未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年02月02日)

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米国株は久しぶりの反発です。
ISM製造業景況感指数に反応したとの事ですが、58.4と言う数字はかなり高い数字です。完全に製造業の動きは底入れして金融危機を克服していると考えてよさそうです。この数字の値もそうですが二つの情報ルートから、金融規制の「ボルガールール」が廃案に追い込まれるとか、大幅な見直しを余儀なくされるとか…言われているとの記事を見ました。この影響によりポジション変更の動きがあると言う話も聞きました。日本のように金融規制を強めると心配なのは米国だけでなく、世界経済の影響が心配だったのですが、杞憂に終れば良いのですが…。オバマ大統領は清貧思想論者だからどうかな?

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今日はトヨタの話もそうなのですが、野村證券は売買代金304億円の4位となり、かなりの売買がありました。実は野村證券は多くの公募銘柄を自己勘定により引き受けているのです。先日の日立は6000万株を引き受けていますし、私が注目しているマツダも4667万株を引き受けています。野村證券は公募の主幹事になり手数料の他に、自ら自己勘定で第三者割当増資に応じて株を大量に買い儲けているわけです。投資銀行業務の合わせ技でかなりの利益を上げているのですね。リーマン効果かな?

もともと世界経済が回復するこの時期、どう考えても株が下がるという予測は立て辛いですね。余程、突発的な出来事がない限り金融緩和が進んでおり、これから過熱感を抜くために出口戦略を採用する段階ですから相場環境としては素晴らしい環境です。因みにオーストラリアは予想されていた利上げを見送ったそうです。3.75%ですね。日本人らしいというか…今日は注目株のひとつの三菱電機が決算を発表しましたが、営業利益の進捗率が90%を超えていますが、通期の予想を据え置きました。第三四半期だけで386億円の営業利益で、この第三四半期の1株利益は10円73銭です。前第三四半期の283億円の赤字から230億円の黒字ですね。世界トップのパワー半導体の成長性は、かなり高く注目されます。

海外は業績相場へ移行しています。しかし国内は金融相場のイメージなのですが、なかなか明確に流れが見えてきません。大和証券などは期日の影響があるのか分かりませんが、依然、下値で低迷しています。本来、増資問題がなければ銀行・証券は活躍できる環境で赤字からの転換点なので仕手化する動きを示すのですが、なかなか綺麗な形で相場は進行しませんね。実にたくさんあるのですよ。儲かりそうな株価位置の銘柄は…。需給バランスの問題だと思われますが、日立やマツダのように、突然、改善してくるのでしょうか?

国内は悲惨ですね。小売は次々に店を畳んでいます。劇的な変革点を迎えているのでしょう。代表的なのは有楽町の西武でしょうか? 昨年は三越が池袋を閉めて…構造変化の流れに対応できずに追い込まれています。実はビスタニュースも有料情報を閉めるとか…。読者の人に、ご案内のメールを送っているようですが、メールアドレスが変わっているのか? …分かりませんが、連絡が取れないようです。

此方に案内がありますから、お読み下さい。


今晩のアメリカの動きも注目されます。JPモルガンは出来高が減り始め、株価は上がりはじめています。金融規制ショックを克服できるかな?

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投稿者 kataru : 2010年02月02日 17:28