未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2010年02月08日)

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不思議な事に株式は安いですね。
世界経済は回復途上にあり新興国需要が盛り上がり、設備投資が増えているのに、何故、弱気になる必要があるのでしょう。考えられる弱気予想で一番恐いのは過度の金融規制です。日本の場合は、足腰が立たないように清貧思想を振り撒きました。証券マンなら異常な状態をいつも感じているでしょう。国民が長引く不況で不満を抱いているから包容力を欠いた選択をします。マスコミの質も非常に悪いですね。感情を煽る報道を繰り返します。まるで自分達の見方が正しいかのように、連日、押し付けるから国民は洗脳されますね。

小沢氏のお金の流れなど、どうでも良い話で小さな問題です。それより1月22日の衆院予算委員会で質問に立った渡辺喜美(みんなの党代表)さんが、生鮮食品とエネルギーを除いた消費者物価指数が長らく「ゼロ~マイナス1%」の範囲内で推移しており、金融危機後も日銀のバランスシートがまったく膨らんでいない現状を、やり玉に挙げた報道はほとんどなされていません。

日銀が量的緩和に踏み切ればデフレを克服できるのではないか。こうした議論は民主党の一部にも浸透し始めており日銀は火消しに躍起となっていると言います。「デフレ克服に魔法のつえがある訳ではない」(白川総裁)と発言しているとか…。魔法の杖はあります。簡単ですよ。お金をジャンジャン刷って、土地や株を上げれば良いのです。基本的に日銀が不退転の決意を市場に示し、「デフレ克服宣言」をすれば、簡単に国内景気は改善しますね。こんな弱腰な発言だから、市場から見透かされ反撃に会うのです。市場を常に見つめてないから、馬鹿な発言をするようになるのですね。

マスコミは他人のスキャンダルを追うより、自分たちの姿を見つめ直すべきでしょう。いまや金融界より多い給料水準でしょう。その評価に見合う仕事をすべきでしょう。国民を正しく導かないとなりません。話はずいぶんズレましたが…。

金融規制を強化すればお金が回らなくなり、やがて国民は自信を失います。ゆとりがないところで正論を唱えるべきではないですね。正論はバブルで踊っている時に、唱えるべきです。質が悪いですね。オバマのブレーンは…。

例えば、米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ司法長官は4日、米大手銀のバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)とケネス・ルイス前最高経営責任者(CEO)、ジョセフ・プライス前最高財務責任者(CFO)を提訴したと発表したそうです。メリルリンチの買収を進める段階で、メリルが抱える巨額損失や従業員への多額の報酬支払いを認識していたにもかかわらず、株主に隠していた疑いがあるとしている。クオモ司法長官はバンカメが同行の株主のほか、同行に公的資金を提供した米政府や米国の納税者を欺いたと主張しているとか…。このことでポジション調整が発生して先週末に株が下げたと言います。

ゴールドマン・サックスこそ、何とかリーマンショック前に株価を戻しましたが、バンカメやシティーは戻りませんね。痛んでいるのです。この痛んでいる所に正論をぶつける姿は賢明とはいえません。真実は追究すべきでしょうが、やり方があるでしょう。この金融規制のほかに、考えられる懸念材料は大統領の輸出擁護発言です。同時にトヨタ問題が起こり、元の切り上げ問題も起こっています。この時期の保護主義の台頭は、市場経済を萎縮させますね。この二つほどが、今、最も懸念される弱気材料です。

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しかしこれは過剰懸念でしょう。世界経済は順調に改善しています。日銀は目立った行動を採用しているわけではありませんが、金融緩和を確実に実施しています。だから日本もそろそろ金融緩和効果が、市場に現れても不思議はありません。今日は内閣府から景気ウォチャーが発表され、落ち込みかけていた指標は2ヶ月連続の改善傾向だそうです。1万円を割り込んだ今週は買い場なのかもしれません。12月から1ヶ月間上がり、そろそろ先駆した銘柄は1ヶ月間の調整期間が経過しますから…。明日の日産自動車の動きに注目したいものです。今日は自動車部品関連が賑わっていましたね。ホンダ系のケーヒンは賑わい、自動車部品の日本電産トーソクは高値を更新しています。

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投稿者 kataru : 2010年02月08日 17:08