させて、次の展開を読んだ対応を実施していました。
日銀がお金を出せば、恐いものはありません。最後はFRBのように不動産市場の喚起に向けてノンリコース・ローンの推進に一役、関われば簡単に景気など浮上するのです。
市場価格を見て行動する欧米と市場価格を無視した議論をする日本なのでしょう。まぁ、ゴタクは兎も角、仮説どおりの展開が続くことを望みます。

例えば「みずほ」です。
12月16日に日経新聞は自己資本比率規制の達成10年延期を報道しました。まだ決まったわけではないのですが、自己資本の充実は時間がかかっても良いとの認識報道でしたね。この報道を受けて158円のみずほ株は192円まで翌日急伸します。その後下がったのですが、本日、194円と16日の高値を抜いて更新するのです。明らかに変化の兆しが出ています。三井住友の16日は3080円で、本日は3055円まで来ていました。三菱は綺麗に抜いて高値引けでした。このように前回の高値を抜くチャートだって意味があります。

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本来あるべき回復パターンに向かい、1年遅れの金融相場のスタートとなったと思っています。年初の日経平均株価予想ですと、12000円を多くの方が今年の予想高値株価としていました。しかし日銀が本気モードなら、そんな水準じゃないですね。昨日も述べましたが、何時か調整はやってきます。しかしそれを警戒するのではなく、引っ掛かって当たり前…と、割り切って行動するのが成功の道なのでしょう。分からないものを、起こる前からあれこれと心配する気持ちは分かります。しかし悲観シナリオどおり人生を生きていても面白くありません。高値を買って引っ掛かったら、その時点で、また新たに考えれば良いのです。一番、悪いのは警戒するあまり何も出来ない時間を過すことが、余程、損失です。今日は時間がないのでこの辺で終ります。それでは又明日。


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投稿者 kataru : 2010年01月15日 16:21