未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年02月03日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

気になる「ボルカールール」(金融規制)の動きですが上院の公聴会で証言しましたが結果は下の通りの展開です。当たらぬ予想や推測をしても始まりませんから米国金融株の動向を見れば内容が推測できるでしょう。JPモルガン・チェースは以下のような展開を続けています。

s20100203a.gif

米国では住宅建設大手のDRホームの株価が上がったと言います。まぁ予想より業績が良かっただけなのでしょう。加えて1月の自動車販売の動向が発表されていました。前年同期比6.3%増で69万8378台と言う数字でした。3ヶ月連続で前年の実績を上回っているとの事です。注目されているのは、リコール騒ぎがあったトヨタは15.8%ダウンで、GMは14.1%増、フォードは25.0%増と伸びていました。ホンダもリコールが影響しているのか5%ダウンですが日産自動車は16.1%増と伸びていました。

s20100203b.gif

日本株は恵まれた環境にありますが、なかなか株式まで本格的な買いが入りませんね。相変わらず、黒字で配当をしているのに大きく純資産を割れている会社が多く散見されます。大和証券だってその一例ですね。三菱UFJもそうだし…。何故、恵まれているかといえば、世界で一番成長する人口の多い市場が直ぐに近くにあるのですね。これらの国は昭和30年代の日本を連想させる躍動感のある市場になっています。だから日本は経営の仕方次第で成長期になりますね。経営者の選択に高成長する会社も多く存在すると思います。

冒頭のトヨタは叩かれていますね。今度は日本製造の最新型のプリウスまでブレーキの不具合があるとか報道されています。更に米国ではリコールの他に制裁金と言うか課徴金を徴収する話しが出ているようです。基本的にこのような下げは買いたくなりますが、上げ波動と同じく初期波動が大きな動きには注意が必要です。資金力が多ければ買い下がれば良いのですが…人間の気持ちなど長続きしませんね。3年も我慢できる人は、先ず、居ません。でも株の世界では3年程度の我慢はよくある話です。何故なら、一度の景気波動の波は3年―3年ぐらいのサイクルで動きますからね。一度、失敗すると大変です。

今日は少し時間があったので気になっている資料を集めてみました。なかなか古い資料はないし大変だったのです。一枚のグラフを作るにも、かなりの労力が必要になります。残念ながら狙いの動きは分かりませんでした。日本の場合自動車の保有台数の伸び率は平均で20%程度の成長だったのです。昭和30年の一人あたりにGDPは2671ドルで31年が2968ドル、32年が3376ドル、33年が3580ドル、34年が4161ドルで中国の現在の一人あたりの推移はこの辺ですが、日本の人口はこの当時は9000万人前後です。1億人の大台に乗せるのは昭和42年の話しです。

s20100203c.gif

何故、自動車の保有台数の推移を調べたかといえば、非常に興味があるからです。最近の新聞を読んでいると、兎に角、爆発的に中国では車が売れているようで3直でフル操業が続き納車待ちの状態で仕方がないから中古自動車も馬鹿売れしているようなのです。税金の関係がどうか分かりませんが日本の中古やさんもチャンスですね。ロシアが駄目なら中国があるし、アジア諸国は高成長を続けていますね。これにインドが続くのです。日産自動車は早くもインドの工場を垂直立ち上げしたそうです。この「垂直」と言う言葉はすごい意味を持っていますね。

何れ、「マツダ」を詳しく紹介しても良いですが、自分で会社のホームページやネットで調べてみるべきでしょう。何しろかたる君は失敗して懲りていますから、あまり個別株の記事を書かなくなりました。ビスタニュースの原稿ではヒットが続いています。例えば今日も新高値を続けているツガミは素晴らしいタイミングでした。株価はこんな感じ、むかし失敗したINDEXもこんな感じです。まぁ、他にもたくさんありますが普通の上昇相場になれば、ソコソコの成果は上がるでしょうね。日本の場合、車が毎年20%程度の増加で売れ続けるのです。中国だけではないのです。インドがおそらく早ければ5年後ぐらいから加速するでしょう。意外に思われるかもしれませんがインドネシアも大きな市場ですよ。

s20100203d.gif
s20100203e.gif


人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2010年02月03日 18:22